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2017年06月28日19:33

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詩 『同じ名前』

『同じ名前』

ぼくはしあわせなぺっとだよ
ごじゅじんさまはとてもやさしくて
うまれたばかりのぼくをひろって
ここまでそだててくれたんだ

ぼくはしあわせなぺっとだよ
たったひとつのなまえをよんでくれる
あかるいこうえんときゃっちぼーる
あそんでばかりいてもおこらないんだ

ごしゅじんさまはときどきにわで
つちにうもれたきのぼうにむかって
ぼくのなまえをつぶやくんだ
ぼくはへやにいるのにふしぎだな

ぼくはしあわせなぺっとだよ
ごしゅじんさまはとてもやさしくて
ひるすぎのさんぽとたちばなし
となりのおばさんもとてもやさしくて

あるひおばさんがいっていたんだ
いきていたらあのこもいまごろ
このことおなじくらいのおおきさに
だれのことをはなしていたんだろう

ぼくはしあわせなぺっとだよ
ごしゅじんさまはとてもやさしくて
おいしいごはんとふかふかのべっど
しあわせなまいにちをぼくにくれる

ごしゅじんさまはときどきほんを
ひらいてかなしそうなかおをして
ぼくのなまえをつぶやくんだ
ぼくはここにいるのにふしぎだな

ぼくはここにいるのにふしぎだな

ぼくはしあわせなぺっとだよ
たったひとつのなまえをよんでくれる
ぼくはしあわせなぺっとだよ
ほんとうにしあわせなぺっとだよ
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