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2017年02月22日18:13

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立派な子育て

■列車にはねられ4歳男児が死亡 岡山・JR山陽線
(朝日新聞デジタル - 02月22日 12:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4444412

子育てってそんなに計算通りに完璧にできるものなのか。

こういう事故が起こると、まるで我が子を故意に殺したかのように、母親を責めたて、罵る書き込みを見る度にそう思う。
まぁ、そんな事を平気で書き込める方は、さぞかし立派で完璧な子育てをされてきたんだろう。

僕にも現在8歳と5歳の息子が居るが、ここまで無事に育ってきたのは、子育てが完璧にできたから、だなんてこれっぽっちも思っていない。
もちろん四六時中、我が子を目を離すことなく子育て、なんて、僕たち夫婦は出来なかった。
子供が無事にすくすくと育ってくれたのは、多分に周りの方の助けと運が良かった御蔭だと思っている。

何かの拍子に、我が子がこの記事の子供のように事故に遭っていたかもしれない。
ほんの一寸、例えば、親がトイレに行った隙にでも、子供は親の考えも及ばない行動をすることだってある。
だから、ここのつぶやきの多くにあるように、僕にはこの母親を責めることなんて出来ない。

そもそも僕の家の近くにはたまたま線路が近くに無い。
それも、家から一番近くの線路にも金網がしっかりと張ってあって、立ち入れないようになっている。
だから、今回の事故の記事を見たって、同じ環境で同じように子育てをしている訳ではないから、
自分の子育てと比べて、どうこう言える立場でもない。

もっと言えば、子供に居ない人や独身の人なんて、子育ての何たるかも知らないのに、よく自分は大丈夫と言わんばかりに、この母親を批難できるなぁと思う。

子供から目を離すな。
そんな事は言われなくたって、世のお母さんは、何度もヒヤリとする経験をして知っていること。
そういうヒヤリとした経験をしたお母さんとこのお母さんと如何ほどの差があるというのだろう。
ぼくには、たまたま運が良かったかどうかの差ぐらいしかないと思う。

だから、こういう痛ましい事故があった時、我が子育てはどうだろうと安全を再確認し、自分の事として戒めにする事が大切であって、この母親を責めるようなもんじゃないと思う。

一番今回の事故の事で母親を責め、悔い、我が子に許し乞うているのはこの母親自身なのだから。
周りが改めて責めたてなくとも、本人は一番痛いほどそのことは痛感している。

もし、この母親が自分には信じられないような子育てをしてるっていうなら、自身が我が子を四六時中目を離さず、完璧に子育てをすればそれで良い話。
なのに、この叩きまくる風潮ってなんだろう。
金網だってそう。
子供に線路に立ち入っては危ないと教えるなんて当たり前の話。
それでも幼い子は、興奮状態になると我を忘れる時がある。
だから、金網はないよりは、あった方が良いに決まっている。

自分が大丈夫だからって、事故なく子育てができたからって、それをこの母親の子育てに当て嵌めて、何でも叩きゃ良いってもんじゃない。
自己責任を楯にすれば、何でも言いたい事を言えば良いってもんじゃない。
皆、そんなに立派で完璧な子育てをしてきたのか。
そんな上から目線で、この母親を叩けるほど。

そうだとしたら、そっちの思い込みの方が怖い。

こういう事故が、如何にして自身の子供たちを危険から回避し、安心して暮らせる環境にできるかって話になれば、と僕は思う。






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