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2016年08月26日20:14

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性欲の強いオトコが皆レイプをする訳ではない

高畑淳子に「息子の性癖」質問、ネットで批判噴出
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=4161531

基本的に、僕は意地悪な人間なんだと思う。

強姦罪は、時として心の殺人などと表現される。
つまりは、肉体的な傷害よりも、精神的に被害者を傷付けるもので、それは殺人に等しいくらい罪深いものであるということ。

高畑容疑者の罪は決して軽いものではない。
女性の人権を蹂躙する、卑劣で唾棄すべき行為を彼は行ったのだ。

高畑淳子さんは、彼の母親だ。
記者会見に臨む以上は、高畑容疑者の母親として、彼に代わって事件の事を真摯に説明する責任がある。

だから高畑淳子さんが、記者からの質問に対して確りと受け答えするのは当然なのだ。

これに対して、高畑淳子さんは立派だとか、可哀想だとかいう声がmixiの呟きの中でも散見されるが、それは思っていても、殊この記者会見の場に対して、口に出して言うべきことではない。

彼女は加害者側に立つ人間として、自分の責任を果たした。

それだけのこと。
それ以上でもそれ以下でもない。

これをメディアが必要以上に高畑淳子さんを悲劇のヒロインのように取り上げ、そのように編集して流すとすれば、それは被害女性に対して大変失礼だと思う。

今回の記者会見だって、もしかしたら、テレビの向こうでは、被害女性やその家族の方が見ているかも知れない。
視聴者は兎も角、記者会見を流すメディアは、そのことは忘れてはならないと思う。

ただ面白いからと、高畑さんの同情を誘うかのような質問を浴びせ掛けたり、デリカシーのない質問を投げ掛けることが、どれだけ被害女性の心情を傷付けるか。
幾ら、やったの息子の高畑裕太容疑者で、母親の高畑淳子さんに罪はないと言っても、彼女は加害者側の人間の立場で記者会見に立っているのだ。

加害者側の人間が必要以上に、そして被害女性よりも悲劇のヒロインのように扱われるのは、ひいては被害女性の心情を著しく傷付けていることになるのだ。

その点を踏まえて、この記事にある、性欲が強いだの、異常性癖がどうだのという記者の質問について、思うところを少し書きたい。

僕個人としては、この質問は内容が高畑淳子さんに対して失礼だというより、質問内容そのものが的外れでナンセンスだと思う。

つまり性欲が異常に強い人間が、女性をレイプするという考え、異常な性癖の人間が所構わず女性をレイプするという短絡的な考え、そのものが的外れだと思うのだ。

高畑裕太容疑者の性欲はどうか知らない。
でも、彼の性欲が強かろうが、そうでなかろうが、それは今回の犯行とは何の関係もない。

それよりも、彼の女性に対する考え方に問題があるのだ。

彼はきっと、こう思っているに違いない。

オンナなんてものは、最初は嫌がっていたとしても、無理に関係を結んでしまえば、途中で自分に身体を許すに違いない。
オンナなんてのは、そんな生き物だ、と。

つまりは女性に対する強烈な蔑視が彼の根底に流れているのだ。
だから、彼は実際、被害女性を強姦した後、そのまま就寝し、その場から立ち去らなかったではないか。

それは、そう。
高畑裕太容疑者の中には、最初は嫌がっていたが、実際に関係を結んだ以上、途中から女性は関係を容認したのだ、容認した以上、これは合意の上でのセックスであって、強姦ではないという自分勝手な解釈があったからだ。

それは決して高畑裕太本人だけの倫理観ではないのではないか。
彼が育ってきた環境が、彼をそんな倫理観に導いたのではないか。

僕はそう感じている。

ここまで書いて、僕は改めて、自分が意地悪な人間だと思っている。


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