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2018年09月21日03:01

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手術から一年

2017年9月20日に副鼻腔炎の手術を受け、ちょうど一年が経ちました。一年前の今頃の時間帯は、手術室から病室に戻り、酸素吸入のマスクを外して、痛みと発熱に耐えていました。
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つらかったなぁ。よく自分は耐えていたなぁ、と感心するばかりです。

あれから日記を書いていませんでしたが、入院・手術をした横浜栄共済病院には結局、今年の5月末まで通院し、ようやく症状も落ち着いてきたので、今は地元のかかりつけの神尾耳鼻科に通っています。月に一度のペースで、鼻処置とネブライザー、投薬を受けています。毎日の自宅での鼻洗浄を欠かすことなく行っており、旅行のときにも洗浄器具を持参しています。

ここで通院を止めたり、毎日の鼻洗浄を止めたりしたら…副鼻腔炎の再発がありえるから私も懸命です。もう、あんなつらい、痛い思いを二度と繰り返したくありません。
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世話になった(なっている)点鼻薬の数々です。今でも使っているのは左から3つ目の「アラミスト点鼻液」と、その右隣の一番小さな目薬みたいな「サンベタゾン眼耳鼻科用液0.1%」(リンデロンのジェネリックで強めのステロイド薬)です。リンデロン点鼻は先月の診察時にニオイがわかりにくかったので、処方されました。

内服は抗アレルギー薬の「モンテルカスト錠10mg」と抗ヒスタミン薬の「ザイザル錠5mg」を寝る前に飲むだけです。内服はだいぶ減りました。一日一回なので職場に薬を持参することもなくなり、好奇の目で見られることもなくなりました。

この一年、いろいろエピソードはありましたが、総じて言えることは、手術受けて正解でした。鼻づまりは一切起こらないですし、風邪を引くこともありませんでした。呼吸が楽で、ニオイにも敏感になりました。温泉のニオイ、料理のニオイ、花の香り、シャンプーの香り、ドブ川の臭さ…これらを感じられることのうれしさに、ときに涙が出る思いです。ほんとうに、手術を受けてよかったと心からそう思います。

もし、この日記をご覧の方で、耳鼻科医に手術を勧められている方は、時間的・金銭的な準備と痛みへの覚悟が必要ですが、手術を受けられることをお勧めします。鼻ポリープの除去程度の手術なら日帰り手術でも出来るようですが、相当な痛みのまま帰宅するのはどうかと思います。
日帰りで手術を受けたけれど、予後が悪く、再発して結局、私が受けたような全身麻酔下での手術をやった方もいるようです。つまり…2回も痛い手術をしたわけです。せっかく手術するなら徹底的に病巣を取り出す、入院しての全身麻酔下の内視鏡下鼻内副鼻腔手術を受けたほうがよいと思います。

手術実績のトップクラス病院は東京慈恵会医科大学病院ですが、こだわりがなければ、私が受けたような地方の中核病院クラスで充分かと。じっさい、私はいま、こうして快適に暮らせているわけで、何も不満はありません。複数の常勤の耳鼻科医がいて、そこそこ実績もあって、4人部屋でも差額ベッド代がかからなかったので、自分の選んだ病院は私には正解でした。

世話になった横浜栄共済病院ですが、つい先日、メインの建物がグランドオープンしたというので、9月19日(奇しくも私が一年前入院した日)、散歩ついでに4ヶ月ぶりに訪れてみました。
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なんと…エスカレーターがあるなんて。

水曜日は耳鼻科は手術日なので(私も水曜日に手術でした…)、先生や看護師に会うことはなかったのですが、広々とした待合室。
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名前ではなく、番号で診察に呼ばれるようになっていました。呼吸器科の外来診察中。

売店はセブンイレブンに変わり、ドトールコーヒーのようなカフェもあってひと息。
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こんな快適さだったら、手術を一年、遅らせるべき…では、ないな。

ウロウロしていたら、古い建物にもまだ入れる状態だったので、行ってみました。私が9ヶ月間、通っていた古びた耳鼻科外来がまだ残っていました。
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いろいろ…あったなぁ。藤田先生とのやりとりが面白かったなぁ。
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この椅子、硬かったなぁ。あの鏡でガーゼ除去後の自分の鼻を眺めていたっけ…。

いま、この日記を書いていても涙が出てきます。この病院にはほんとうに感謝しています。

5月末に横浜栄共済病院を卒業し、6月にかかりつけの神尾耳鼻科で久しぶりに診察を受けたときに神尾先生に言われました。

「いま、じっくり鼻の中を見ましたが…ほんとうにantonさん、他人の鼻のようです。すごくきれいです。去年(2017年8月)とはまるで違う。藤田先生もすごいなぁ。きれいです」

このきれいな鼻を作ったのは、手術はもちろんのこと、あの古びた耳鼻科外来での処置と、毎日の鼻洗浄。神尾先生がふと漏らした感想を聞き、私は決意を新たにしました。

この「きれいな鼻」を維持し、副鼻腔炎の再発は絶対にさせない!と。
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