mixiユーザー(id:4310558)

2018年09月21日09:37

51 view

ラクサンポ66

私の名前は川口民雄。子どものころから、周囲から浮いていた。学校の成績は低空飛行で、お情けで卒業させてもらった。小学校低学年のころからごく普通に生きられないと堪忍した。なんでみんなと同じことができないのだろうか。学校時代の運動会、学芸会、展示会、修学旅行で、周囲のクラスメートと同じ行動をとるのに、非常に神経を使った。仕事をいくつか渡り歩き、発達障害を支援するNPOで働いている。大人になって、検査を受け、検査の結果で、読み書きはかなり厳しいことがわかった。発達障害当事者は別に努力して、普通に見せようとしても、無理である。例え給与は低くとも、暮らしていければ、文句はない。この仕事は自分に向いているようだ。発達障害トラブルシューティングが仕事になった。
吉田と川口が喫茶店で、向かい合って、座っている。

川口
「吉田さん、今日はなんか、面白いもの見つけた」

吉田
「別にないな。たんたんと同じ日が流れている。やることがなくなって、疲れて、退屈になると、急に働きたくなった。でも、どんな仕事がいいか、具体的に出てこないんだ。俺、なにやったらいいのかな」

川口
「一通り、経歴を聞いたけど、こちらもすぐに、答えられないよ」

吉田
「どうしたら、いいのかな。生きているだけで、手一杯って、感じなんだ」

川口
「俺の経験からさあ。好きなことを探して、それに近いことで、仕事を探すと、見つかりやすいよ。最近、大きな駅で、弁当やお菓子を販売する会社に就職した相談者がいたよ。君が働きたい気持ちが出てきたなら、自分の好きなことを教えてくれるかな」

吉田
「好きな事ね。パソコンでゲームをやることかな。音楽、聴くのも好きだけど。そんなの、だれでもやるよ。最近、それにも飽きたんで、毎日退屈になったんだ。俺、何をしたらいいだろう」

川口
「子どものころ、どんな遊びが好きだった」

吉田
「うん・・・」


1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年09月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      

最近の日記

もっと見る