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2015年10月22日16:34

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フランケンウィニー

かなり前に録画した『フランケンウィニー』をやっと見た。
私が見たのは2012年の映画の方。ティム・バートン監督がセルフリメイク(と言うのかな?)したヴァージョンですね。3Dのモノクロ映画の方です。

もっと底意地悪い感じかと思ったけれど、そこまで底意地は悪くなかった(笑)。
キャラクターの、怖くて若干気持ち悪くて可愛い感じは、本当に上手いですね。絶妙〜。

ザックリ粗筋。
科学大好きのヲタ少年ヴィクター。科学少年ヴィクターは、科学の授業で、雷による蘇生方法を知る。
学校では、科学展が行われるという。子供たちは、皆、科学展の出し物を考えている。

父親はヴィクターのヲタっぷりを少し心配しているようだが、母親は、彼を優しく見守っている。そんなヴィクターの唯一の親友は、愛犬のスパーキーだ。愛犬とヴィクターは、いつも一緒にいた。ある日、犬しか友達のいないヴィクターを心配した父は、彼に野球を勧める。野球をするヴィクター。その場所には、愛犬スパーキーも連れて行った。しかし、つないでいたリードが取れ、スパーキーは、打たれたボール目がけてまっしぐら。道路に飛び出し車に轢かれ、事故死してしまう。悲しみにくれるヴィクター。しかし、彼は、科学の授業の蘇生実験を思い出す。ヴィクターは、スパーキーにその実験を施すと、見事、犬はフランケンシュタインの怪物よろしく“フラン犬”として蘇った。
ヴィクターは、犬を自室に隠すが、スパーキーは、自分が死んだコトに気付かず、部屋から出てしまう。そして、それを同級生のエドガーに見つかる。
エドガーは、ヴィクターに、スパーキーが生き返った秘密を教えるように言う。教えなければ、スパーキーを蘇生したことをバラすと脅す。仕方なくヴィクターは、蘇生実験を教え、死んだ金魚を使い蘇生実験を行う。金魚は体は透明になるも、見事生き返る。
調子に乗ったエドガーは、金魚のコトは秘密にするとヴィクターに嘘をつき、「コレが俺の科学展への出品作だ。」と友達たちに自慢する。
同級生たちは、その金魚の秘密を知りたがる。つい教えてしまうエドガー。
同級生たちは、皆、蘇生実験をやりだしたから、さぁ、大変。死んだ亀は巨大化して復活。死んだ蝙蝠は、猫と合体し蝙蝠猫になり復活。シーモンキーは、巨大化し、エイリアンのような出で立ちで復活。ドブネズミも、巨大化し、凶暴になり復活・・・・。
しかも、その蘇生した動物たちは町に出て大暴れ。時は、オランダ祭。ヴィクターの隣人の少女エルザが、この事態に巻き込まれる。これを助けに行く、ヴィクターとフラン犬スパーキー。

スパーキーとヴィクターは無事エルザを助けるコトが出来るか?巨大化動物たちは退治できるのか?

というお話だった。

ヴィクターの名前って、ちゃんとヴィクター・フランケンシュタインって言うんですね(笑)。本家フランケンシュタインと全く同じだ(笑)。
同級生の男の子(コロッカスを復活させようとしてた奴)で、小藪和豊氏にそっくりの奴が出て来て、実写の際は、是非小藪氏で・・・と思った。

怖くて可愛い話だったな。でも、フラン犬スパーキーが尻尾を振り過ぎて尻尾取れるとか、水を飲んだら、つぎはぎだらけだから水が体中から出て来るとか、巨大化シーモンキーが爆発して、その死体がベチョッと飛び散るとか、この辺りはやけにリアルで気持ち悪くて良い感じ(笑)。

あの巨大化シーモンキー、エイリアンみたいだったなぁ。あのデザイン凄い。ボブが「写真じゃニコニコ笑ってるだろ?巨大化したら、凶暴なんだ。シーモンキー。」と言っていたのが、可笑しかった。
そして、亀のシェリーを復活させたら巨大化し、それが、街を徘徊するシーンは、殆どガメラだった。てか、コレ、わざとガメラにしただろう?(笑)火を噴かないガメラである。ティムさん、日本の特撮映画好きなのかなぁ。
復活させた生き物が大暴れで、皆ヴィクターのところへ助けを求めに来て、ボブが「僕の方がヤバイ!」って言うシーンが好きだった。ガメラ来ちゃうんだもんな、そらヤバイは(^_^;)。

ヴィクターの母親が、凄く良い母親だな・・と思った。父ちゃんも良い人か。ただ怒るんじゃなくて、きちんと理解させようとする。本来は、命を実験で作ってるから、いけないコトなんでしょうけどね。あと、個人的にマッドな科学の先生が好きだったな。「科学自体は、善でも悪でもない。」ってヴィクターに話すところとか、凄く良いシーンだと思った。

あと。コロッカスは何の生き物なの?包帯がグルグル巻きで良く分からなかったのだが、何?モグラ?芋虫?猫?何なの?小藪似の少年が黒魔術宜しく派手に復活させていたが。あのコロッカスだけ、街を破壊しなかったね。

フシギちゃんのペットの猫が、実験で猫と蝙蝠と混ざって蝙蝠猫になるのも可笑しかった。あのフシギちゃんの猫も、不思議猫っぽかったが。
最後に、スパーキーは死んじゃうのだが、エンジンの電気で生き返る。ハッピーエンドなのも良かったな。あの犬は、ずっと生きてるんだろうか?何か充電すればずっと生きてるっぽい感じだったケド。

そんな映画でした。
久々にティム・バートンの映画を見たよ。


フランケンウィニー予告編。
コロカッスが出て来る。本当に何の生き物なの?そして、この少年、やっぱり、小藪さんに似てる、。
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