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2015年09月07日18:28

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チンコトークなレッツラゴン

男子はだまってなさいよ!の“レッツラゴン”の感想を書こうとしたんですが。半分くらいチンコの話になりました(^_^;)。

WOWOWで、男子はだまってなさいよ!の舞台版『レッツラゴン』を放送してくれたので見ました。舞台を見に行ったマイミクさん曰く「かなりごっそりカットされた部分もあった。」ようなのですが、それは、もう、仕方ない。てか、「これ、良く放送したな!」って言う部分も多々あったし。WOWOWさん頑張った!って思ったし。

“レッツラゴン”は、赤塚不二夫氏の漫画です。でも、この舞台は、漫画をそのまま舞台にしたワケではなく(てか、おそらくそんなコト出来ん)、テイストを組み込んで、 舞台漫画を見てるような心持になる感じでした。私、以前、やはり男だまで舞台化したバカボンは、あまり好きではなかったけれど、こちらは結構好きだった。

細川徹氏演出なのですが。見ていて、細川氏は、やはり私には、時々嫌悪を感じさせる演出をするな・・・と思いました。下ネタ部分は全然大丈夫なんですけれどね。ゴンのベラマッチャへの態度や父ちゃんの改造とか、こう、ザワっとさせるモノがある。細川氏は、長年シティボーイズライブの演出(作も)やっており、今丁度、先日行われていたシティボーイズライブ一挙放送(これもWOWOWだ)で、細川氏演出のシティーボーイズライブ『NOTA』まで見たところで、レッツラゴンを見る・・という流れだったので、舞台の作り方を比べるコトも出来たのですが。やはりシティーボーイズの方が、本来の細川氏の味は、押さえ気味なのだな・・と思いました。自分の演劇ユニットである『男子はだまってなさいよ!』の方が、細川氏のテイストが色濃く出る。それは、三木聡も同じだよね。三木氏もシティーボーイズライブより、ユニット『ヘビナ』(中村有志氏、ビシバシステムによるユニット。コントとも演劇ともつかぬ作風で、三木氏は、これを、“演術”と呼んでいた。)の方が、三木色は色濃く出ていたもの。自由にやっている感じ。細川氏も同じなのだと思う。“男子はだまってなさいよ!”の方が、自由度高く表現出来るんだろうね。

まず、スゲエと思ったのは。舞台上で、俳優中村まこと氏が、ガチでチンコを出すコト。まるで、失敗して出しちゃった・・という演技をナチュラルにするので、一瞬ハプニングのように見えるけれど、この演出があるから、あとの、ゆっくりズボンを脱ぐ・・が、より面白く感じるんだろうな・・と思った。

しかし、それにしてもチンコである。しかも、生でガチのチンコである。前張りもなく、大人計画の舞台だったら、偽物チンコを使うであろう部分でガチのチンコなのである。ガチンコなのである。
しかも、この舞台には、ラバーガールや、シソンヌといった若手芸人や、バッファロー吾郎のA先生といった芸人が結構いる中、チンコを出したのがベテラン俳優中村まこと(52歳)なのである。スゲエと思った。

まさか、中村氏自ら「チンコ出したいです。」と言ったワケではなかろうから、細川氏が、そう中村氏に演出をかけたと思うんだが、今日日、舞台上でチンコを出すのは、かなりの覚悟と度胸がいるはずである。20年前ならいざ知らず、ネット社会の現代は、何かあれば、すぐネットで拡散しますからね。そんな時代にガチでチンコを出すんである。ベテラン俳優が。
細川氏「チンコ出してください。」って、中村まこと氏に言ったんだろうな・・・。ベテラン俳優に「チンコ出して下さい。」って言う演出家。
もう、何か、それを想像するだけで、泣けてくるし、恰好良い。

いや、本当に、凄いコトよ?荒川良々氏がチンコ出すんなら、まだ「まぁ、劇団大人計画の人だし。」ですんじゃいそうだけどさ。ベテラン俳優のチンコ出しだよ?とりあえず、中村まこと氏は、チンコ出しOKの役者なんだ・・・と思いました。

中村まこと氏は、ゴンの父ちゃん役なのですが、きっとあの時、中村氏は、ゴンの父ちゃんになりきっていたのだろうな。「うん。ゴンの父ちゃんなら、ここでチンコ出すは。」って思いつつ演技したんだろう。

そして、これをあっさり放送するWOWOW(笑)。勿論、チンコ部分は後処理で“レッツラゴン”という文字で隠していたが。(そら、放送出来るか!)

もう、これをやっただけで、この舞台をやった意義があると思いました。ビバ!チンコ!!

その他の感想・・・・って、私の感想チンコがメインなのかよ!!

スチャダラパーのOPが格好良すぎる!もう、OP映像だけ、25回くらいリピートして見た。出演者たちが、赤塚チックな絵になって、画面を縦横無尽に走り回る。しかも、皆、そのイラストには、元の演者の面影がある。赤塚チックの絵・・と書いたが、シソンヌじろう氏だけ、水木しげる調。スゲエ笑った。そして納得した。うん。そうだよね。じろう氏イラスト化したら、水木しげるの漫画の登場人物になるは。
あまりにリピートし過ぎて、歌覚えた(笑)。

3Pしたい長谷川の、長谷川氏の台詞「このままじゃ、熊と猫と俺で3P始まっちゃうぞ。」で死ぬほど笑った。何だ、あの状況。てか、何で、熊(ベラマッチャ)と猫(名前忘れちゃった・・・)でホテル行っちゃったんだろう、長谷川君。しかも、最初は、何とか3Pしようとしたのに、最後の方は、ただ誰かとセックスしたい人になっていた。
長谷川君は、あの後、ゴンの父ちゃんと、ただセックスして帰ったんだろうか?

ミュージカル“弱虫マッドマックス”に至っては、「私、何見せられてるんだろう?」と思った(誉めてる)。“マッドマックス”のミュージカルなのだが・・って、この時点で、何だそりゃ?なのだが、話のベースが何故か“弱虫ペダル”なんだ。最初は普通〜に笑っていたのだが、中盤辺りから、「これ、何だろう?」と思い出し、最終的に、「私、何見せられてるんだろう?」と思った。通常に生活してたら、まず感じない感情を感じた。
ウォーボーイくんが、幸せになれると良いな・・と思った。「ヒャッハー!」以外の会話が出来ると良いね。

家と父ちゃんの恋愛。家だったかは忘れたが、この無機物と父ちゃんが恋に落ちる話は、レッツラゴン自体に似たような話があったと思った。
あと、AD霊も、ADではなかった記憶があるが、世話好きの幽霊みたいなネタがあったんじゃないかな・・レッツラゴンに。
AD霊、カットなしも見てみたかった。A先生のADの幽霊が可愛い。

細川徹は、村上春樹に何か恨みでもあるんだろうか?(笑) ベラマッチャが、「ヴァギナ5回、ペニス10回、おまんこ1回」など、村上氏が小説で書いた様々な性器描写の数をカウントしていった後の、村上先生の「性器だけ、カウントしたんだ・・・。他にも、沢山字が書いてあったと思うけどね。」って言う台詞が笑えて少し切なかった。でも、ベラマッチャには、少なくとも、性器描写の数々は、印象づけられたってコトだよ、村上先生。
そして、村上先生、モンドセレクション銀賞おめでとう!

細川氏の演出なので、ふっと、シティボーイズが過る。もし、これをシティボーイズMIXで演じるとしたら、父ちゃんは、斉木氏だろうか?ゴンは、ツッコミだから、大竹氏かなぁ。ベラマッチャは中村有志氏で、猫がきたろう氏だろうか?
そうすると、斉木氏がチンコを出さねばならないが、斉木氏なら出してくれそうな気もする。

“レッツラゴン”の原作を読み返してみたくなった。私の持ち物ではないが、兄が持っているのです。おそらく、今私がいる場所の、後ろのダンボールに入ってるはず・・・。

おそらく、舞台観てないで、この日記を読んだ人には、何が何やら分からず、この人は、何故こんなにチンコに固執するんだろう?と思ったコトだろう。
それで良い。この舞台の半分は、中村まこと氏のチンコで出来ていたと思うから。
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