一昨日の報ステのインタビュー。
本当にその通りだなぁと思って聞き入りました。
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トラベルミステリー作家、西村京太郎さん、86歳。
彼は昭和20年、14歳で東京陸軍幼年学校(エリート将校養成学校)に入学。
8月2日の空襲で校舎が焼ける。天皇から賜ったサーベルを取りに戻った同級生の及川君は命を落とした。
「それはすごく立派だ」と校長は言っていた。「それに比べて学校の外に逃げたやつは何だ」と言われてずいぶん叱られた。
他の友人の名前は忘れたけど亡くなった彼の名前だけは絶対に忘れない。
あれから72年。いま西村さんが思うこと。「日本人は戦争に向いていない」
著書から
《他の国は、その年代にあった現代戦を戦っていたのに、日本は、他の次元の戦いをしていたということである。
際限のない精神主義、根性主義である。これは信仰に近かった。
特攻と玉砕に酔う人たちである。日本人は戦争に向いていない。》
「現代戦争って生き延びなくてはいけないんですよ。生き延びがたくさんある方が勝ちですよね。
それが日本人は特攻で死んじゃうじゃないですか。死ぬために戦争やってるみたいなもんだから、逆なんですよね。
どうしても死ぬってこと考えちゃうと戦争に向いてませんよね。死ねばいいんじゃないかって気持ちになっちゃうから。」
戦時中は�狎犬�て虜囚の辱めを受けず�瓩箸い辰神鐃愀韻�強制されました。日本人の死に対する認識は現在も変わっていないと西村さんは指摘します。
「『死んでなんとか勝つぞ』とかなんとなくおさまりがいいんですよね。日本人ってそういうとこあるんじゃないかな。
だから『死んだ気でやるぞ』と言われると、それに反対できなくなっちゃうから。本当は反対しなくちゃいけないんですけどね。
戦争はしないほうがいい。戦争するとやっぱり日本人って行っちゃうんですよ、そっちへね。
『みんなが死んでるのに俺だけ生きてるわけにはいかない』とか言ってね」
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西村さんの話を聞いて感じたのは、実際にその時代を生きて、西洋人にはないであろう日本人の特殊性を目の当たりにした人の言葉は深いし重いということです。
今は時代が違うとか、戦争の形が変わったから昔のようなことはないとか言う人たちもいますが、日本人の精神が変わっていないのなら同じことは繰り返すでしょうね。
戦争とは関係ないけど私が連想したのは電通の鬼十則の5番目です。
「取組んだら放すな！殺されても放すな！目的を完遂するまでは…」
やはり日本人って死ぬまでやらせることを良しとしたり、そこに何故か美を感じてしまう人もいるんですよねぇ…。
■日航機事故 「零戦パイロット」だった村長が、誰よりも願った「空の安全」 慰霊に身を捧げる
(ウィズニュース - 08月12日 07:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=4713834
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