「言いたいことは言う。
今、声を上げないのは罪深いことだと思うから」
31日の道新「安保法制 私は言いたい」
講談師 神田山陽さん
江戸時代の講談は庶民の味方だった。お家騒動の裏話や赤穂浪士の討ち入りの話で庶民の溜飲を下げ、人気を博した。
世の中の動きを分かりやすく伝えるという意味で一種のジャーナリズムでもあった。
それが戦時中は「爆弾三勇士」や「楠木正成」など、国民の戦意高揚のための講談に手を染めた。
軍部からカネをもらい、権力にこびへつらったのだ。
当時の講談師にたぶん反省はなかった。その代償として戦後、講談人気は地に落ちた。
私は、権力に都合良く使われ、時代の空気に合わせた話をするような芸人には絶対なりたくない。
講演会などで安全保障関連法案に明確に反対している。
「政府に批判的なことを言うと、NHKの番組から降ろされないか」とよく聞かれるが、そんなことは怖くない。
言いたいことは言う。
今、声を上げないのは罪深いことだと思うから。
東京電力福島第1原発事故の前から原発に反対で、できることから意思表示したいとパソコンも携帯電話も使わないようにしている。
一人一人の声は小さくても、戦争や原発に反対するには、そうした積み重ねが大事だと思う。
■デモ「たったあれだけ」? 安保法案、政治家発言相次ぐ
(朝日新聞デジタル - 09月04日 23:35)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3600679
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