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2015年02月05日18:44

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住吉大社とパワースポット

今日は大阪が誇る大神社、住吉大社に行ってきました。
住吉大社はもう説明する必要がないくらい有名な所ですけど、ここは有名な厄祓い神社、そして大阪一のパワースポットなんだそうな。
最近、パワースポットって言葉をよく聞くけど、個人的にも「いつ建てられたかわからん」くらい古い神社仏閣、ほこらって、そこに建てられた何らかの理由があるはず・・・と思ってはいました。だから住吉大社くらいの古い神社になると、そこに見えない何かがあるに違いない。
住吉大社には何回か行ったことはあるけれど、今回は「パワースポット」をキーワードに神様のパワーをもらうことを目的にしました。

住吉大社は、そもそも海と関係がある神社で、江戸時代まで神社の前には海が広がってたそうです。なので、漁業や船関係など海や水に関係がある人々の信仰を集めていました。
そして、海とくれば潮。潮(塩)はお馴染みの通り邪気を払う力があるので、厄払いもできるという意味で厄祓いの神社としても有名になりました。

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住吉大社の入り口です。裏側から撮ったんですけど、毎年の初詣で新年の終電が「朝8時」になる南海住吉大社駅って、すぐそこやったのねん。前を通るチンチン電車のイメージが強すぎて、南海の駅をずっとスルーしてましたわ。


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住吉大社の有名な「太鼓橋」です。一般的に「太鼓橋」と呼ばれていますが、正式名は「反橋」と言うそーです。
今やってるNHKの朝ドラ「マッサン」でも使われたこの橋、元々は豊臣秀吉の側室、淀君が寄進したもので、橋は付け替えられているものの、土台は400年前のものだそうです。
ここ、昔は神様の通り道として人間は通れなかったのですが、今は問題なし。むしろここを通るだけで神様の力をもらって厄祓いになる、とのことで通ることをおすすめしてるそうです。


そして中に入ります。
中に入ると、外の空気と流れが一変します。風がすごく心地よいというか、もう海の近くでもないのに潮風を浴びてるようで、自分の身体が塩水で洗われていくような不思議な感覚です。霊感ゼロの俺でもわかるくらいなんで本物でしょう(笑
本宮は金ピカというわけでもないのに荘厳な雰囲気に包まれ、ここが歴史と伝統がある神社であることを物語らせます。式年遷宮といえば伊勢神宮が有名ですけど、ここ住吉大社も20年に一回の式年遷宮があり、建物は常に新しいのですが、それでも常に威厳を持ってるのがさすが住吉大社、恐れいりました。
というところで、台湾人らしきツアー客が団体でやってきていました。
中国語でひと通り住吉大社の説明を受け後で自由行動+参拝になったのですが、みんなやはりお賽銭の投げ方や参拝の仕方が、どこかおかしいというかぎこちないというか。
日本人の参拝客を横目に見ながら何とかマネしようとしてるけど、どうも上手くいかないっぽい。
中には中華式お祈りをしてる人もいたけど、神道ってそれでもいいんです。日本の神様は硬いこと言わないので、キリスト教式に十字を切っても、チベット仏教式五体投地でも別にモウマンタイ、周りの参拝客に迷惑がかからない程度ならどんな宗教でもOKだと、昔那智大社(やったっけな?)の宮司さんが言っておりました。

そして、俺もお賽銭を投げて神様のパワーをもらったところで、あるところに向かいました。
第一本宮のすぐ南に、「五所御前」という場所があります。そこは住吉の大神がご降臨されたとされるところなんですが、時代を経て仏教と合体し、「五大力尊」となりました。
「五大力」とは仏教の5人の明王のことで、
不動明王(中心)
大威徳明王(西)
軍荼利明王(南)
降三世明王(東)
金剛夜叉明王(北)
のことです。それぞれ「体力」「智力」「財力」「福力」「寿(命)力」を司っており、5つの力が授かるとされています。「純神道」と思われてた住吉大社も、ここでさりげなく「神仏習合」をしております。

で、「五所御前」には玉砂利が撒かれているのですが、その中に「五」「大」「力」と書かれた砂利があり、この3つを揃えてお守りにすると心願成就する、と言われています。
これはけっこう有名なので、今日もかなりの数の人が必死に砂利をかき分けて「五大力」と書かれた石を、みんなワーワー言いながら探しておりました。
もちろん、ご多分に漏れず俺も必死で探しました(笑
最初は砂利がネットの事前調査の写真より小さいのと、最初の2〜3分は一つも見つからず、ちゃんと見つけられるんかな?と不安になったものの、その不安を神様が察してくれたのか、終わってみれば5分くらいですべて揃いました。

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こういう風に「五」「大」「力」と書かれているのですが、実際の砂利は画像より小さくて最初は戸惑うかもしれません。
で、せっかくなんで自分の分だけじゃなく、親の分も取ってやろうと探してみたのですが、これはさすがに10分以上かかりました。


次に向かった所は、「おもかるいし」という所。
住吉大社の境内を離れ、少し歩いたところにあります。

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これが「おもかるいし」です。確か京都の伏見稲荷にもあったような!?
これは何かというと、石の前で二拝二拍手一拝した後に石のどれかを持ち上げ、重さを確認します。それから石に触れながら願い事を念じた後、再び石を持ち上げます。
持ち上げた後の石の重さが、願い事を念じる前より軽かったら「願い事叶いまっせ」ということで、重いと「まだまだ努力が足りまへん。努力した後もっかい来てや」ということです。
俺もやってみました。願い事は何かって?それは秘密です(笑
そして石に願い事を染み付けるようなイメージで念じて、もう一度持ち上げてみると・・・
あら不思議!1回目より明らかに軽い!!
ということは、「願い事叶いまっせ」なんやろうね〜。とりあえず上機嫌な、単細胞な俺。


いつもなら、こういう所は駆け足で回ってはいさいなら〜、って感じですけど、今回はあくまで「パワースポットに行って力をもらう」「住吉の神様に、溜まりに溜まった自分の汚れを祓ってもらう」という目的だったので、境内をゆっくり周り、できるだけ長い時間いるようにしました。
特に俺が「エネルギー」を感じたところは、

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ただの石舞台なのですが、豊臣秀頼が寄進した「日本三大石舞台」で、これでも重要文化財です。
上に書いた「五所御前」や「おもかるいし」は、住吉大社が公式に「パワースポットで〜す」と書いてるのでそうなんでしょうが、俺はここにいちばん「パワー」を感じました。「パワー」っても、力がみなぎるということではなく、単に「留まってすごく気持ちが良い」んですね。結局、そばにある池で泳ぐ鴨を見ながら、30分くらいいた気がします。いらちな俺が30分も何もせずにいたってことは、相当「心地よかった」んでしょうね。

そして住吉大社を離れた後、不思議なことが起こりました。
とにかく眠い・・・そして頭と目がしきりに痛いんです。寝てもないのに寝ぼけたような感覚、温泉に入りすぎると体がだるくなる感覚、って表現した方が近い気がしますが、別に何もしてないのにこの疲労感と「寝ぼけ感」は何やろか?
とネットで調べてみると、パワースポットを回ってるとそういうことがあるらしく、今までの汚れが取れ良い気が入ってくると、汚れに慣れた体がそれについていかず、体調がおかしくなることがよくあるそうです。特に伊勢神宮と出雲大社は顕著に出るようで、汚れが溜まっていればいるほどその症状が大きいそうです。腹が痛くなったり、熱が出る人もいるそうな。ウソかマコトか、伊勢神宮と出雲大社はすさまじいパワースポットのせいか病気の人が行くと数日後に死んでしまった、ということもあったそうです。パワースポットも、重い病気の人や自殺したいくらい精神的に参ってる人が行くのは、かえって逆効果なんだとか。信じるか信じないかはあなた次第・・・(笑
漢方でも薬を飲んで一時的に症状が悪くなる「好転反応」があるんで、気にもそういうのがあるんでしょうね。
住吉大社も伊勢神宮や出雲大社並の格式なんで、それだけパワーが出ていて「湯あたり」ならぬ「気当たり」を起こしてしまったのかもしれません。この謎の眠気とだるさが本物なら、住吉大社のパワースポットはガチなんでしょう。そして、俺の「気」がそれだけ汚れていたってことで。
結局、電車の中で爆睡、家に帰って「30分くらい寝るか・・・」と思ったら3時間も寝てしまったハメになったのですが、これで長年の汚れが取れて、「新しいあたし、デビュー♪」ってことになればいいなと思います。
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