クレモンティーヌのジブリソングはとってもオシャレ
そんなBGMを流しながら、先日開催した羊皮紙の体験ワークショップ報告です。
主催展示会でなかば常連になっている、羊皮紙工房さんを迎えて小さなワークショップを川崎で行いました。
前の日まで雨だったので多少心配ではありましたが、天気が回復してよかったです。
会場は、個人のお宅の一角を改装した、とっても温かみのあるレンタルスペース。
・・・入口ががっつり個人宅の玄関だったので多少ビビリましたが。
ここ、バーベキューもできるみたいなんで、今度利用したいものです。
参加者は今回6名様。
学生の方もいれば、某大学で美術史を教えている方もいたりでけっこう専門的な方が集まった模様です。展示会に参加してから知って今回来た方もいました。嬉しいですね。
内容は約2時間。
最初に羊皮紙の基礎知識なるものを説明しつつ、実際の羊皮紙をじっくりと見学。
もちろんおさわり自由。この点が羊皮紙工房さんならではでしょうか。普段はガラスケースはいってみるだけですしね。
古代エジプト時代のパピルスあったり、ファンタジー好きにはたまらん分厚い本があったり。知らない間に新作大幅追加でした(笑)。
これはパピルス。
書きかけの羊皮紙ですって。中途半端にとても見えん。
公文書系のものもごっそりと。
1600年代の本。中は羊皮紙ではなくて当時の印刷(きっと初版系)。
お子様のイスと比較してください、的なドヤ顔要素満載(笑)。
30分ほど見る時間がありましたが、みなさん食い入るように見ながら質問の嵐でした。
一通りほとぼりをさましところで、羊皮紙作りに入ります。
北海道からそぎたてホヤホヤ?の皮を伸ばしていきます。ゴムみたいに伸びるんですよ。
不思議。
こんな感じ。
次は羽ペン作り。
ガチョウの羽の先を切り取って、ペン先を作ります。
羽がびっちりついていた方がみたくれよさげですが、中世の時代は逆に羽を全部むしりとっていたそうです。
理由:「羽があると書きにくい。」
納得。
私もちょっとだけ参加して試し書き。
虫こぶインク作りも行いました。調合するだけですが、自分のインクって、いい響きに聞こえません?
あとこのインク、書いた直後は薄いんですが、時間がたつとどんどん黒くなっていきます。酸化の影響なんですって。
といった感じであっという間に2時間の講座が終了。
大変満足した時間でよかったです。
今回見送られた方も多数いましたので、また季節を選んで2回目やりたいですね。せっかくですし。
最後までみまくっていた参加者様ご一行様でした
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