レビューページがまだないので、とりあえず日記に書きます。
最近映画のレビューページが全然できないのはなぜかな?
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★4
原作漫画の雰囲気をそのまま映像化。
高校2年の菜穂に10年後の自分から手紙が届く。
そこには翔という転校生がやってくること、彼に恋すること、翔が17歳で死んでしまうことが書かれていた。悩んでいた彼を自分たちは救えたかもしれない。この後悔を繰り返さないでほしいと。
友情、愛情、後悔、もどかしい想い、それら全てが山岳都市松本を舞台に展開されます。
漫画ではさっと読んでしまうところも、映画では俳優たちがじっくり演じてくれるので、より感情移入できますね。
反面、ちょっと長く感じてしまう場面もありました。2時間19分の上映時間ですが、2時間くらいにした方がテンポが良かったかもしれません。
松本市在住者としては見知った場所が数多く出てきてより楽しめました。(^^♪
そのため評価は身贔屓が入って星4つです。
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レビューは以上。以下は普通の日記。
封切り日の一番最初8時30分からの上映を観て来ました。
初日とはいえ初回から満員でした。原作が人気であり、今が旬な若手俳優が出演する上に、ご当地映画であることが拍車をかけているのでしょうね。
15時30分からの上映後には主演の土屋太鳳さん山崎賢人さんほか主要登場人物役の方々や監督も来場して舞台挨拶がありました。さすが撮影地特権!
こちらは抽選だったようで応募したけどダメでした。(泣)
菜穂は控えめで、一途で、優しい女の子ですが、実際にいたら結構めんどくさいでしょうね。(笑)
似た者同士の翔と付き合うより、お調子者ながら大きな愛情で包み込んでくれる須和の方がお似合いですよ。みんなの奮闘により翔が死なないパラレルワールドができましたが、その世界でも菜穂は最後は須和を選んでほしいなぁ、と私は思っています。
だって須和、すごくいい奴なんだもの。報われなきゃ可哀想です。
公式HP
http://www.orange-movie.com/
映画を観て分かったことが一つあります。
私は松本が好きなんだなぁ、と。
原作漫画を描いた高野苺さんも松本市在住とのことで同じなのかもしれません。漫画のあちこちの登場する松本の風景にも愛情が感じられます。
映画も同じ感覚で撮影されていて嬉しくなりました。
松本市は映画のロケに協力的な街なので、これまでも『神様のカルテ』や『岳−ガク−』などの舞台になりましたが、これほど市内各地が実名で登場する映画は初めてかもしれません。
と、いうことで、映画を観た興奮冷めやらぬままにロケ地探訪をしてきました。
むふふ、これぞ地元の特権ですね。(笑)
まずはコミック1巻と2巻の表紙絵になっている、あがたの森公園のベンチから。表紙絵はまさにここです。
映画のポスターになっているベンチはあがたの森公園の芝地に撮影用に特設されたもの、という感じなのでここではありません。
菜穂や翔たちが登下校する時に通っているのは、あがたの森公園の入り口部分の並木道。
翔が「ここ、木すごいね」と言ったようにヒマラヤ杉の巨木に圧倒される場所です。実際に周辺には高校が多いので、朝夕は学生が遊学する風景が見られます。
同じ並木道で最初の写真のベンチがある辺りです。
菜穂が翔にお弁当を渡した橋もあがたの森公園内の池にかかっています。後ろの東屋は二人が話していた場所。
映画では待ち合わせや、菜穂が佇んで10年の時を感じさせる場面にも登場した幸橋(さいわいはし)。
繩手通りに沿って流れる女鳥羽川(めとばがわ)にあります。
コミック3巻の表紙絵はこのアングル。
橋の上で記念撮影する人たちが何組もいました。間違いなく『orange -オレンジ-』の影響ですね。ほとんどの人がふるさとのたい焼きを食べていました。
繩手通りも登場します。個性的な店が軒を並べる観光名所でもあります。
右手に見えるたい焼き屋さんがふるさとで、菜穂と翔も食べていました。
一本づつ手焼きするたい焼きは表面がカリカリで、おこげも香ばしく美味しいですよ。松本では一番だと私は思います。元から評判のお店でしたが、増々人気になるでしょうね。
菜穂たちが「翔がもう10日も学校に来ない」と言いながら登校していた松本城のお堀道。
映画では散ってしまった桜がお堀の水面に浮いていて印象的でした。
実際は門が閉まっていて通り抜けはできません。
桜の季節は良い撮影スポットになります。これは以前撮影した一枚。
映画の冒頭で菜穂が満開の桜に見とれる場面はここ、城山公園。
城と言っても松本城とは離れていて、松本駅から北側に少し行った山の上にあります。以前は山城があったのでしょうね。
ここは満開時の写真がないので来年は撮りに行かねば。
10年後の菜穂と須和が自分宛の手紙を埋めた場所も城山公園で、遠くに見える街の風景から場所はこの辺り。
実際は武骨な丸太ベンチが映画ではもっとオシャレな物になっていました。
ラストで翔が事故を起こしそうになる場所は、城山公園から少し下った場所のこのカーブです。
映画では夜だったので遠くに見える市街地の高層マンションの明かりが印象的でした。
菜穂は城山公園〜松本城〜繩手通り〜あがたの森公園を通ってその先にある高校に通学しています。(位置設定としてはおそらく松商学園)
映画の常として絵になる場所で撮影するので嘘も多いですが、この通学路は位置的に破綻はありません。
でも、実際に歩くと高低差もかなりあり片道約1時間かかります。結構大変です。
10年後の菜穂たちが夕焼けを見る弘法山は今日は行きませんでしたが、桜の季節に撮影した写真を掲載します。
一山すべて桜が植えられていて4000本ほどあるそうです。
頂上付近は草地になっていて桜は植えられていないので、登ると眼下に桜を見ることになります。須和が翔に弘法山のことを説明するのに「桜が下にぶわ〜っと」と言っていたのはこのためです。
手前から桜、その向こうに松本市街地、さらに遠景に日本アルプスという絶景地です。
とは言え桜があるだけで観光地的ななものは何もないのと、市街地からは少し離れているので、観光客はほとんど来ません。写真に写っているのもほとんど地元民ですね。
これからは『orange -オレンジ-』ファンも訪れるかな?
映画のラスト、翔の死なない未来がやってきますが、この時みんなが行ったのは弘法山という設定なのに撮影場所は伊那高原だったようです。
直前にあった26歳のシーンはちゃんと弘法山で撮っているのに、肝心のラストシーンで外してしまいましたね。
「そこは弘法山で撮れよ!」と突っ込みを入れそうになったのは私だけではないはず。(笑)
上記以外の主要ロケ地としては、菜穂と翔が浴衣でお参りしたり、みんなで二年参りする神社として登場した須々岐水神社(すすきがわじんじゃ)があります。これはパンフレットにもない情報です。そのうち行ってみたいと思います。
ここは実際には市街地から東側に行った山の麓でかなり離れています。繩手通りから簡単に歩いて行ける距離ではありません。この辺は映画ならではの嘘ですね。
映画の嘘といえば、学校の位置設定は松商学園だと思いますが、撮影では教室内、校舎外観、グランドでそれぞれ3つの別の学校を使用したようです。
松商学園生は「なんでウチの学校、撮影許可を出さなかったんだ!?」と嘆いたとか。(笑)
この映画で松本を訪れる人が増えるといいな、なんて思います。
四季折々、良い街ですよ、おいでくださいませ。
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