と言うわけでなんだかんだでエンジンを組み上げて、エンジンの始動を確認して、試走も行い、よし、これで大丈夫、と思ったわけです。
翌朝意気揚々とセローを走らせたのですが、信号機2つ目で沈黙orz
え
なんでなん
と思ってとりあえず歩道にセローを寄せてセルを回すけどエンジンはうんともすんとも言わず
もしや、と思ってマフラーの所に手を当ててセルを回すと圧縮が来ていない
あ〜もしやこれは・・・と思ってとりあえず家に帰って電車で通勤。
帰ってから見てみると
カムシャフトを駆動するスプロケットを固定するボルトを増し締めしていなかったみたいです
。
幸いスプロケットカバーに脱落防止のストッパーがついていたのでクランクケース内に落ちるという事はなく、またカムチェーンもクランク側で外れていない事が確認できたので、規定トルクで増し締めして無事復活しました
。
あと、クラッチ調整ボルトを増し締めしていないせいでクラッチが走行中に切れなくなったりしたのは内緒です。
ちなみに、
今回マイミクの温泉野郎さんの日記を参考にロッカーアームに取り付けるテンショナースプリングを外して組み込んでいますが、普通にロッカーアームにテンショナースプリングを組み付ける記述がサイトを探しても載っていなかったので、載せておこうかな、と。
外すのは簡単なのですが、組み付けるときは画像のようにロッカーアームをシリンダーヘッド内に差し込んだ状態でスプリングをマニュアル通りに組み付けてから引き揚げて、シャフトを圧入します。先にIN側、次にEX側です。
また外す前に、必ずロッカーアームを親指でパチンコのように弾いてみて動きを覚えて置いて下さい。そして組み付けたあと必ず同じ動きをするかを確認してもし動きが固ければ、もう一度外して圧入する作業を行わないと、最悪カムシャフトが変摩耗して使えなくなるので気を付けて下さいね。
しかしドライブシャフトが削れてしまって今回冥府魔道のような整備になってしまいました
。
以前はドライブシャフトを固定するボルトが飛んでプレートごと脱落してしまってこのようになったのですが、
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1871843886&owner_id=3924998
今回は、
Fスプロケットを固定するボルトがきちんとトルクが掛かった状態で取り付けていた状態でこのようになってしまったのです、一度エンジンを降ろすためにFスプロケットを外して付けたので真実の所は分からないのですが、組み付け方が悪かったのか、シャフトの耐久性が無かったのか、それともチェーンの調節側で左右間違えた可能性(?)の影響でこうなったのかは定かではありません。
もしエンジンを下さずに搭載した状態で腰上だけでOHしたら、こうはならなかったのか、と言う可能性はあります。
しかし今回の一件で自分の整備に対するスタンスが少し見えてきたのも事実ではあるし、無理に時間を掛けるのであれば、バイク屋さんに持って行った方が遙かに良かったことも否定できません。
・・・一度エンジンを組み上げてセルが回らなかった時の絶望感って半端ないですからね(笑)
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