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2018年07月12日18:21

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メシア(・コンプレックスの人)がやってくる

■倉敷のコンビニに一時大量の個人支援物資… 千鳥ノブが店に無許可の物資募集を拡散
(BIGLOBEニュース - 07月11日 20:20)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=258&from=diary&id=5196215

皆さんは、『メシア・コンプレックス』という言葉を聞いたことがないだろうか?
「メシア」とは主にキリスト教圏で使われる「救い主」「イエス・キリスト」を差す言葉であり、「コンプレックス」とは何か?
確かに昨今、メディアやネットなどでも使われるようになったが明確に「こうです」と言える人はいるだろうか?
ちょっと、ネットで『コンプレックス』と入力して検索をかけると、こんな言葉が出る。
【精神分析で使われる概念。無意識のなかに抑圧され,凝固し,そのために意識された精神生活に影響を与え,ときに強い感動を誘発する観念の複合体をいう。さまざまな解釈があり,性的抑圧を重視する古典派のほかに,優越感や劣等感を重視する学派などがある。エディプス・コンプレックスやエレクトラ・コンプレックスは性心理の発達にかかわるひずみであるから,単に両親との関係にとどまらず,多くの場合,対人関係の障害を伴う。コンプレックスは日常生活のなかにも現れるが,また神経症の症状を形成する。】
早い話が、『凝り固まった負の感情』ということになるだろうか?

ここで改めて『メシア・コンプレックス』を和訳してみたい。
直訳すると「救世主に凝り固まった負の感情」という訳の分からない意味になる。
そもそも、「メシア・コンプレックス」とは具体的に何か?

実はメシア・コンプレックスをひも解くうえで、とてもいい例がある。
「ダメ男ばかり世話をする女」である。
毎日パチンコに行ったり他の女のところに行く、ゲームばかりする男に対して、女は甲斐甲斐しく世話を焼き周囲の「別れろ」にも耳を貸さず有り金を渡す。
この時、女の心の中で何が起こっているのか?
彼女は自分の彼氏(夫でも可)が依存していることを知っている、というか、喜んでいる。
それは、彼だけは(ここがミソ)自分のことを理解し相手も本当の自分(という名の理想の自分)を分かってくれていると信じ切っている。
無論、男はそんなもの知りもしない。
ただ、単にたかる女だけで、金がなければそれで終わりになり他の似たような女を探す。
こうとも言い換えられる。
「女は金を出して自分の承認欲求を満たしたい」
実は、この女をオウム(現アレフ、ひかりの輪)にしても、同じことが言える。

現代日本ほど『自己肯定感』が乏しく他者からの『承認欲求』を求める時代は、そうはないだろう。
かつての集合体であった近所づきあいなどは崩壊し、都合のいいものだけを見られるSNSなどの普及で声や姿を知らなくても相手を疑わず信用する危険なところもある。
SNSなどの功罪はともかくとしても、社会の在り方や自分のありようを模索する人は多い。
もう一つ言うと、学校や家庭において子供の頃から周囲の大人の『都合のいい」子供を演じすぎて大人になったときに燃え尽きる人もいる。
そんな時、ボランティア活動は実に都合がいい。
――善意だから相手は否定しない
――善意だから褒められたい
などなど承認欲求を満たしてくれる。
私は障害者(発達障害)でデイケアに通い、様々なボランティアなどを接してきたが、こちら側の状況を無視して「これしてください」などと要求されても困る。
一人で泣きたい被災者もいるだろうし、現場リーダーが不足しているのも事実だ。
それを『善意』という言葉だけで、それらを無視して自分の承認欲求を満たすために作業の邪魔をすることを「ボランティア」とは呼ばない。
単なる「目立ちたがり屋」である。


あと、これは余談だけど、街角などで街頭募金をする人がいて募金を薦めてくるがよく見て欲しい。
共産党系の団体の中には「この募金は○○地区の共産党へ送られます」と小さく書いている非常に腹立たしい輩がいる。
募金をする際は、お金の流れをある程度知っておくとモアベター。

最後に。
災害に遭われた方々の哀悼とお見舞いを申し上げます。

私がやったところでどうにもならんけどね。
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