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2017年03月28日20:53

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救命救急から考える今回の事件

■高校生の冬山登山自粛を=スポーツ庁
(時事通信社 - 03月28日 06:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4498570

救命救急の現場において事故などで心肺停止になった時から5分以内が『命の分かれ目』とされている。
何故か?
実は心臓自体は結構丈夫な機関なのだが、人間を人間と至らしめる脳は血液から酸素が来ないと4分以内に死滅し始める脆弱なものだからだ。
故に昨今では町中にあるAEDが誰でも使えるように病院などが講習をしたり、小中学校では子供たちが学んでいるのだ。

ここで冬山登山として重要な道具になるのがビーコンである。
大手インターネット通販「amazon」にて検索をかけるといくつかのビーコンが出てきた。
どうやら、冬山でなくても普通の登山でも使用できるらしい。
ただ、価格が高い。
最低でも3万、高いものになると5万円にもなるのだ。
しかし、これで雪崩や遭難などの事故が一つでも減るのならば安いものだと思う。
事故が起こってからあれやこれや言うのは私の目からすば危機管理の無さだと思う。
実際、記者たちの教育委員会などのインタビューでは(すごく、うがった見方をすれば)当事者という感じではなく、『事務的な不手際』ぐらいの気持ちでマイクの前にいるように思えてならない。
さらにいうのなら、責任を全部現場の指導員に押し付けて逃げ道確保しているようにも見えるのだ。

先に『ビーコンが高い』と書いたが研修を主催した連盟(?)が一括購入して貸し出しをするという方法だってあったはずだ。

私の気が重いのは事故そのものあるが、これからの登山の季節だ。
満足な装備をしないで山に挑む中高年や、明らかに遊園地と勘違いしているような装備もしない若者がやれ『ご来光』だの『健康のために』果ては『野生の動植物の写真を取るために(こういう人に限ってバズーカ砲のようなレンズを持ってくる』などと言って経験不足なのに富士山などに登る。
無論、自分の実力を鑑みて、ちゃんと装備をして決められた登山道をマナーを守って登るのならば楽しいものかもしれない。
しかし、中には登山道ではない、立ち入り禁止の場所に入って遭難をしたり体調がすぐれないのに無理に登山をしようとする。
私の母の言葉ではないが
「お前ら、死にたいのか!!!?」
である。

ビーコンは高い。
幸い、夏山では雪はない(ある山もあるだろうけど)。
ならば、私はせめて鈴をつけることを薦める。
まあ、熊などの動物に遭遇しないための道具であるけど、同時に遭難などしたときに警察などに連絡して振れば気づかれやすい。
鈴なら安い。

登山は計画的に。
時には引き返す勇気を。
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