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2018年10月22日09:40
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10月22日(月) #1715 鉄道廃線跡・南海平野線を走ってみた��
おはようございます。木下藤吉郎です。
今から80年前の1938年(昭和13年)の今日、C.F.カールソン氏が、ゼログラフィー方式の複写の実験に成功しました。
■ゼログラフィーの誕生 富士ゼロックス
https:/
また、今から65年前の1953年(昭和28年)の今日は、俳優、歌手の三田村邦彦(みたむら くにひこ)さんの生まれた日です。
■三田村邦彦（みたむらくにひこ）のプロフィール、出演情報、スケジュール | 【スタスケ】 芸能人・タレントスケジュール（0000002943）
https:/
10月22日 月曜日
また新しい一週間が始まりました。しかしながら今週は先週からの続きになります。先週から、私が南海平野線跡を自転車で走って来た時のレポートのようなものを、FM番組「JET STREAM」風にまとめて書き進めております。
南海平野駅跡から順に天王寺、今池方面へ進めており、先週末は文ノ里(現 文の里)までたどり着きました。今回はその先になります。
■■■■■■■■■■■■■■■■
文の里からだんだんと上町台地へ向かっての上り坂が目立つようになる。かつてはこの上町台地以外の地域は海の底だったというものだから、自然の営みは想像を絶するものと捉えかねない。
そんな上町台地への上り坂が一段落したあたりに少し広めの道路との交差点がある。ここは南海文ノ里駅跡からおよそ600メートルほどの距離であり、苗代田という南海平野線の駅があった所らしい。しかし見た目には全くその遺構が見当たらない。往来の激しい阿倍野が次の駅というだけあって、整地がかなり大がかりに進められて、駅は跡形もなく取り壊されてしまったのだろう。
さらに、苗代田という地名そのものもほぼ完全に消え去ってしまいつつあるそうだ。かつての市町村名か何かの名前として南海の苗代田という駅名がついたものと思われるが、その駅があった周辺の地名は、阪南町や松崎町といった名前になっている。しかし駅跡の交差点にただ一つ「苗代田」を名乗るものがある。阿倍野苗代田郵便局だ。
また、よく見てみると交差点は一般的な十字路ではなく、一本の狭い道路も出ているスクランブル的なものになっている。その狭い道路と廃線跡を挟んだ位置にひっそりと、しかし存在感のある喫茶店が建っていた。この飲食店の存在こそ、やはりかつては駅前だった事を主張しているかのようだ。
苗代田を抜けると、やがて線路跡は広い道路と合流する。そしてあべの筋、かつての南海上町線である阪堺電気軌道上町線と交差する、阿倍野駅に到着だ。
阿倍野駅も今となっては上町線のホームも北の天王寺側に寄せられ、直下に地下鉄谷町線の駅があるという形になっているが、南海平野線があった頃は、上町線の阿倍野駅は南海平野線を挟んで上り下り各ホームが分かれていたらしい。また、平野線は上町線の天王寺駅前方面と直通運転もやっていたようだ。
よく見ると、阿倍野の交差点はそれを挟んで北側は大都会と化し、南側は昔ながらの雰囲気が色濃く残されているようにも見えかねない。
今から80年前の1938年(昭和13年)の今日、C.F.カールソン氏が、ゼログラフィー方式の複写の実験に成功しました。
■ゼログラフィーの誕生 富士ゼロックス
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また、今から65年前の1953年(昭和28年)の今日は、俳優、歌手の三田村邦彦(みたむら くにひこ)さんの生まれた日です。
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10月22日 月曜日
また新しい一週間が始まりました。しかしながら今週は先週からの続きになります。先週から、私が南海平野線跡を自転車で走って来た時のレポートのようなものを、FM番組「JET STREAM」風にまとめて書き進めております。
南海平野駅跡から順に天王寺、今池方面へ進めており、先週末は文ノ里(現 文の里)までたどり着きました。今回はその先になります。
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文の里からだんだんと上町台地へ向かっての上り坂が目立つようになる。かつてはこの上町台地以外の地域は海の底だったというものだから、自然の営みは想像を絶するものと捉えかねない。
そんな上町台地への上り坂が一段落したあたりに少し広めの道路との交差点がある。ここは南海文ノ里駅跡からおよそ600メートルほどの距離であり、苗代田という南海平野線の駅があった所らしい。しかし見た目には全くその遺構が見当たらない。往来の激しい阿倍野が次の駅というだけあって、整地がかなり大がかりに進められて、駅は跡形もなく取り壊されてしまったのだろう。
さらに、苗代田という地名そのものもほぼ完全に消え去ってしまいつつあるそうだ。かつての市町村名か何かの名前として南海の苗代田という駅名がついたものと思われるが、その駅があった周辺の地名は、阪南町や松崎町といった名前になっている。しかし駅跡の交差点にただ一つ「苗代田」を名乗るものがある。阿倍野苗代田郵便局だ。
また、よく見てみると交差点は一般的な十字路ではなく、一本の狭い道路も出ているスクランブル的なものになっている。その狭い道路と廃線跡を挟んだ位置にひっそりと、しかし存在感のある喫茶店が建っていた。この飲食店の存在こそ、やはりかつては駅前だった事を主張しているかのようだ。
苗代田を抜けると、やがて線路跡は広い道路と合流する。そしてあべの筋、かつての南海上町線である阪堺電気軌道上町線と交差する、阿倍野駅に到着だ。
阿倍野駅も今となっては上町線のホームも北の天王寺側に寄せられ、直下に地下鉄谷町線の駅があるという形になっているが、南海平野線があった頃は、上町線の阿倍野駅は南海平野線を挟んで上り下り各ホームが分かれていたらしい。また、平野線は上町線の天王寺駅前方面と直通運転もやっていたようだ。
よく見ると、阿倍野の交差点はそれを挟んで北側は大都会と化し、南側は昔ながらの雰囲気が色濃く残されているようにも見えかねない。
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