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2017年09月13日08:39

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9月13日(水) #1468 優先席の歴史(日本)

おはようございます。木下藤吉郎です。


今から20年前の1997年(平成9年)の今日、同年9月5日に逝去したマザー・テレサの葬儀が、インド政府による国葬として営まれました。

■マザー・テレサ - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%B5


また、今から40年前の1977年(昭和52年)の今日は、ロックバンド「マキシマム ザ ホルモン」の、ダイスケはん(本名:津田大輔)さんの生まれた日です。

■マキシマム ザ ホルモン - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%AD%E3%82%B7%E3%83%9E%E3%83%A0_%E3%82%B6_%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%83%B3






















9月13日 水曜日

今週は、優先席についての話を書いております。

今となっては、どの鉄道やバスにおいても、「優先席」や「優先座席」といった呼び名で親しまれていますが、登場当時は「シルバーシート」と呼ばれていました。

1973年(昭和48年)9月15日、この当時は「敬老の日」が9月15日の固定であり、この日はまさに敬老の日当日だったわけですが、この日に国鉄(現 JRグループ)は東京の中央線快速や特別快速などに初めて「シルバーシート」を本格的に導入して、その後大阪などにも順次導入されていきました。

なぜ「シルバーシート」になったのかと申しますと、国鉄がこれを設置するにあたって、高齢者や身体障害者を対象とし、他の座席と区別するために使われたのが、新幹線(当時は0系のみだった)の座席に使われるシルバーグレー色の予備布地を利用した事が根拠とされています。(それくらいしか適当な布地がなく、別のものを調達しようとすれば間に合わなかったとも言われている)

シルバーシートは定着し、私鉄でも同様の座席が導入されていきました。ただ、鉄道会社によって「シルバーシート」としたり「おとしより、体の不自由な方のための 優先座席」としたり、呼び方はまちまちな傾向があったそうです。

しかし、1990年代後半になりますと、利用対象を高齢者や身体障害者だけでなく、妊婦の方、乳幼児を連れている方など、一時的に弱者の状況下におかれている人々にも拡大すべきとの傾向が現れてきて、だんだんと「優先座席」や「優先席」といった呼称が定着していきました。

こうした移行が発生したのは、はっきりとした理由はよくわかっていませんが、時期を考えますとやはり阪神・淡路大震災とそれによって社会現象となりました「ボランティア」の増加によって、社会的弱者と呼ぶべき立場の人が想像を超えてたくさんいる事を目の当たりにした方が多くなったからではないかと、私は思っています。

今回はここまでといたします。明日は、優先席と携帯電話/スマートフォンについて語っていきたいと思います。
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