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2017年07月20日08:42

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7月20日(木) #1431 かつてあった「海の下がホーム」の駅

おはようございます。木下藤吉郎です。


1990年(平成2年)の今日、大阪市港区の天保山ハーバービレッジに、大規模水族館「海遊館」が開業しました。

■海遊館 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E9%81%8A%E9%A4%A8


また、今から80年前の1937年(昭和12年)の今日は、俳優の緒形 拳(おがた けん)さんの生まれた日です。
(※ 2008年10月5日逝去。満71歳)

■緒形拳 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%92%E5%BD%A2%E6%8B%B3






















7月20日 木曜日

きのう、「山口県を除く中国・四国地方」、近畿、東海、関東甲信越で「梅雨明けしたとみられる」との発表がありました。ただ一方で九州から四国にかけての太平洋沖には小さいながらも発達した雨雲を伴う低気圧が「ほとんど停滞」の状態で存在しているため、西日本では太平洋に近いほど午後から局地的な大雨の恐れがあります。そのほかの地域でも夕立の可能性がありますから、それには十分ご注意ください。

さて、今週は海に関連した雑学話を書いておりますが、最後の二日間は鉄道ネタを書いてみたいと思います。

今はなくなってしまいましたが、かつて「海の底に駅」が、なんと2箇所もあったのをご存じ、あるいは覚えていらっしゃいますでしょうか?

北海道と青森県を結ぶものと言えば、車ならばフェリー、鉄道ならば青函トンネルがすぐに思い浮かばれることと思います。

その青函トンネルの中に、竜飛海底(たっぴかいてい)駅と吉岡海底(よしおかかいてい)駅という2つの「海の底にある駅」があったのです。

これらの駅は、青函トンネルの運営において重要となる機械や器材を設置する場所としてや、トンネル内で万が一の事態が起こった時の避難施設などの意味合いから建設された経緯があり、駅構内には工事用車両(特殊自動車や小型トラックなど)や資材などが置かれています。また、竜飛海底駅には本州側、吉岡海底駅には北海道側の地上に連絡するケーブルカーがあり、技術上、これらの駅から外へ出ることは可能となっています。

ただ、それでもこれらは一般の駅とは全く性格の違う駅で、営業していた頃ももともと停まる列車は限られていて、降りる人もほぼ青函トンネルの見学ツアーに参加する人に限られていました。竜飛海底駅においては、冬季以外はケーブルカーで外に出る事も可能(鉄道利用によるトンネル見学ツアーのみ。外部からの駅への進入はダメ)だったそうですが、吉岡海底駅は見学できる範囲がとても限られていて、ケーブルカーも利用できなかったそうです。

またプラットホームもトンネル内に在来線列車から隙間無く降りられるよう無理矢理付け足されたような形であったために、坑内(構内)に通じる通路付近以外は非常に狭く危険で、停車する列車は1箇所のみドアを開け、他はドアを開けないという措置がとられていました。(俗に言う「ドアカット」「しーめーきーりー」)

現在は北海道新幹線の開通により両駅とも廃止され、ホームも新幹線の車両が当たってしまうために撤去されており、2駅はトンネル内の非常時避難所に変わっています。

青函トンネルは新幹線のほかに貨物列車と、団体臨時列車の「TRAIN SUITE 四季島」が通過しますが、どれもかつての海底駅には停まりません。新幹線のダイヤを乱す恐れがある以上、仕方のない事ではあると思いますが、ちょっと残念な気もしますね( ´・ω・`)

■竜飛定点 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%9C%E9%A3%9B%E5%AE%9A%E7%82%B9

■吉岡定点 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E5%B2%A1%E5%AE%9A%E7%82%B9
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