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2018年03月18日06:18

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アメリカは別に嫌いじゃないけど、原爆にしても、よく同じ人間相手にあんなこと出来たなぁ…。とか先週辺り思った。

まぁ、同じ人間と思ってなかったのだろうけど。白以外は人間じゃない的な発想を割とナチュラルに持ち合わせていたのだから当然とも言える。そんな感覚から発せられた差別は、確かに日本人とは共有出来るわけもなく、それが浜田黒塗りに対する温度差となったのは間違いない。だからこそ、ある意味での日本人の善良さを知って欲しいと願う。それを知ってくれれば、そんな風に黒人を悪く思ってやるわけがない、と理解出来るハズなのだ。とは言え戦争中だもんで、日本もそれなりにえげつない事はある程度は本当にやっていたのかも知れないけど。


好きなものを否定されると腹が立つってトピックがあった。私も最近はあんまりしないようにしてるけど、評価は評価として言うことはある。そもそも否定とは「存在してはならない」「受け付けない」「成り立ちが間違っている」という意味合いに思っているので、そういったニュアンスでの評価はあまりない。と思ったけど、「何でこんなもん作ったんや」とかいう感想を抱いて口にすることはあるか。
 つまらないと思うのは自分の感性が劣っているせいであり、作品が悪い訳ではない。あなたの感性の方が優れているだけであると。評価を書くのは、ただ自分の愚劣を公開しているに過ぎないのだから。
 何話切りとかも似たようなもん、というかこれ評価よりも更に否定で、でもあまり自分はしたことないなぁ、と思ったけどそもそも週間アニメやドラマをほとんど観ないのであった。


「SAFE/セイフ」
 ステイサムのこれまた「レオン」ぽいの(レオン観たことないので、少女をおっさんが助ける、という程度の認識しかありません。悪しからず)。カメラが狭い映像。車で逃げるシーンもフロントウィンドウとバックミラーだけで状況を見せる。その後の逆走は、まるでボクシングみたいに対向車を避けまくる。
 おお、何だかスタンダードに終わった。逆に新鮮。さっぱりして面白い。こないだのデンゼルの「イコライザー」みたくシリーズ化するにはちょっとエッジが足りないかな。ま、ステイサムは他にあるし。レオンはロシア風美少女、イコライザーはブロンドアメリカンで、これは特殊記憶力持ちのチャイニーズという、ちょっとこのあたりの比較は個人的には楽しい。

「ハッピーエンドの選び方」
 老人ホームで終末医療の話…なんだけど、あまりに退屈で観ていられなかった。寝た。映像は極上。ひんやりした色合いなのに鮮やか。なのに観てられないのは、会話でしか話が展開しないから、と、舞台の繋がりを全く感じられない室内劇と動かないカメラワークだからか。でも、何となく映像の綺麗さには惹かれてあらすじ見てからタラタラ見返した。字幕を読み逃して巻き戻しつつ。普通に集中して観るより時間かかってるやんけ。つまんないのに。
 でも実際、つまんない方が色々と何がつまらないのかを考えれたりはする。転じて面白いのは何故か判る。画面が動くことの面白さは映像作品としては物凄く大事だなと改めて(この作品に限っては登場人物がほぼ全員年寄りだから動けんのだろうけどw)。ちなみにあらすじと同時に評価も見たらレビュー文では良く書かれている割に、5点満点で3点程度なのはやはり、物語としてそれなりに響くものがあっても、映画としては良くないのかなと察せられる。なんかヴェネチアの賞獲ってるけどな。
 そう言えば日本のドラマを観なくなった理由の一つとして、くっちゃべってるだけで何もしてないのが多くてつまらなくなったというのもある。まぁあんまり感情移入出来ないのも多少はあるけど、日本映画の「あん」では小さな作業でも丁寧に描写することで引き込まれたし、「八日目の蝉」では子供との時間、共に感じた風景を感情の動きと併せてこれまた丁寧に撮っていたから観れたのだけど、この映画ではそれがなかった。冷静で美しい映像に発明家の主人公という物語、ここにブラックユーモア的な滑稽さがあれば、化けたんじゃないかと思うけど、それを付加することは許さなかったんだろうかなぁ…。
 と、やっぱりつまんない評価のが沢山書けちゃうじゃないか。

「プレイス・イン・ザ・ハート」
 世間知らずの未亡人が、流れ者の黒人、銀行員から返済の滞納を条件に押し付けられた盲目と出会い助けられながら頑張る話。映画での嵐の前触れのシーンは何故かいつも凄く惹かれるものがある。この迫ってくる不安感は本当に好き。とか言ってたらかなり本格的な嵐、竜巻で割と大変なことに。土埃に雨粒の煙で視界がほとんど無くなるのに、凄く怖く撮れてる。これは上の「ハッピーエンドの選び方」と違い、映像として映画として強く訴えてくる。
 ただ、その後のやりとり以降、脇役の不倫カップルが出て来ないけど、出て来た意味があんま判らん。濡れ場で尺稼ぎ?か、五体満足なのに心の欠落を埋められず堕した描写は、助け合う主人公達との対比か。
 盲目の居候と心が通じ合うのと同時に湯が沸く音がする演出は、笑顔も相まって好き。マルコビッチはサイコパスや狂人までいかなくても意思の疎通が難しい役がほんとハマる。時代背景も共感できるようなものではないからこそ、人の一生懸命さや同情心は変わらない。黒人差別により一番の功労者は出て行ってしまって、必ずしも幸せが約束された終わり方ではないけど、最後の願いのようなシーンで…。
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