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2018年01月20日21:23

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実写版映画「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」感想【ネタバレ注意】

さてさて、昨年に引き続き咲の実写映画を観て来ましたよ。

2作目の今回は、本編のスピンオフにあたる阿知賀編の映画でございます。まあただ、基本的に咲って群像劇なので、誰もがみんな主人公になり得る作品とも言えます。本編と阿知賀編よりは、本編よりもずっと過去を描いたシノハユの主人公の慕(しの)ちゃんの方がずっと正統派主人公っぽいのです。

前作は、家から徒歩十数分でたどり着ける近所の映画館で上映してくれてたからパッと観に行けたけど、今回は自家用車で片道1時間くらい掛かり、危うく目的の時間に間に合わないというバタバタっぷり。今回は、上映してくれる映画館が少な過ぎ(^_^;)
TVドラマではインターハイが始まる前までを原作漫画のアレンジも含めて映像化しており、劇場版では奈良県代表の阿知賀女子麻雀部が、いよいよ全国の強豪校と激闘を繰り広げる事になります。

【以下、ネタバレ有りの感想となるので、読まれる方は十分にご注意下さい】


























エンドロールのギバード桜子の表記がギバー「ト」になってるやーん!そこ間違えたら駄目だってw

それはともかく、漫画やアニメのような派手な演出よりも大人しめだったけど、かなり頑張ってた感があって楽しめたかなと。エロ描写のカットは若い女優さんやアイドルさん達ばかりだからしょうがないねー、残念だけど…
清澄中心の長野県予選を描いた前作はまだ能力者がそこまで多くなかったけど、この阿知賀編からはめっちゃ超能力麻雀が繰り広げられる。

三尋木プロ&針生アナが居ないのは残念。準決勝以前の対局は尺が短いからかねい、知らんけど。今回はパワー系タコスも出番無しだじぇ…まあ、登場してもちょこっとだけになっちゃうからねい、わっかんねー!

2回戦に登場の越谷女子の新井ソフィアはハーフの女優さんかな?めっちゃ存在感あったなw
逆に、劔谷(けんたに)高校のメンツは大将の安福さん以外は印象に残んなかったでー!どーゆーことよもー!

しっかし、千里山の怜の直立リーチ棒を実写でやるとシュールだよなあ。直立なのに立直(リーチ)とは、これ如何に。
熊倉さんはTVドラマだと若過ぎる感じに見えたけど、劇場の大スクリーンで見ると歳相応な感じだったな。もし仮に全国編を実写化するとしたら、モノクルじゃなく今回みたいに普通のメガネ掛けてそうだね。

1回戦と2回戦はオードブルの前の前菜みたいなもんで、やっぱり準決勝の先鋒戦に突入すると面白かったね。
すばらさんは可愛くてすばら。
東一局の照魔境シーンは、心の中で密かに笑った。ちゃんと下からせり出して来るんだねw
そして、今回もおいしい所を持って行くのは咲さん役でもあり照さん役でもある浜辺美波ちゃん。尺の都合で見せ場を数か所削られてる準決勝先鋒戦の中でも、大魔王コークスクリューツモのシーンは右手の溜めに結構時間を割いた印象。そして面白いように回転するイーピンw

怜の未来視シーンはアニメと同じような色演出だったな。「実写は駄目だよー、面白くないよー」とか言う人達も居るんだろうけど、スタッフはめっちゃ漫画やアニメ版を研究してると思う。
流石に玄ちゃんや宥ねーちゃんの河の捨て牌までは真似出来なかったようだけど、そこは多分役者さんが精神的にいっぱいいっぱいだったのかなと思ったり。闘牌シーン演じながら捨て牌にまで気を遣うのはキツいだろうし。
尺が足りなくて、玄ちゃんがすばらや怜の共闘に気づけずにただ漁夫の利みたいになってたとこは勿体ないかな。でも、あれ以上先鋒戦やその後の玄のフォローに時間掛けるわけにもいかなかったんだろうなあ…

先鋒戦後の次鋒戦・中堅戦・副将戦の尺が圧縮されたのも…しょうがないのかな。
次鋒戦では美子が居たのかどうかって印象になり、中堅戦では政治が悪い為に江崎の存在感が消え、副将戦では亦野の唯一の見せ場が消失するという事に。
でも、フナQの実写のモッサリ感は結構好きなんだよねw
北九州一の変態エース・哩さんのリザベーションシーンは、もう一回くらい描写してほしかったかな。姫子へのエロ描写は削っても良いけど、この副将戦ってフナQと哩とあらたその三つ巴の戦いがめっちゃ熱いはずなんで、もうちょい尺を費やしてほしかったな。

んで、今回の映画の最終決戦と言うべき準決勝大将戦。
ここも、姫子の百合能力おいでませシーンはもう一回は欲しかった。この映画では、あんまり新道寺コンボが炸裂してるって印象が無かったんだよな。
あと、そもそもこれは原作漫画にも問題があるんだけど、竜華が枕神ときちゃんパワーで他力本願な闘牌にしか見えない展開はちょっとなあ…って感じ。その辺を補完して竜華の地力を見せてたアニメのようにはいかなかったか。
淡は…キャラ的には良いんじゃないかなと。イタい感じの天然っぽさはよく出てたように思う。髪は逆立てないのに、手牌の逆回転はちゃんと再現すんのかよw

そして、阿知賀編主人公の穏乃。
TVドラマでは結構脚本弄って主人公感を補完してたのもあって、漫画やアニメよりは目立ってたんじゃないかな。野生感溢れる元気娘ではあるんだけど、しずってちゃんと先輩や目上の人に気を遣える礼儀正しさも持ち合わせてるキャラなんだよね。
静と動をしっかり使い分けてて、観てても応援したくなるから良いよね。
問題があるとすれば、それは演者さんよりも演出の弱さにあるのかなと。
霧…もしくはスモークのようなものが映像に追加されれば、もっと深山幽谷の化身っぽさが出たんじゃないかなあと思ったり。

のどっちは、目覚めるシーンの私服がおっぱい強調されててアリですね。
と言うか、元々浅川梨奈さんは巨乳だけど清澄のセーラー服だと小さく見えてしまうだけという罠。阿知賀編のキーパーソンでもあるので、ちょこちょこ登場してくれたのは嬉しいね。
阿知賀メンバーとの再会が先鋒戦直後に改変されたのは何でだろ?何か理由があるはずだけど、もう一回くらい観ないと分かんないな。



【まとめ】
やっぱりと言うか何と言うか、一番印象に残って面白かったのは大魔王が大暴れする準決勝先鋒戦だった。本当はその後の対局ももっと面白いはずなんだけど、2時間くらいの尺に収める上で削られたのかなあ…そこがちょっと勿体無かった。
それでも、可能な範囲内で原作やアニメの内容を極力再現しつつ、実写だからこそ楽しめる作品にしようとしたスタッフや出演者の気持ちは映像からたくさん伝わって来た。
うん、楽しかった。


映画に携わった全ての皆様、お疲れ様でした。
今後続編が制作されるのであれば、また必ず劇場に観に行きますよ!

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