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2017年07月22日19:55

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愚痴

元々、の話をするなら、装飾で、記名と同じ効果がありました。
文字のない日本で、海に出る男は、溺れて岩にたたきつけられて顔が潰れても、
皮膚の一部が残っていれば、『あいつだ』と判別できる。
彫り方で「よくはしらねえがあの村の彫りっぽいな」程度まで絞れる。かもしれない。
彫った体を「紋身」と言いますが、
こりゃあそのまんまの意味で『文字書いてある体』、つまりはその時代の彫りは『身分と個人識別用の図柄』という意味です。

タトゥーと混同して海外でやれよって言うのは悲しい浅学です。
文化魔改造が大好きな日本の、『一生ついて回る覚悟の自分の表現』ですよ?
生中なものではないのです。

私見ですが。
タトゥーは「物」を彫り込みます。いわゆる静物模写的なあれです。そのため、美麗に、かつ理想的なポージングをとります。それに見合う題材が多い物と感じています。
日本の彫り物は「こと」を彫り込みます。花を彫るにしてもその花を模写して終わるのではなくて『花が咲くということ』を彫り込みます。それは『散ってもまた咲く』姿であり、「咲いたら散りてはらりと落ちよう」という死生観です。また、明王にしても、『明王の功徳にて守ること。背負って羞じぬこと』を刻み込みます。

彫り師が皮膚に、彫られる人が精神に、彫り込む。
それが日本の彫りです。






あと改めて入れ墨のwikipedia記述を見たら小妻要さんの記述があって、
にやりとしましたよ。誰ダヨ書いたのw
この人の絵は、幼稚園入園より前からずっと見ています。
ええ、入園前からです。





■広がるタトゥー、彫るのは医師のみ? 法整備どうする
(朝日新聞デジタル - 07月22日 13:44)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4680780
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