mixiユーザー(id:29141368)
2015年04月20日19:01
12789 view
【解説】フェラーリ３２８(１９８６〜１９９０)
フェラーリ３０８の解説
【http://
今日はフェラーリ３２８について解説してみたいと思います。
フェラーリ３２８は１９７５年に誕生した３０８シリーズの最終進化モデルとして、１９８５年のフランクフルトショーでデビューしました。
３２８ＧＴＢ ヨーロッパ仕様 前期型
エクステリアデザインはレオナルド・フィオラバンティ(ピニンファリーナ)がデザインした３０８のデザインを継承したもので、前後バンパーの変更によって僅かにボディサイズが変化しています。
参考：３０８ＧＴＢ グループ４のフレームＡＳＳＹ
３２８は伝統のスペースフレーム＋アウターパネルという構造を採用した最後のモデルです。
そのフレームは３０８クワトロバルボーレ(以下、ＱＶ)と共通のものを使用しています。
３２８ＧＴＳ ヨーロッパ仕様 前期型
ボディは３０８同様にクーペのＧＴＢとタルガトップのＧＴＳが用意され、ＧＴＳのクオーターウインドウにスリットが装着されるのも同様です。
ルーフスポイラーは全タイプに標準装備となっています。
３０８ＱＶと共通のフレームを使用しているものの、サスペンションのジオメトリー変更によりホイールベースは＋１０ｍｍの２５３０ｍｍ、トレッドは前後それぞれ＋２５ｍｍ／＋５ｍｍの１４８５ｍｍ／１４６５ｍｍ拡大され、キャンバー角やトー角、キャスター角も変更されています。
ショックアブソーバは引き続きコニですが、その減衰力も変更されています。
エンジンはＦ１０５Ｃ型と呼ばれる３１８６ｃｃの水冷９０°Ｖ型８気筒ＤＯＨＣ３２バルブで、仕向地により仕様が異なりますが、ヨーロッパ仕様では２７０ｐｓ／７０００ｒｐｍ、３１．０ｋｇｍ／５５００ｒｐｍを発生しました。
このエンジンは３０８ＱＶのＦ１０５型に対して相対的にショートストローク化され、ピストンスピード低下による耐久性の向上を図っています。
ヘッド側では燃焼室形状、ピストンヘッドの形状変更と併せた圧縮比アップ、インテークバルブのリフト量拡大やインテークポート形状の最適化など、高出力化を目指したモディファイが行われています。
これに伴ってブロック側ではクーリングサーキットの見直し、シリンダーライナー〜クランクケース間のウォーターシールリングの信頼性向上、冷却水総量の拡大(１８リットル→２２リットル)などによって冷却性能を向上させています。
３２８シリーズは大きく分けてヨーロッパ仕様と北米仕様に分けられますが、仕向地によってはもっと細かい違いもあります。
また前期モデルと８８年以降の後期モデルでも仕様に違いがあります。
３２８ＧＴＢ ヨーロッパ仕様 前期型
オーソドックスなヨーロッパ仕様の前期モデルです。
前期型の特徴としてはホイールの形状が挙げられます。
３２８ＧＴＳ イギリス仕様 前期型と後期型
ここではＳ／Ｎ：７６６２６以降のモデルを便宜上後期型として紹介しています。
Ｓ／Ｎ：７６６２６からフレームの形状が変更されています。
具体的には前後サブフレームのサスペンション取付部分の幅をフロントで６．５ｍｍ、リヤで１８ｍｍ狭めることでサスペンションアームをより長いものに置き換え、ホイールストロークを長く採って安定性と乗り心地を向上させています。
アライメントも変更され、フロントキャンバーは０°２０”から０°３０”に、リヤキャンバーは０°４０”から２°へ拡大、キャスター角も４°３０”から５°へ増加しています。
外観ではドアアウターハンドルとその周囲のアウターパネルが別パーツ化され、周囲にはゴムパッキンが追加されています。
ホイールはリム幅及びリム径こそ共通ですが、オフセットが変化した新デザインのホイールへと変更されています。
同時に４輪ＡＢＳがオプション設定され、これはＳ／Ｎ：７９１７７からは標準装備となっています。
またＳ／Ｎ：７８６１３からはショックアブソーバがビルシュタインへ変更され、減衰力特性が見直されています。
インテリアではＳ／Ｎ：７７４５１からメーターの視認性向上を目的としてステアリングコラムの取付位置が１０ｍｍほど低くなっています。
３２８ＧＴＳ 北米仕様 前期型
３２８ＧＴＳ 北米仕様 後期型
北米仕様は衝突安全基準へ適合させるための５マイルバンパー(ダンパーを内蔵した衝撃吸収バンパー)を採用しているため前後とも大型化されているほか、ヨーロッパ仕様には装備されていない触媒が装備されているため、リヤバンパー下部のカバーは排熱孔を持った大型タイプになり、リヤフォグランプは装備されません。
フロントのコンビネーションランプはアンバーのポジションランプを採用、ドアミラー形状も変更されています。
また前後とも大きなサイドマーカーが装備されています。
日本仕様は基本的には北米仕様と同じ仕様ですが、サイドマーカーは無く、ミラーもヨーロッパ仕様と同じものが装備されるなど、若干の違いがあります。
エンジンは共にＦ１０５Ｃ０４０型と呼ばれる触媒付きのものが搭載され、最高出力２６０ｐｓ／７０００ｒｐｍ、最大トルク２９．５ｋｇｍ／５５００ｒｐｍを発生、これによって減少した低速トルクを補うために、トランスミッションのアイドラーギヤと最終減速比を変更して加速性能を補っています。
大型バンパーが装備されているとはいえ、３０８のそれと違ってデザイン上の違和感はほとんどありません。
３２８ＧＴＳ 後期型 イギリス仕様
イギリス仕様は基本的にはヨーロッパ仕様と同じですが、当然ながら右ハンドル仕様となっています。
３２８ＧＴＳ 前期型 ドイツ仕様
ドイツ仕様ではヘッドランプウォッシャーやエアインテークへのメッシュ取付など細かな違いがあります。
３２８ＧＴＢ スイス仕様 前期型
３２８ＧＴＢ スイス仕様 後期型
スイス仕様はかなり特殊な仕様です。
エンジンはＦ１０５Ｃ０４６型と呼ばれるスイス仕様専用のもので、スペックシート上のボア×ストロークは共通ですが、総排気量は２ｃｃ少ない３１８４ｃｃで、圧縮比は北米＆日本仕様と同じ９．２、エキゾーストも触媒付きとなり、最高出力２５５ｐｓ／７０００ｒｐｍ、最大トルク２８．０ｋｇｍとなっています。
アイドラーギヤを含めたトランスミッションのギヤレシオはヨーロッパ仕様ではなく北米＆日本仕様と同じものですが、最終減速比はヨーロッパ仕様よりもハイギヤード化されています。
※ヨーロッパ仕様の３．７０６に対してスイス仕様は３．５８８
これは以前『ポルシェ９５９』の項でお話したスイス国内における騒音規制に対応させるための仕様変更です。
外観ではヨーロッパ仕様と同じ短いフロントバンパー、日本仕様／北米仕様と同じく触媒付きのエキゾーストパイプを収めるため、大型のリヤバンパーと張り出したアンダーグリルが組み合わせられており、特徴的なサイドビューを持っています。
３２８シリーズは８９年に３４８が発表された後も最終オーダー分の生産のため９０年まで生産され、総生産台数は７４１２台となっています。
３２８ＧＴＢ：１３４４台
３２８ＧＴＳ：６０６８台
大半がＧＴＳだったため、現在ではＧＴＢの価格が高騰しています。
☆フェラーリ３２８ＧＴＢ／ＧＴＳ ヨーロッパ仕様 車両諸元
全長：４２５５ｍｍ
全幅：１７３０ｍｍ
全高：１１２８ｍｍ
ホイールベース：２５３０ｍｍ
トレッド(Ｆ／Ｒ)：１４８５／１４６５ｍｍ
車両重量：１２６３ｋｇ(ＧＴＳは１２７３ｋｇ)
エンジン型式：Ｆ１０５Ｃ０００
エンジン形式：水冷９０°Ｖ型８気筒ＤＯＨＣ３２バルブ
ボア×ストローク：８３×７３．６ｍｍ
総排気量：３１８６ｃｃ
圧縮比：９．８
エンジン制御：ボッシュＫＥ３ジェトロニック機械式インジェクション
最高出力：２７０ｐｓ／７０００ｒｐｍ
最大トルク：３１．０ｋｇｍ／５５００ｒｐｍ
燃料タンク容量：７４リッター
トランスミッション：ＺＦ製５速マニュアル
�。魁ィ苅隠�
�■押ィ械毅�
��１．６９２
�ぃ院ィ横苅�
�ィ亜ィ坑隠�
Ｒ：３．２４７
最終減速比：３．７０６
ステアリング形式：ラック＆ピ二オン
サスペンション形式(前後)：ダブルウィッシュボーン＋コイル／スタビライザ
ブレーキ(前後)：ベンチレーテッドディスク
ホイールサイズ：Ｆ７Ｊ×１６ ／ Ｒ８Ｊ×１６
タイヤサイズ：Ｆ２０５／５５ＶＲ１６ ／ Ｒ２２５／５０ＶＲ１６
☆フェラーリ３２８ＧＴＢ／ＧＴＳ 日本仕様／北米仕様 車両諸元
全長：４２８５ｍｍ
全幅：１７３０ｍｍ
全高：１１２８ｍｍ
ホイールベース：２５３０ｍｍ
トレッド(Ｆ／Ｒ)：１４７３／１４６８ｍｍ
車両重量：１２７２ｋｇ(ＧＴＳは１２８２ｋｇ)／１４２４ｋｇ(ＧＴＳは１４３８ｋｇ)
エンジン型式：Ｆ１０５Ｃ０４０
エンジン形式：水冷９０°Ｖ型８気筒ＤＯＨＣ３２バルブ
ボア×ストローク：８３×７３．６ｍｍ
総排気量：３１８６ｃｃ
圧縮比：９．２
エンジン制御：ボッシュＫＥ３ジェトロニック機械式インジェクション
最高出力：２６０ｐｓ／７０００ｒｐｍ
最大トルク：２９．５ｋｇｍ／５５００ｒｐｍ
燃料タンク容量：７４リッター
トランスミッション：ＺＦ製５速マニュアル
�。魁ィ械娃�
�■押ィ横沓�
��１．６５３
�ぃ院ィ横娃�
�ィ亜ィ牽牽�
Ｒ：３．１３９
最終減速比：４．０６３
ステアリング形式：ラック＆ピ二オン
サスペンション形式(前後)：ダブルウィッシュボーン＋コイル／スタビライザ
ブレーキ(前後)：ベンチレーテッドディスク
ホイールサイズ：Ｆ７Ｊ×１６ ／ Ｒ８Ｊ×１６
タイヤサイズ：Ｆ２０５／５５ＶＲ１６ ／ Ｒ２２５／５０ＶＲ１６
さて、３０８時代に設定されていた２リッターターボモデルは１９８６年にモデルチェンジして登場しました。
ＧＴＢターボ 前期型
イタリア国内の税制により２０００ｃｃを超えると自動車所得税をはじめとする税額が大幅に上昇するため、そうした税制に対応する２リッター以下の排気量を持つモデルとして登場した２０８ターボは、３２８へのモデルチェンジに合わせて単にＧＴＢターボ／ＧＴＳターボと呼ばれるモデルに生まれ変わりました。
２０８ターボのＦ１０６Ｃ型に換わって搭載されたのはＦ１０６Ｄ型と呼ばれるエンジンです。
基本はＦ１０６Ｃと同じで、気筒辺り２バルブのヘッドを持つ１９９０ｃｃの水冷９０°Ｖ型８気筒ＤＯＨＣのエンジンですが、ターボチャージャーがＫＫＫ製から日本の石川島播磨重工製に変更されて過給圧も０．６バールから１．０５バールにアップ、インタークーラも装備されスペックは大きく向上しました。
外観上の特徴はリヤホイールアーチの前に追加された左右のＮＡＣＡダクトで、これは左側が吸気、右側がオイルクーラーの冷却用となっています。
リヤバンパーには排熱用のエアアウトレットが設けられているほか、エンジンフードも排熱対策やインタークーラの装備による形状変更が行われています。
ピニンファリーナのバッジは２０８ターボと同様にリヤホイールアーチの後ろ側に装備されています。
インテリアではブースト計がメーター内に追加されているのが特徴です。
３２８と同様、８８年以降はフレームの変更を含めた仕様変更が行われています。
生産台数はＧＴＢターボが３０８台、ＧＴＳターボが８２８台です。
☆フェラーリＧＴＢターボ／ＧＴＳターボ 車両諸元
全長：４２５５ｍｍ
全幅：１７３０ｍｍ
全高：１１２８ｍｍ
ホイールベース：２５３０ｍｍ
トレッド(Ｆ／Ｒ)：１４８５／１４６５ｍｍ
車両重量：１２６６ｋｇ(ＧＴＳは１２７４ｋｇ)
エンジン型式：Ｆ１０６Ｄ
エンジン形式：水冷９０°Ｖ型８気筒ＤＯＨＣ１６バルブインタークーラターボ
ボア×ストローク：６６．８×７１ｍｍ
総排気量：１９９０ｃｃ
圧縮比：７．５
エンジン制御：ボッシュＫジェトロニック
最高出力：２５４ｐｓ／６５００ｒｐｍ
最大トルク：３３．５ｋｇｍ／４１００ｒｐｍ
トランスミッション：ＺＦ製５速マニュアル
�。魁ィ苅隠�
�■押ィ械毅�
��１．６９２
�ぃ院ィ横苅�
�ィ亜ィ坑隠�
Ｒ：３．２４７
最終減速比：３．７０６
ステアリング形式：ラック＆ピ二オン
サスペンション形式(前後)：ダブルウィッシュボーン＋コイル／スタビライザ
ブレーキ(前後)：ベンチレーテッドディスク
ホイールサイズ：Ｆ７Ｊ×１６ ／ Ｒ８Ｊ×１６
タイヤサイズ：Ｆ２０５／５５ＶＲ１６ ／ Ｒ２２５／５０ＶＲ１６
☆参考文献
Ｌｉｂｒｅｒｉａ ＳＣＵＤＥＲＩＡ ０５ フェラーリ３０８／３２８(ネコパブリッシング)
フェラーリバイヤーズガイドＶｏｌ．１(ネコパブリッシング)
【http://
今日はフェラーリ３２８について解説してみたいと思います。
フェラーリ３２８は１９７５年に誕生した３０８シリーズの最終進化モデルとして、１９８５年のフランクフルトショーでデビューしました。
３２８ＧＴＢ ヨーロッパ仕様 前期型
エクステリアデザインはレオナルド・フィオラバンティ(ピニンファリーナ)がデザインした３０８のデザインを継承したもので、前後バンパーの変更によって僅かにボディサイズが変化しています。
参考：３０８ＧＴＢ グループ４のフレームＡＳＳＹ
３２８は伝統のスペースフレーム＋アウターパネルという構造を採用した最後のモデルです。
そのフレームは３０８クワトロバルボーレ(以下、ＱＶ)と共通のものを使用しています。
３２８ＧＴＳ ヨーロッパ仕様 前期型
ボディは３０８同様にクーペのＧＴＢとタルガトップのＧＴＳが用意され、ＧＴＳのクオーターウインドウにスリットが装着されるのも同様です。
ルーフスポイラーは全タイプに標準装備となっています。
３０８ＱＶと共通のフレームを使用しているものの、サスペンションのジオメトリー変更によりホイールベースは＋１０ｍｍの２５３０ｍｍ、トレッドは前後それぞれ＋２５ｍｍ／＋５ｍｍの１４８５ｍｍ／１４６５ｍｍ拡大され、キャンバー角やトー角、キャスター角も変更されています。
ショックアブソーバは引き続きコニですが、その減衰力も変更されています。
エンジンはＦ１０５Ｃ型と呼ばれる３１８６ｃｃの水冷９０°Ｖ型８気筒ＤＯＨＣ３２バルブで、仕向地により仕様が異なりますが、ヨーロッパ仕様では２７０ｐｓ／７０００ｒｐｍ、３１．０ｋｇｍ／５５００ｒｐｍを発生しました。
このエンジンは３０８ＱＶのＦ１０５型に対して相対的にショートストローク化され、ピストンスピード低下による耐久性の向上を図っています。
ヘッド側では燃焼室形状、ピストンヘッドの形状変更と併せた圧縮比アップ、インテークバルブのリフト量拡大やインテークポート形状の最適化など、高出力化を目指したモディファイが行われています。
これに伴ってブロック側ではクーリングサーキットの見直し、シリンダーライナー〜クランクケース間のウォーターシールリングの信頼性向上、冷却水総量の拡大(１８リットル→２２リットル)などによって冷却性能を向上させています。
３２８シリーズは大きく分けてヨーロッパ仕様と北米仕様に分けられますが、仕向地によってはもっと細かい違いもあります。
また前期モデルと８８年以降の後期モデルでも仕様に違いがあります。
３２８ＧＴＢ ヨーロッパ仕様 前期型
オーソドックスなヨーロッパ仕様の前期モデルです。
前期型の特徴としてはホイールの形状が挙げられます。
３２８ＧＴＳ イギリス仕様 前期型と後期型
ここではＳ／Ｎ：７６６２６以降のモデルを便宜上後期型として紹介しています。
Ｓ／Ｎ：７６６２６からフレームの形状が変更されています。
具体的には前後サブフレームのサスペンション取付部分の幅をフロントで６．５ｍｍ、リヤで１８ｍｍ狭めることでサスペンションアームをより長いものに置き換え、ホイールストロークを長く採って安定性と乗り心地を向上させています。
アライメントも変更され、フロントキャンバーは０°２０”から０°３０”に、リヤキャンバーは０°４０”から２°へ拡大、キャスター角も４°３０”から５°へ増加しています。
外観ではドアアウターハンドルとその周囲のアウターパネルが別パーツ化され、周囲にはゴムパッキンが追加されています。
ホイールはリム幅及びリム径こそ共通ですが、オフセットが変化した新デザインのホイールへと変更されています。
同時に４輪ＡＢＳがオプション設定され、これはＳ／Ｎ：７９１７７からは標準装備となっています。
またＳ／Ｎ：７８６１３からはショックアブソーバがビルシュタインへ変更され、減衰力特性が見直されています。
インテリアではＳ／Ｎ：７７４５１からメーターの視認性向上を目的としてステアリングコラムの取付位置が１０ｍｍほど低くなっています。
３２８ＧＴＳ 北米仕様 前期型
３２８ＧＴＳ 北米仕様 後期型
北米仕様は衝突安全基準へ適合させるための５マイルバンパー(ダンパーを内蔵した衝撃吸収バンパー)を採用しているため前後とも大型化されているほか、ヨーロッパ仕様には装備されていない触媒が装備されているため、リヤバンパー下部のカバーは排熱孔を持った大型タイプになり、リヤフォグランプは装備されません。
フロントのコンビネーションランプはアンバーのポジションランプを採用、ドアミラー形状も変更されています。
また前後とも大きなサイドマーカーが装備されています。
日本仕様は基本的には北米仕様と同じ仕様ですが、サイドマーカーは無く、ミラーもヨーロッパ仕様と同じものが装備されるなど、若干の違いがあります。
エンジンは共にＦ１０５Ｃ０４０型と呼ばれる触媒付きのものが搭載され、最高出力２６０ｐｓ／７０００ｒｐｍ、最大トルク２９．５ｋｇｍ／５５００ｒｐｍを発生、これによって減少した低速トルクを補うために、トランスミッションのアイドラーギヤと最終減速比を変更して加速性能を補っています。
大型バンパーが装備されているとはいえ、３０８のそれと違ってデザイン上の違和感はほとんどありません。
３２８ＧＴＳ 後期型 イギリス仕様
イギリス仕様は基本的にはヨーロッパ仕様と同じですが、当然ながら右ハンドル仕様となっています。
３２８ＧＴＳ 前期型 ドイツ仕様
ドイツ仕様ではヘッドランプウォッシャーやエアインテークへのメッシュ取付など細かな違いがあります。
３２８ＧＴＢ スイス仕様 前期型
３２８ＧＴＢ スイス仕様 後期型
スイス仕様はかなり特殊な仕様です。
エンジンはＦ１０５Ｃ０４６型と呼ばれるスイス仕様専用のもので、スペックシート上のボア×ストロークは共通ですが、総排気量は２ｃｃ少ない３１８４ｃｃで、圧縮比は北米＆日本仕様と同じ９．２、エキゾーストも触媒付きとなり、最高出力２５５ｐｓ／７０００ｒｐｍ、最大トルク２８．０ｋｇｍとなっています。
アイドラーギヤを含めたトランスミッションのギヤレシオはヨーロッパ仕様ではなく北米＆日本仕様と同じものですが、最終減速比はヨーロッパ仕様よりもハイギヤード化されています。
※ヨーロッパ仕様の３．７０６に対してスイス仕様は３．５８８
これは以前『ポルシェ９５９』の項でお話したスイス国内における騒音規制に対応させるための仕様変更です。
外観ではヨーロッパ仕様と同じ短いフロントバンパー、日本仕様／北米仕様と同じく触媒付きのエキゾーストパイプを収めるため、大型のリヤバンパーと張り出したアンダーグリルが組み合わせられており、特徴的なサイドビューを持っています。
３２８シリーズは８９年に３４８が発表された後も最終オーダー分の生産のため９０年まで生産され、総生産台数は７４１２台となっています。
３２８ＧＴＢ：１３４４台
３２８ＧＴＳ：６０６８台
大半がＧＴＳだったため、現在ではＧＴＢの価格が高騰しています。
☆フェラーリ３２８ＧＴＢ／ＧＴＳ ヨーロッパ仕様 車両諸元
全長：４２５５ｍｍ
全幅：１７３０ｍｍ
全高：１１２８ｍｍ
ホイールベース：２５３０ｍｍ
トレッド(Ｆ／Ｒ)：１４８５／１４６５ｍｍ
車両重量：１２６３ｋｇ(ＧＴＳは１２７３ｋｇ)
エンジン型式：Ｆ１０５Ｃ０００
エンジン形式：水冷９０°Ｖ型８気筒ＤＯＨＣ３２バルブ
ボア×ストローク：８３×７３．６ｍｍ
総排気量：３１８６ｃｃ
圧縮比：９．８
エンジン制御：ボッシュＫＥ３ジェトロニック機械式インジェクション
最高出力：２７０ｐｓ／７０００ｒｐｍ
最大トルク：３１．０ｋｇｍ／５５００ｒｐｍ
燃料タンク容量：７４リッター
トランスミッション：ＺＦ製５速マニュアル
�。魁ィ苅隠�
�■押ィ械毅�
��１．６９２
�ぃ院ィ横苅�
�ィ亜ィ坑隠�
Ｒ：３．２４７
最終減速比：３．７０６
ステアリング形式：ラック＆ピ二オン
サスペンション形式(前後)：ダブルウィッシュボーン＋コイル／スタビライザ
ブレーキ(前後)：ベンチレーテッドディスク
ホイールサイズ：Ｆ７Ｊ×１６ ／ Ｒ８Ｊ×１６
タイヤサイズ：Ｆ２０５／５５ＶＲ１６ ／ Ｒ２２５／５０ＶＲ１６
☆フェラーリ３２８ＧＴＢ／ＧＴＳ 日本仕様／北米仕様 車両諸元
全長：４２８５ｍｍ
全幅：１７３０ｍｍ
全高：１１２８ｍｍ
ホイールベース：２５３０ｍｍ
トレッド(Ｆ／Ｒ)：１４７３／１４６８ｍｍ
車両重量：１２７２ｋｇ(ＧＴＳは１２８２ｋｇ)／１４２４ｋｇ(ＧＴＳは１４３８ｋｇ)
エンジン型式：Ｆ１０５Ｃ０４０
エンジン形式：水冷９０°Ｖ型８気筒ＤＯＨＣ３２バルブ
ボア×ストローク：８３×７３．６ｍｍ
総排気量：３１８６ｃｃ
圧縮比：９．２
エンジン制御：ボッシュＫＥ３ジェトロニック機械式インジェクション
最高出力：２６０ｐｓ／７０００ｒｐｍ
最大トルク：２９．５ｋｇｍ／５５００ｒｐｍ
燃料タンク容量：７４リッター
トランスミッション：ＺＦ製５速マニュアル
�。魁ィ械娃�
�■押ィ横沓�
��１．６５３
�ぃ院ィ横娃�
�ィ亜ィ牽牽�
Ｒ：３．１３９
最終減速比：４．０６３
ステアリング形式：ラック＆ピ二オン
サスペンション形式(前後)：ダブルウィッシュボーン＋コイル／スタビライザ
ブレーキ(前後)：ベンチレーテッドディスク
ホイールサイズ：Ｆ７Ｊ×１６ ／ Ｒ８Ｊ×１６
タイヤサイズ：Ｆ２０５／５５ＶＲ１６ ／ Ｒ２２５／５０ＶＲ１６
さて、３０８時代に設定されていた２リッターターボモデルは１９８６年にモデルチェンジして登場しました。
ＧＴＢターボ 前期型
イタリア国内の税制により２０００ｃｃを超えると自動車所得税をはじめとする税額が大幅に上昇するため、そうした税制に対応する２リッター以下の排気量を持つモデルとして登場した２０８ターボは、３２８へのモデルチェンジに合わせて単にＧＴＢターボ／ＧＴＳターボと呼ばれるモデルに生まれ変わりました。
２０８ターボのＦ１０６Ｃ型に換わって搭載されたのはＦ１０６Ｄ型と呼ばれるエンジンです。
基本はＦ１０６Ｃと同じで、気筒辺り２バルブのヘッドを持つ１９９０ｃｃの水冷９０°Ｖ型８気筒ＤＯＨＣのエンジンですが、ターボチャージャーがＫＫＫ製から日本の石川島播磨重工製に変更されて過給圧も０．６バールから１．０５バールにアップ、インタークーラも装備されスペックは大きく向上しました。
外観上の特徴はリヤホイールアーチの前に追加された左右のＮＡＣＡダクトで、これは左側が吸気、右側がオイルクーラーの冷却用となっています。
リヤバンパーには排熱用のエアアウトレットが設けられているほか、エンジンフードも排熱対策やインタークーラの装備による形状変更が行われています。
ピニンファリーナのバッジは２０８ターボと同様にリヤホイールアーチの後ろ側に装備されています。
インテリアではブースト計がメーター内に追加されているのが特徴です。
３２８と同様、８８年以降はフレームの変更を含めた仕様変更が行われています。
生産台数はＧＴＢターボが３０８台、ＧＴＳターボが８２８台です。
☆フェラーリＧＴＢターボ／ＧＴＳターボ 車両諸元
全長：４２５５ｍｍ
全幅：１７３０ｍｍ
全高：１１２８ｍｍ
ホイールベース：２５３０ｍｍ
トレッド(Ｆ／Ｒ)：１４８５／１４６５ｍｍ
車両重量：１２６６ｋｇ(ＧＴＳは１２７４ｋｇ)
エンジン型式：Ｆ１０６Ｄ
エンジン形式：水冷９０°Ｖ型８気筒ＤＯＨＣ１６バルブインタークーラターボ
ボア×ストローク：６６．８×７１ｍｍ
総排気量：１９９０ｃｃ
圧縮比：７．５
エンジン制御：ボッシュＫジェトロニック
最高出力：２５４ｐｓ／６５００ｒｐｍ
最大トルク：３３．５ｋｇｍ／４１００ｒｐｍ
トランスミッション：ＺＦ製５速マニュアル
�。魁ィ苅隠�
�■押ィ械毅�
��１．６９２
�ぃ院ィ横苅�
�ィ亜ィ坑隠�
Ｒ：３．２４７
最終減速比：３．７０６
ステアリング形式：ラック＆ピ二オン
サスペンション形式(前後)：ダブルウィッシュボーン＋コイル／スタビライザ
ブレーキ(前後)：ベンチレーテッドディスク
ホイールサイズ：Ｆ７Ｊ×１６ ／ Ｒ８Ｊ×１６
タイヤサイズ：Ｆ２０５／５５ＶＲ１６ ／ Ｒ２２５／５０ＶＲ１６
☆参考文献
Ｌｉｂｒｅｒｉａ ＳＣＵＤＥＲＩＡ ０５ フェラーリ３０８／３２８(ネコパブリッシング)
フェラーリバイヤーズガイドＶｏｌ．１(ネコパブリッシング)
4
8
ログインしてコメントを確認・投稿する