呟きの反応を見ると、意外に知らない人の方が多いことが判ったので、簡単に解説してみます。
ダッジ・ステルスは1991年にクライスラーグループのダッジブランドのモデルとして発売されました。
ベースは三菱3000GT(日本名GTO)で、僕も最近気が付いたのですが、GTOの設計段階でステルスとしてOEM供給することを考慮していたとのこと。
リヤフェンダーとリヤセクションの境目が何故ああいう形なのか、という謎の答えはこれだったんですね。
ソース→【
http://cgi.ebay.com/ebaymotors/5SPEED-/190876281534?afsrc=1&forcev4exp=true】
ネット上で販売中の1993年モデルのダッジ・ステルスESです。
こう見るとGTOとの違いや、反対に共通点を見分けることが出来ますね。
フェンダーやボンネット、ルーフなどはGTOと同じ部品が使われています。
リヤウインドウ直後のウェストスポイラーはいかにもステルスらしい装備です。
ステルスESはシングルカム仕様の6G72型3リッターV6自然吸気エンジンを搭載したFFモデルです。
日本仕様のGTOは4WD専用車ですが、海外仕様の3000GTにはNAのFFモデルが存在します。
インパネ周りをはじめ、内装はほとんどGTOと同じに見えますね。
エンジンやコーションプレートを見ると、この車がGTOと同じ車であることがよく分かります。
前期型R/T
前期型R/Tツインターボ
スポーツモデルには他のダッジブランドモデルと同じくR/Tというグレード名称が付けられました。
R/TはNAのDOHCエンジンを搭載したFF仕様。
ツインターボモデルは北米向け3000GTと同じ325ps仕様の6G72型3リッターV6DOHCツインターボエンジンを搭載、4WDシステムが組み合わせられました。
ソース→【
http://www.sunmotorgroup.com/95stealth.html】
こちらは若干チューンされた後期型のR/Tツインターボです。
前期後期共にテールランプはESなどの標準モデルより上下幅の狭いものが備わります。
ヘッドライトはGTOの中期モデルと同じ仕様です。
こちらは日本に逆輸入されたステルスです。
あえてこういう選択をするのも通好みな選択ですね。
以上、簡単ではありますが、ダッジ・ステルスの解説でした。
ウィキペディアの三菱GTOの項目もご参照ください。
【
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%8F%B1%E3%83%BBGTO】
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