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mixiユーザー(id:280973)

2017年07月18日06:10

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『ヒトラーへの285枚の葉書』

 これまた実話が基になっているという。公的記録に、ヒトラー政権下で政権を痛烈に批判したカードをベルリンの街中に密かに置いていくというささやかな抵抗を試み続け処刑された夫婦が存在したと書き残されている。

 劇中の会話は英語である。演者もエマ・トンプソン、ブレンダン・グリーソンらドイツ人以外が多い。作り手としては是非ドイツ(語)で製作したかったが、ドイツにとって特段後ろめたさを感じさせる話だけに協力が得られなかったという。

 こういう話を見せられると、どうしても日本ではどうだったのだろうと考えざるを得ない。隣組、憲兵、特高警察…。大切な息子を戦争で殺されても、恨み言一つ言えない、言わせない環境を公民マスコミ総がかりで作っていたこの国では、日記にさえ本音を書けなかったのではないか。本音さえ、体制維持の方向に強制され捏造され歪められていた。

 この映画での捜査官はナチス親衛隊に邪険にされ殴られ蹴られ真犯人でもない男を逮捕しあまつさえ自殺に見せかけて殺す。彼だけが、警察に持ち込まれた全てのカードを読む立場にあった。彼だけが、カードを書いた夫妻の気持ちを理解してしまっていた。それでも彼は二人をギロチン台に送る。そして良心の呵責に耐えきれず…。彼を演じるのがダニエル・ブリュール。
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