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2017年06月05日14:22

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コニカ EE Matic

 コニカ初のEEカメラ。大破したジャンクを格安で入手。鏡胴はセレンの配線だけでぶらぶらしている状態だったが、見た目にアタリは無く光学系は綺麗。リングセレンの 40/2.8、前玉回転式。少し素っ気ないけど端正なフォルムでこの時代のものにしては軽い気がする。後の C35 に繋がるのかな。

 製造年やスペックがキャノネットジュニア辺りと近いのだけど、鏡胴周りの造りは全く違う。つまりレンズはれっきとしたヘキサノン。だがこのレンズのレビューはネットであまり見かけない。大抵添えられている「さすがヘキサノン」の一言もこのカメラには無い。周辺が流れるというレポートまで見つけた。なんだかちょっと不安になってきた。

 セレンを外してみると鏡胴に無理な力の掛かった跡があった。ケースごとカメラを落としたのだろう。レンズ後部の部品を取れるだけ取っても K-01 ではマクロにしかならないので、これもリバースで試すことにした。 KONICA S と同じくフィルタ径が 49mm で手持ちのリバースアダプタが使えたが、焦点距離が短いのとレンズが鏡胴から引っ込んでいるのとで、いきなり等倍近いマクロになった。

 写真左:コニカ S と同様無骨なデザイン。この頃のコニカは道具と言うより機械。貼革の色とパターンがちとダサい。 写真中:ネジバナ。開放。いくらか滲むがかなりの解像度。少しトーンを修正した。 写真右:トキワハゼ。 F5.6 くらい。コントラストも解像度も高い。

 無限遠が出ないので通常の撮影でどうなのかは分からない。仮に周辺が流れるとしても、APS-C サイズでは問題にならない可能性が高い。とりあえずマクロ域では恐ろしくシャープなレンズだった。「さすがヘキサノン」
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