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2017年06月03日15:42

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結局タクマー 50/1.4 もテスト

 似たようなシチュエーションを撮り比べるとレンズの違いが結構見えてくるので、やっぱりここはタクマーにも参加してもらおう。 M50/2 は単なるヘリコイド部品のつもりだったのになんかエライことになった。このタクマーは SP に付属していたもので、正面に Super Multi Coated TAKUMAR 1:1.4/50 とある金属ローレットのもの。かなり黄変している上にカビがじわじわと繁殖中。

 写真左:このところお気に入りの透過光の桜の葉。 F4。このカビで半逆光は厳しいかと思ったら意外に健闘している。解像度も思ったより高い。ボケが二線ボケになりたがっているが、M50/1.4 ほどあからさまでなく意外に穏やか。 写真中:パラボラ3兄弟。黄変の影響は基本的には AWB が吸収してくれるが、たまに色がおかしくなることもある。 写真右:ヘビイチゴ。 F2.8。ちゃんとシベが写っていて、少なくとも M50/1.4 よりは解像している。

 個々の特徴は M50/2 より M50/1.4 に似ているのだけど、キリっとしたところとソフトなところを持ち合わせていて、なんとなくバランスが良い感じがする。私はもう少しガツンと来るレンズ、例えばシャキっとしたヘキサノンや、コントラストの高い M28/2.8 の方が好きだけど、55/1.8 やタクマー 50/1.4 を銘玉とする人の気持ちも分かるような気がした。

 歴代 50/1.4 は(少なくとも 7枚タクマー以降は)同じ光学系で同じ描写だとあちこちに書かれてあるが、アトムレンズとそうでないものは違うはずだと思うのだがどうだろう。実際うちにある標準レンズを撮り比べてみると、M50/1.4 が一番写りが悪かった。もっとも MX 発売と同時に買った最初期の M レンズだから、個体の問題である可能性もある。世間(ネット上)の M50/1.4 の評価はもっと高い。

 タクマーは AUTO-MAN レバーでプリセット絞りとして使うことが出来るが、その操作に慣れなくて時々混乱した。K-01 では M レンズはマニュアル露出で使うのでグリーンボタンを押したあと後ろのダイヤルで(シャッター速度を操作して)露出補正をする。一方プリセットのレンズは絞り優先を使うので、グリーンボタンが要らない代わりに、露出補正には +/- ボタンが必要になる。

 50mm単焦点が必要な時は、多分フレアの出にくい F2 を持ち出すと思うけど、このタクマーも、M1.4 も、K55/1.8 も時々使ってみたい。多分、「あ、これいいじゃん」て思う時がきっとあると思うのだ。
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