昨年オクで入手した K-01 が一周年を迎えた。ペンタックスの AFレンズのほか世に豊富にある Kマウントレンズが使え、像さえ結べば虫眼鏡でだって撮れる、なかなか便利で面白いカメラだった。
巷間言われるように液晶ファインダーがウィークポイントに感じる。順光でも逆光でも見え辛く、下手するとフレーミングもままならない。開放付近でフォーカスアシストは当てにならず、拡大しないとピントが分からない。思いのほか手ブレを誘発させていて、SR が追いつかない。
逆に光学ファインダーに無いメリットとしては、カメラホールディングに自由度があることと、暗いレンズや実絞りでちゃんとファインダーが機能することが意外ではあった。
QV-10 にわくわくしたのは、実はあれが「一眼」であったからだと思う。一眼であることの先には光学アタッチメントやレンズ交換が控えている。もしかしたらマビカはそこを誤ったのかも知れないが、現在のソニーのミラーレスが更にその先、マウント交換にまで行き着いたのはちょっと面白い気がする。
K-01 はミラーボックス(?)が狭くレンズ遊びの自由度は思いのほか低かった。左手側をストンと切り落としたのはコンパクトさを強調したかったのだろうけど、いくら切り詰めたところで Kマウントのカメラだ。いっそ SP のようなデザインにしてそのぶんミラーボックスを広々と取ってくれればいいのに。今年「 K1000のようなミラーレスが出る」という噂があったが、あれは違うものだった。
ジャンクカメラをいくつかバラしてレンズを取り出してみたが、K-01 の狭いミラーボックスで無限遠を出せるのは、AFコンパクトの 35-38mm、F2.8 程度のもの。それより短いものや明るいものはマクロ専用になってしまう。
ただいまケンコーマクロテレプラスのヘリコイドを使って色々試作中だが、結局撮ってるのはごく近距離のものばかり。この手の被写体は片ボケが目立たないので自作向きとも言える。 写真左:水道栓。フジ クリアショットM 29mmF5.6。 写真中:猫。チノン35FS 35mmF2.8。 写真右:イチョウの花。コニカMT-11 35mmF2.8。 全て開放。
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