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2017年04月05日12:58

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チノン35FS

 当分ジャンクに手を出すまいと思っていたが、チノンは出物が少ないこと、完全ジャンクでバラすのに躊躇しなくて済むこと、プラだから分解が容易ではないかと思えること、そしてHOからジャンクカメラが減っていることなどから、久しぶりのジャンク、初めてのチノン、CHINON 35FS を安値で落札。

 本当は不動になってるベラミのレンズを試してみたいのだけど、それは余りにもったいないので似たレンズ付きを狙った。ベラミと同じである保証は無いが、どちらも同じ3群4枚 35/2.8、ゾーンフォーカス全群繰り出しのビハインドシャッター。見た目は同じレンズに見える。落札してから調べてみると、このカメラ、写りがいいってんでオクで高騰したこともあるらしい。期待出来るかな。

 驚いたことに巻き上げレバー下がパトローネ室で巻き上げドラムは左手側。モーター巻き上げならともかくレバー式でこんなカメラは記憶に無い。グリップを電池室にしたいがためだったのか、モナカにするためだったのか。ベラミに負けないユニークさだが、お陰で巻き戻しクランク(と三脚座)がボディ下に出っ張って、スマートさを欠いてしまった。

 レンズ飾板が接着されていて最初バラすのに往生したが、それ以外はネジで綺麗に外れて行く。巻き上げはファインダー下の大型金属ギアで回転を伝えていて、直接手で回しても軽く回るほど滑らかだ。恐らく安物コンパクトにあるまじきスムーズな巻き上げレバーだったろう。全体にとてもうまく出来ていてそれでいてユニーク。さすがベラミを作った会社、さすが世界に冠たる日本のカメラを支えたメーカー。

 ただこのカメラはレンズ直下に大きなストロボ用のコンデンサが入っていて、暗箱をかなり圧迫している。もちろん反射防止はしてあるものの、もしかしたらピーカンの撮影でフレアが出たりしなかったかな。ストロボ内蔵のカメラはこのへんがウィークポイントかも知れないと思った。

 シャッターがビハインドタイプなのでヘリコイドとレンズユニットがすぽっと取れた。ビトウィーンシャッターだとこうは行かない。ベラミ用に設計されたせいかバックフォーカスに余裕があり、K-01 に取り付けるのにそう無理をしなくても済みそうだ。とりあえず今日はバラすところまで。試写はまたそのうち。

 そう言えば先日 PENTAX-M28/2.8 の超綺麗な個体が540円で転がっていた。よっぽど買おうかと思ったけど思い留まった。もう無いだろなぁ。同じ棚に OM707 も捨て値で転がっていた。オリパスが AF一眼レフを出していたのを知らなかった。気の毒である。ペンタで良かった。
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