mixiユーザー(id:2760672)

2016年04月22日15:28

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ペンタックスの K-01 を買う

 うーむ。ヤフオクでうっかりポチしたために、「孤高の」とか「キワモノ」とかの形容詞の付くカメラを、現物を一度も見ないまま買ってしまった。正直ミラーレス一眼はおろか、デジタル一眼レフはおろか、AF一眼レフはおろか、両優先AE一眼レフすら未経験な私が、である。うちにあるペンタのレンズは SMCP-M で、Aレンズはジャンキーな 35-70 が転がってるだけ。買ったのはボディのみなので当面これらで遊ぶことになる。

 うっかり買ったものなので仕方が無いが、どうせならブルーが良かったかな。正直今の生活パターンでこの大きさのカメラを持ち歩くとは思えないし、わざわざ撮影に行くのも考えにくい。「いつかミラーレス買ってレンズで遊ぶぞー」と思ってはいたが、その時間が出来るのはまだ先だろう。

 モノが来てみると厚みはそれほど気にならないが、重さが予想外だった。デザインそのものは特に素晴らしいとも奇抜とも思わない。Kマウントミラーレスという個性を表すには成功してるんじゃないか。敢えて旧ロゴと組み合わせたところが面白いが、グリップの形とグリーンボタンの位置はよろしくない。バッテリーは他機種と共通だそうで、一代限りのマイナー機としては有り難い配慮だ。体質的に弱いペンタックスはどうしてもチャレンジングな商品が多くなるが、無責任なところが無いので安心出来る。

 旧レンズでの制約や使い勝手はネットにいくつも解説があるのだけど、途中の世代(両優先とかAFとか)の知識がスッポリ抜けているため良く理解出来ない。ボタンを押して露出値を決めるハイパーマニュアルなるものがあるそうだが ...今のボディに開放測光用絞り伝達レバーが無いという驚きの事実を初めて知った。それ、Kマウントじゃない orz

 デジタル「一眼レフ」というのは過渡期のものだと思っていたから、現在の状況はちょっと意外。 EVF のためのデバイスや撮像素子がまだ未成熟なのか。普通に考えれば一眼はミラーレスの EVF に行き着くはずで、そうして最後にはムービーに飲み込まれて行くのだろう。パナやオリは明らかにそっちを向いているし、キャノンやソニーも後ろを見ない会社だ。既存のメカが不要になって、新興勢力との戦いが始まった時、F マウントと K マウントはどこに向かうのだろう。

 写真は、遠い昔に虫眼鏡とありあわせの材料で作ったレンズを装着してみたところ。脱着式の絞りと、フィルムケースを削って作ったヘリコイドまで装備した労作だ。このレンズ、絞りを付けた状態で一眼レフで使おうとするとファインダーが暗くてピントが合わせられないが、ミラーレスなら暗くならない上に AF アシストまで利用出来る。いわゆるレンズ遊びにはうってつけで、トンネルを覗くような APS-C の光学ファインダーよか使い易いんじゃないだろか。写真は M モードになっているが、自動絞りじゃないので Av でオートが効くようだ。

 結局Kマウントである必要は無かったのかも知れない(うちのレンズは生かせない)が、まぁヒマを見てちまちまいじってみよう。
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