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2016年03月18日17:02

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フジとコニカのタフカメラ

 本日の獲物は フジカHD-S と コニカ現場監督WIDE28。ジャンクかごではあまり見かけないメンツだが奇しくも同時に捕獲。それぞれ 108円と 324円だった。

 どちらも名デザインだが特にフジのはホレボレするほどカッコいい。ペンタの LX と共にこの時代の美しいカメラのひとつとして強く記憶に残っている。防水や耐ショックのためゴムが多用されているが、某メーカーみたいにベタベタ劣化はしていない。ただシャッターボタンはもしかしたら溶けたかも。レンズは 38mm/F2.8 でビハインドシャッター。ヘリコイドを生かせるといいなぁ。ファインダーは実像式。往年の8ミリカメラを思い出す。電池室は激しく腐食してフィルム室まで侵していた。今のところ一体どこからバラせばいいのか皆目分からない。うーん、綺麗に磨いて飾っておきたい気分...

 現場監督は 28mm/F3.5のビトウィンシャッター。立派な後玉がフィルムぎりぎりのところに迫っている。デザインは良く出来ているが質実剛健で、高級感すら漂うフジとは対照的。フジにとってこのカメラの大ヒットはさぞ悔しかったことだろう。まるでワゴンRを眺めるホンダのように...。電池室は無事だったが 2CR5 は手元に無く早々に分解することにする。モナカを割ってしまえば中身はただの AFコンパクト...と思いきや、パッキンの都合でえらく凝った光学系のファインダーが付いていた。覗くのを忘れていたが、こちらもケプラー型らしい。

 何より驚いたのが撮影レンズの巨大さだ。歪曲収差を抑えるためか、像面湾曲を嫌ったのか、とにかくこんなに大きなレンズは初めて見た。うちにある SMCP-m 28/2.8 (半段明るい上にもちろんレトロフォーカス)よりずっと大きい(笑)  移植する場合は前後群を繋ぐ鏡胴一式を使う必要があり、前玉回転式のヘリコイドは無視することになる。また絞り兼用のシャッターは壊してしまったので開放で使うか、穴を開けた板をはめ込まなければならない。バックフォーカスは5ミリあるかないか! いやー、こんな特殊なレンズと思わなかった。こりゃミラーレスに流用するのはちょっと無理かなぁ。SMCP 55/1.8 と記念撮影。どうですリッパでしょう。

 先日別のハードオフのジャンク箱で SP+ST55/1.8 をなななんと 1080円で発見。シャッターは設定値に応じて変化しているようだしレンズも綺麗だった。くー。いっそジャンクなら買っていたかも知れないが、私では生かしきれないのでそっと置いて来た。いい人に拾われますように。
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