ライブ備忘録１３９ ６月２７日 植田真衣、中前りおん、anzu＠原宿ストロボカフェ

この日はちょいとブッキングライブへ。見たのは植田真衣さんからでしたが、ちょっと見ない間にギターがさらにカッコよくなっていて、それだけでもゾクゾクっとくるような素敵さがあるのですが、ちょっと憂いを帯びた重厚感ある歌の世界が、一段と凄みを増しているのを感じられて、まさに釘付けのライブでしたね。

次の中前りおんさんはnordで弾き語りということで、この日のセットリストは攻めに攻めまくったものになりましたね。見た目だけでなく歌の中身もクールビューティーであるだけに、ガツンとキメるライブパフォーマンスは流石であります。というわけで、例のドＳなやつは初体験だったというのはさておき、一人弾き語りであっても、そのグルーヴに揺れまくりでしたね。

そして、この日がレコ発だったanzuさんですが、ここ数年はいろいろ試行錯誤しながら、自分の音楽を模索しているわけです、結局はアコギに戻ってきたものの、でもそれはけっして原点回帰ではなくて、進化形であることを感じられたライブでしたね。透明感あるサウンドに浮遊感ある世界観は昔も今もanzuさんそのものであるのですが、格段と洗練されたサウンドで繰り出される、水彩画のように淡くて、でも強い意志を感じる熱のある歌が、空間に溶け込んでいくような感じで、素敵な時間となっていましたね。