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2018年08月15日19:56

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もう帰るのね



「もう帰るのね」

それは女の男に対する愛しさが凝縮した愛の言葉。

自分の体を満喫し、
満たされて切った顔をしている顔をしている男でも、
その言葉をあなたに言われたならば、
あなたを愛しているのならば、
いじらしく可愛らしく感じ、
そっと抱きしめてくれるだろう。

ほんの少しの時間の逢瀬でも、
どんなに長く一緒にいて、
どんなにお互いの気持ちと体を満たし切っても、
帰らなければならない時の言葉は、
「もう帰るのね」となってしまう。

そしてその次に会う日が決まっていなくて、
もしかしたらしばらく会えない日が
続くかもしれないと思えばなおさらに。

最後に残された時間は、
もはや言葉は無用かもしれず、
ただ同じ部屋にお互いがいることを
近くに感じあっていたい。

情事の後満たされたあなたの横顔は、
とても綺麗だから、
そのまま目を閉じても、
その顔が網膜に焼き付いていることを確かめたい。


そうすればお互いに会えない日々に
目を閉じれば、
今宵の情事が網膜に映し出されるだろう。

人目忍ぶ恋の花は蒼く燃え、
この世にあなたがいることを、
教えてくれるはず。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

先日亡くなった西城秀樹の1975年の楽曲
「悲しき誕生日」の歌詞を聴きながら、
物語にしてみました。

当時まだ子供だった私はこの歌詞の深い意味など分からず、
いい曲だという程度で聴いていたのですが、
あたかもその後の自分の体験を予告したかのような歌詞に、
今聴けば驚かされます。

人目忍ぶ恋、
経験のある方は是非聴いてみてください。
歌詞は安井かずみさんです。

「もう帰るのね」

することだけしてさっさと帰る男に対する女の嫌味や未練の言葉としては、
使いたくないし、使われたくない。

この日記は訪れるかも知れない西城秀樹ファンのために全体公開にします。




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