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2015年06月26日19:19

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「内側から開くようにすれば良い」なんて単純な話ではない。

最近の人は知らないのかもしれないけれど、昔は「冷蔵庫に子供が閉じ込められる」事故は結構あった。
廃棄された業務用冷蔵庫に潜り込むとか、家庭においてとか。
ご多聞にもれず、それらの冷蔵庫も内側からは開かない構造だった。

その経験から言えば、今回のドラム式洗濯機において「子供が中に入り込む」事態は「メーカーの想定外」では許されない。
子供のいるであろう家庭向けに販売する以上、想定しなければならない事態だ。

だからといって、冷蔵庫と同様に「内側から開く機構をつける」のが正解か?というと
ドラム式洗濯機の場合はそうもいかない。
「中の洗濯物が当って、洗濯中に扉が開いてしまった」なんてなったら商品として成立しない。
だからといって「誤作動を防ぐ為、洗濯槽から奥まったところにロック解除機構をつけました」だと、今度は子供の脱出の助けにならない可能性もある。

ドラム式洗濯機の場合、閉鎖時に内部が密閉されることも、内部から物がぶつかっても扉が開かないことも製品として必要な機能であって、「子供が中から開けられるけれど洗濯物が飛び出すことは防ぐ」機能までは必須とは言えない。

子供を失った親の感情として「メーカーに改善を求める」のは理解できるが、このケースの場合メーカーが「取扱説明書」で子供が入ることへの注意喚起をしていれば、瑕疵は問えないだろう。

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■7歳男児、ドラム式洗濯機の中から出られず死亡
(朝日新聞デジタル - 06月25日 23:34)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3485571

 東京都青梅市の住宅で今月8日、男児(7)がドラム式洗濯機の中に閉じ込められ、死亡する事故があった。警視庁などへの取材でわかった。男児が過って洗濯機の中に入った可能性もあり、青梅署が経緯を調べている。

 捜査関係者らによると、8日午前1時40分ごろ、「洗濯機のふたが閉まって子どもが閉じ込められている」などと消防に通報があった。男児は意識不明の状態で病院に運ばれたが、死亡が確認された。

 ドラム式洗濯機をめぐっては、海外で子どもが閉じ込められて死亡する事故が報告されているとして、消費者庁が昨年、子どもが勝手に洗濯機の中に入るのを防ぐために、使っていない時にもふたは必ず閉めるよう注意を呼びかけている。

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