二週連続で生憎の雨。
でも今回は皆で集まって温泉に入ってお酒を飲むのが目的だからいいのさ。
とりあえずは集合場所の谷川の湯のある塙まで電車で向かう。
大子で30分ほど停車時間があり、雨が弱ければ走りだそうかとも考えるが、微妙な天気。
結局塙まで輪行し、駅の外の軒下で自転車を組んでいると、酔っ払ったお爺さんが雨も降ってるし中でやっていいよ。と言ってくれるが明らかに駅関係者ではない。
しかし、なんとなく楽しい気分になった。
前週の教訓でレインコートは濡れる前に着ておくべきだということで、フル装備で走り出すが、雨は殆ど止みかけていた。
しっとりとした秋の風景は思ったよりも悪く無い。
雨もやんだのでまっすぐ宿に向かてしまうと勿体無いと思い横道にそれたりする。
宿までは結構登りがあり、自転車では大変だよとのとこだが、そのルートは6月の阿武隈オフの時に歩いた道なので、あえて旧道っぽい道を入ってみる。
最初はのどかな雰囲気の道が続く。こちらに来て正解だったなと思っていると、いつの間にか道は農道のような所に続いていく。
途中から未舗装になる。本当に道が続いているか少し心配になったが轍があるということは行き止まりではないだろうと進む。
結構道は荒れていて時々押しが入る。暑くなってレインコートの中のほうが汗で濡れてくるくらいだ。
暫く行くと宿への看板が見えてくる。
雨が再び降り出す直前に到着できてよかった。
駅から10キロほどだが、結構山深いところにあって秘湯めいて良い雰囲気。
なんでも、「ぢ」の名湯らしい。早速お風呂に入るが、鉱泉なので、一番乗りだったのでまだ沸ききっておらず、少しぬるかった。
そのせいもあり、普段は烏の行水なのだが、二十分近く湯に浸かっていたのでかえって芯まで温まり心地よかった。
そうこうしている間に残りの参加者も集合。(走ってきた方二人+塙からタクシー二人)。食前にお新香と銀杏でビールをいただき歓談。
正直言うと、走るよりもこの時間のほうが好きだ。勿論、晴れて走れたほうがいいのだけど。
料理も、派手ではないが美味しくて楽しめた。
お鍋に入っているツクネの団子がお婆ちゃんが崩れちゃってゴメンよ。と言っていたが、一番美味しかった。
食後も飲みながら歓談し、程よく酔いが回ったところで眠りについた。
翌朝、食事前にお風呂を堪能。
出発前におにぎりを用意してくれた。雨なら早々に退却という選択肢も会ったが、これは走らざるをえない。
出発時は微妙に小雨。手を降ってくれる宿のお婆ちゃんに手を振り返し出発。素朴な落ち着く良い宿だったなぁ。
雨は小降りになってきて止みそうな雰囲気。
午後からは上がる予定なので期待。
塙の道の駅でこの先どうするか相談。
一旦雨はやむが出発しようとしたらまた降りだす。ここで一人離脱。
残り四人で久慈川サイクリングロードを北上。
雰囲気のいいサイクリングロードだ。
紅葉も綺麗。雨はいつの間にか止んでいた。
棚倉城跡の公園で休憩。紅葉が見事だった。
ここで一人離脱で、残りの三人で白河へ向かうことにする。
国道を避けた道が正解で、快適なサイクリングを楽しめた。
一時期青空が見えることもあったり、かと思ったらポツリと来たりしたが、その後は雨の心配はいらなかった。
南湖公園で休憩。湖岸のベンチで宿で貰ったおにぎりと、持参の補給食をたべる。
ここは紅葉の名所らしく、人出も多かった。
青空が覗き、湖面に移るのはとても綺麗だった。
以前に来た時は工事中だった、小峰城を見たいので、ちょっとお先に失礼させてもらい白河駅へむかう。
空はすっかり晴れていた。ツーリングの最後が晴れていると今までの行程も色鮮やかに記憶に残るものだ。
小峰城を覗いた後、白河駅前で自転車をかたす。
雨中走行で汚れていたので少し手間どうが、新幹線のタイミングには間に合った。
指定席は満席だったが、運良く自由席で最後列がとれて快適に帰れる。新幹線はやっぱり早い。
帰宅後に夕食前に自転車の大掃除をする時間が確保できた。
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