アイドルはほとんどの場合計画的に売り出されるものだが、過去にはそうではなかった例もある
タナボタというのもちょっと違うのかもしれないが、ダミーとしてデビューするという珍しいケースがあった
1976年、マイナー・チューニング・バンドというグループが「ソウルこれっきりですか」という曲をヒットさせる
当時のヒット歌謡をディスコアレンジにしてメドレーにする斬新な手法で思わぬヒットになった
これは名曲ですよ。全部人の曲だけど(笑)
この曲は個人的にもよく覚えいて、当時はまだ中学生だったわけでわけも分からず聴いていたけど、今聴くとアレンジが結構カッコいい。特にベースがいい
実はこのマイナー・チューニング・バンド、スタジオミュージシャンの遊び心満載でやっているバンドだった
ところが思わぬヒットでテレビのオファーが来るようになる
そこで、テレビ用に急きょダミーでグループが結成された。それがアパッチだった
3人組のアイドルユニットだが、キャンディーズ路線というよりはピンクレディーの方が近く、お色気を前面に出すカラーで活動する
アパッチが歌った「ソウルこれっきりですか」がこちら
もちろん、最初の音源(レコード)では別の人が歌っている
こうしてアイドルグループとしてのアパッチの歩みが始まる
グループとしてのデビュー曲は「恋のブロックサイン」
木之内みどり主演の映画「野球狂の詩」の主題歌になった
しかしアパッチとしてはなかなかヒットには恵まれなかった
色々な番組のアシスタントを務めていたし、テレビへの露出はそれなりにあったのだが
路線も正統派というよりはどちらかといえば企画っぽい印象
こんな感じのもあった
結局1981年に解散
現在メンバーは全員芸能界から去っているが、メンバーだったミッチーのこんな記事が出てきた
元アイドル太田美知子さん 農家に嫁ぎ朝4時半起きの毎日(日刊現代)
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/189720
こういうのを見ると何だかホッとするのはなぜだろう
ところで昔アイドル関係の書籍で荻野目慶子・洋子姉妹の姉がアパッチのメンバーだったという記事を読んでそう信じていたのだが、どうやらこれは間違いだったとのこと
MOGAMIホームページ
http://jbossa.web.fc2.com/index.html
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