7/30（土）　Negicco@NHKホール

Road of Negiiiiii 〜TADAIMA〜 2016 Summer at NHKホール』supported by サトウ食品
■日時：2016年7月30日（土）開場17:00／開演18:00
■会場：NHKホール（渋谷区神南2-2-1）
■チケット料金：指定席￥5,800（税込）

13年間の歴史が凝縮された、一夜限りの特別なステージだった。
デビュー間もない頃に｢ポップ・ジャム｣の収録で立ったNHKホールへの特別な思い。
と言っても、過剰な演出があるわけではない。そこにいるのは、いつものように等身大のNegicco。
過去の曲を並べるのではなく、あくまでも現在進行形の姿を見せようとする意思を感じた。その姿、存在感は、更に大きくなっていた。

最初の｢恋するねぎっ娘｣から｢Negiccoから君へ｣で、10年間を駆け抜け、アボットさんの絵とconiieさんのナレーションによる紙芝居風のムービーで物語を見せて、｢彼女たちがその後どうなったかはこれから確認してください｣。ここから、現在のNegiccoを見せるという構成。
それにしても、昭和カラー（Nao☆談）のこの衣装はこの日1回きりなのだろうか。もったいない。
「ネギさま！Bravo☆」でのNao☆ちゃんのホイッスルが楽しかった。

ここからはNEGIMANDがバックにはいる。
オープニングの出囃子｢Make Up Prelude｣がバンドによって奏でられる。期待感が高まったところでNegiccoが登場する。ここでのオープニングは｢RELISH｣。続いて｢マジックみたいなミュージック｣。
いきなりトップギアに入れずに、ゆったりとしたスタートだ。でしゃばらずにツボを押さえるNEGIBANDの演奏がグルーヴィーで気持ちいい。昨年の野音から今年のツアーを経て、アイドルとバンドの理想形にたどりついたと言えるのではないだろうか。ネギホーンズの3人は、自分のパートでない時にも、手拍子したり腕を上げたりしている。彼らの姿が、本当に好き。

｢矛盾、はじめました。｣はMVを思わせる照明が良かった。
｢土曜の夜に｣のコーラスにしびれた。
｢江南宵唄｣は生でどうなるかと思っていたが、鳥肌ものだった。こんな歌い方をライブでできるんだな。サビのところで手を前に差し出して「本当の事　教えて」と歌う3人にドギマギしてしまって、本当の事を教えてしまいそうになった。今までNegiccoに感じたことの無い感情(笑)。Mabanuaさんの奥ゆかしいドラム連打も気持ちよかった。
「虹」や「SNSをぶっとばせ」は、CDで聞くよりずっと良かった。歌っている時のNao☆ちゃんの表情が好き。
そして、やっと生バンドで聞けた「カナールの窓辺」で至福のひと時。
終盤は、定番の盛り上げ曲を連続で投入。「圧倒的なスタイル」では僕のいる3階席でも隣の人と肩を組んでラインダンス。親子でやっている家族もいてなんだか微笑ましい。
アンコールのラストでピアノだけをバックに歌われた「私へ」が、深く胸にしみ込んできた。

アンコールの冒頭、神妙な顔のNao☆から語られた「現時点では武道館は厳しい」という発言もNegiccoらしい。「武道館は勢いで立つところではない。私たちはずっといつまでも歌い続けていけるグループを目指したい」。武道館は目標ではあるだろうけれど、目的ではない。この日に武道館の発表をしたいという思いもあったはず。まあ、武道館は逃げないから、気長に待つことにします。
しかし、次のツアーが、原点回帰とはいえ「ホームでホール」と、「ネギの産地でこんにちネギネギ」とは予想外の企画ではある。こうなったら、下仁田まで行っちゃいますか（←一応、ライブ後に帰ってこられる事は確認済み）。

前回のツアーに行けなかった（チケットを買っていた甲府公演が中止になってしまった）ため、なんと1月の光が丘と湯会以来、半年ぶりのNegiccoであった。さあ、明日はTIFで会うことができるでしょうか。

そして、ここNHKホールでまた「おかえりー！」って言いたいな。

写真は、ロビーにおいてあった「おむす便」と、帰りに出口で配っていたサトウ食品のクリアファイル。



（ナタリーの記事）
http://natalie.mu/music/news/196673

01. 恋するねぎっ娘
02. ねぎねぎRock〜 私もお家に連れてって〜
03. ネギさま！Bravo☆
04. トキメキ★マイドリーム
05. Negiccoから君へ
06. RELISH
07. マジックみたいなミュージック
08. 矛盾、はじめました。
09. 土曜の夜は
10. 江南宵唄
11. Falling Stars
12. おやすみ
13. Good Night ねぎスープ
14. サンシャイン日本海
15. 虹
16. カナールの窓辺
17. SNSをぶっとばせ
18. トリプル！WONDERLAND
19. さよならMusic
20. ときめきのヘッドライナー
21. 圧倒的なスタイル
22. 光のシュプール
＜アンコール＞
23. 自由に
24. 恋のシャナナナ
25. ねぇバーディア
26. 私へ