今年はあまりＣＤを買えなかった。特に、新譜のアルバムは数枚しか買えていない。
なかなかＣＤにお金が回らなかったというのが正直な所。
なので、今年はシングルも含めてのマイベスト10としたい。
もちろん、あくまでも個人的なランキングです。
��Negicco/Rice&Snow（アルバム）
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1938663914&owner_id=24615039
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1940695953&owner_id=24615039
何度か日記にも書いたけれども、このアルバムの素晴らしさ、凄さを全然表現できていない。
例えば「パジャマ・パーティー・ナイト」という曲。一見シンプルに見えて、実は非常に良く出来た曲だという事に、日記を書いた時点では気付いていなかった。今日も久しぶりに聞き直してみたけれども、まだまだ新鮮で新しい発見がある。
日記にも書いたように、ただ良い曲が集まっただけのアルバムではない（それだけでも凄いのだけれど）。
田島貴男や矢野博康といったいわゆる渋谷系の大御所から、Shiggy Jr.やOrland、スカートといった若手・中堅どころまで、このアルバムに関わったすべて人々の仕事が素晴らしい。加えて、口ロロの三浦康嗣や蓮沼執太のとんがり具合が、このアルバムの価値を高めていると思う。蓮沼執太や北川勝利、北園みなみといった名前は、このアルバムで初めて知りました。そして、何度も言うけれども、すべてを包み込むNegiccoの懐の深さ。声の魅力もあるけれども、これはもう彼女たちの人間力の賜物というしかない。そういうところはPerfumeと同じだと思う。
このアルバムがアイドル界に与えた影響は大きいのではないだろうか。そして、アイドル界の外でもわかっている人は気付いているはず。田島貴男が、自身のオリジナル・ラブの新作アルバムについて「Negiccoとの仕事を通して、もう一度ポップスと正面から取り組もうと思った」といった意味の発言をしていた事が象徴的だと思う。
とにかく大傑作。すべての音楽ファンにお勧めしたい、すべての音楽ファンにお勧めできるアルバムです。
��Chelip/Change the Power!!!（シングル）
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1947258418&owner_id=24615039
今年、Chelipに出会ってしまった事。これは自分にとって最大の出来事だった。
新曲もとても良い。来年の飛躍に大いに期待。
��RYUTist/Winter merry go round（シングル）
ウィンターソングの名曲が3曲。
今、本当に良い曲を聞きたければNegiccoとRYUTistを聞け！と言いたくなる。
「Winter merry go round」は、ナイアガラサウンドを思わせる曲。コード進行とそこに乗るメロディーがいちいち好き。曲の途中で急に転調してまったく違うメロディーが挟み込まれる展開は10CCみたい。
そして歌詞。これが切ない。「ずっと一緒に」という願いはたぶん成就される事はない。いや、そんな事はひと言も歌われていないけれど、そういう思いにさせられる曲です。
「piece of life」。
「ありふれた 一日が くだらないときもあるけど 負けないように強がって ちゃんと これからを生きるよ」
こんな歌詞が白々しさなど微塵も感じさせずに説得力を持って迫ってくる。RYUTistの佇まいがそうさせるのだと思う。
「Winter Wish」は、イントロとサビが全く違う曲みたいなのに、無理なく繋がっていく展開が見事。
��Van Morrison Duets/Re-Working The Catalogue（アルバム）
この流れでヴァン・モリソンを置くと怒られそうだ（苦笑）けれど、しかしこれは本当に良いアルバム。
タイトル通り、色々な人とのデュエットによるセルフカバー集。故ボビー・ウーマックやメイヴィス・ステイプルズといったソウル界の大御所、P.J.プロビーやクリス・ファーロウといった僕の知らなかった大ベテランからマイケル・ブーブレやジョス・ストーンといった現在の人気歌手まで、バラエティに富んだ豪華な面子。意外なところではジョージ・ベンソンがいい味を出している。ハイライトはやっぱりスティーヴ・ウィンウッドかな。ミック・ハックネル（シンプリー・レッド）もとても良い。そして、ヴァンの向こうを張ってバラードをしっとりと歌い上げたジョス・ストーンの歌いっぷりが素晴らしい。
�ゥ┘蝓璽澄Ε▲襯瓮ぅ�/歌わずにはいられない（アルバム）
今年の発見。北アフリカの西岸沖、大西洋の中心に位置するカーポヴェルデという島国から現れた新星。
西アフリカの伝統を感じさせつつ、ブラジル音楽、特に彼女が大ファンだというカエターノ・ヴェローゾあたりからの影響も窺える。ファドみたいな曲もある。若さと成熟が混じり合ったような歌声。カーポヴェルデの音楽はこれまで全くノーチェックだったけれども、なかなか面白そうだ。
http://youtu.be/eszj1xPGJiU
��Negicco/ねぇバーディア（シングル）
レキシの池ちゃんによる曲。耳に残るサビは、Negiccoの大きな武器となった。野音、そして武道館のPerfume FESで見たこの曲は忘れられない。初めてNegiccoを見た多くのPerfumeファンの人たちの耳にも届いたと信じたい。
カップリングの「おやすみ」がまたもう、たまらない。
http://youtu.be/MC8NsGs6vW4
Negiccoは、先日発売された「圧倒的なスタイル」新録のカップリング曲「カナールの窓辺」で、また新境地を見せている。本当にどこまで進化するのかNegiccoは！
http://youtu.be/gOqJSkckG2A
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これもホント、いいアルバムです。特に頭2曲からカジヒデキ作のシングル曲「マスカット・スローブ・ラブ」をはさんで8分の6拍子の「フォーゲル オ ヴィンド」そして、バニビにしか歌えない名曲「黄昏ハイボール」の流れがたまらんです。
��Especia/Primera（ミニアルバム）
前に書いたとおり。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1939911419&owner_id=24615039
Especiaはシングル「Avittor/Boogie Aroma」も良かったけれど、シングルとしてはもう少し引っかかりが欲しかったかなとも思う。
��Shiggy Jr./サマータイムラブ（シングル）
まるでポップスの教科書をみているかのようなShiggy Jr.。教科書などと言うとつまらないと思われそうだけれど、基本は素晴らしいという事です。表題曲の「サマータイムラブ」も良いけれども、カップリング曲「keep on raining」のグルーヴ感が大好きだ。
��大森靖子/マジックミラー（シングル）
これも以前日記に書いた通り。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1945030075&owner_id=24615039
(盤外)ミライスカート
マイミクさんにいただいた音源です。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1947519659&owner_id=24615039
旧譜ではカエターノ・ヴェローゾに中古屋で買ったトニー・ジョー・ホワイトやフランコあたりを良く聞いたかな。特にフランコの「ル・グラン・メートル」は素晴らしかった。
来年も素敵な新しい音楽との出会いがありますように。
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