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2015年11月30日22:48

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演奏会レビュー(11/30)

鶴見のサルビアホールでカルミナSQの演奏会を聴いた。ベトベンの4番、(彼らお得意の)シマノフスキ1番とラヴェルの四重奏曲というラインナップ。僅か100名でこの著名な団体を聴けるとは、何たる贅沢!音響も素晴らしかった。私個人の四重奏活動は2010年から活発化し、今年の春で一旦終了し現在冬眠中だが、時間が許せばまたやりたくなった…とは云うものの今のペースでオケをやっていては無理だな(12月は本番4回)。

さて演奏会の感想。1曲目のop.18-4からして2次元の楽譜から3次元以上を構築するダイナミクスと音色のパレットを見せつける。前回聴いた時にスザンヌ・フランク(2nd)の楽器がD線とG線共によく鳴る楽器だと思ったのだが、今回それは確信に変わり、他パートから受け継ぐ時にキラッと主張するのが実に小気味よい。ウェンディ・チャンプニー(va)もラヴェルの3楽章ではエッジを利かせるだけでなく多彩な音色を発揮し、青白い情念の炎を灯していた。アンコールはK387から緩徐楽章。エンデレル(1st)とゲルナー(vc)による楽想の交歓が空間をほっこりさせた処でお開きと相成った。贅沢な気分を味えたので忙しい月初も軽やかに乗り越えられそうだ(といいが…)。
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