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2018年09月21日15:20

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「食べる女」〜男は刺身のツマなのか

冒頭すぐさま小泉今日子・鈴木京香・沢尻エリカ・前田敦子が食卓を囲む。古びた日本家屋、縁側をはさんで庭に面した畳の間で4人が囲むのはコタツだったかちゃぶ台だったか。そう、じゅうぶんに日常的な空気が流れる状況にもかかわらず、そこからはほとんど生活感がただよってこない。まさに”豪華女優陣”が好き勝手にしゃべる女子会をながめる感触だ。

そして彼女たちのほとんどがそれなりにいい暮らし、広尾とか恵比寿とかの地名が登場、目黒あたりの閑静な住宅地をさかんに行き来する。さらによく見れば男性陣だってけっこうイケメンぞろい、そうかこの作品はリアリティを重視せず、豪華女優陣の欲女っぷり競演を楽しむべきなのかと。とはいえ壇蜜やシャーロット・ケイト・フォックスなんて演技と言っていいのかどうか…。

こうなったら芸能界的下世話な部分に踏み込んでやるか。勝地涼と前田敦子が仲良くなったのはこの撮影時だったのかとか、子役のひとり鈴木優菜12歳はめっけもので将来が楽しみだとか、エンドロールでPANTAが出演していたと知るも(わざわざカッコつきで(頭脳警察)と加えてあったのは笑った)、登場シーンではまったく気づかなかったとか…。

いちおうオムニバス形式ながらあまりメリハリはなく、もうちょっとうまく組み合わせれば話にもっと奥行きが出たのでは。そしてメインテーマである“食”、各料理それなりに美味しそうに映えながらも、深く掘り下げるわけでもなく中途半端。ここのところは全体を貫く贅沢な時間の流れに、ゆったりと付き合っていくべき作品なのかななんて思った次第です。
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