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2018年09月19日22:15

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神宮スズメの独り言2018秋〜22〜エース敗戦

絶対的な優勝候補である東洋。開幕カードは春に勝ち点を奪われたイケイケ野球の立正。ともに1点差で連勝し、きっちり勝ち点1を取った東洋は当然のように上茶谷君が先発。

この春は最下位だった中央を相手に1勝2敗で勝ち点を落とした亜細亜は中村稔弥君が先発。

平成19年の春から21年の春まで東洋が5連覇。22年と23年の春も東洋が制した。しかし23年の秋からは亜細亜が6連覇。その間に東洋は2部に落ちた。駒澤、専修の優勝を挟んで再び亜細亜が2連覇し、日大の優勝の後に1部復帰した東洋が3連覇中だ。

平成19年から今年の春までの23シーズンで東洋が10回、亜細亜が8回優勝している。しかし、その23シーズンの間に一度も2部に落ちていないのは亜細亜だけだ。

順調なスタートを切った東洋と初戦カードから勝ち点を失った亜細亜・・・

下馬評でも東洋優位は変わらない。だが、亜細亜の中村君は坊主頭にしてきていた。初回からいきなり先頭の竹原君を三振にとると、飯塚君には四球。そして3番の佐野君を三振に仕留めると4番の中川君はストレートの四球。だが5番の山田君は三球三振に斬ってとった。

調子がいいのか同課はわからないが、四球を出しながらも3つのアウトをすべて三振で取った中村君の気合は球場に伝わった。


その裏の亜細亜の攻撃、東洋のドラフト候補の上茶谷君はあっさりと2死を取った。だが、この春とはあまりにも違う変化球主体の投球、それはこの秋の開幕戦でも感じた。報道によると新球をマスターしたそうだ。カットボール・・・・

ボクには迫力が格段になくなったように思えたが・・・・

そして、まさかの3連続の四球。最初の四球を与えた山本君は2塁へ盗塁した。打者は強打者の頓宮君だ。2死2塁となったことでより警戒心が強まったのかもしれない。頓宮君と菊地君に四球を与えると、正随君の当たりはバットをへし折られたセカンドゴロ。

中川君はセカンド寄りに守備位置を変えてボールを正面に迎えた。そのままグラブにボールを収めると同時に2塁カバーに入っているショートへトス・・・・

のはずだった。だがボールはグラブからこぼれる。どこにも送球できないどころがこぼしたボールすら手につかなかった。2塁走者も本塁へ向かっている。慌ててのバックホームも間に合わなかった。

そして続く阿部君にはセンター前に運ばれた。この回3失点。だが打たれた安打は1本だけだ。

いくら優勝候補の東洋と言えどこの3点は大きい。なぜなら東洋の投手力は完全に抜けてはいるが打力はもう一つだからだ。

そしてこの3失点は明らかにエラーが原因であり、それがなければこの回は無失点で終わっていた。しかし、野球とはそんな簡単なものではない。エラーした選手が悪いのは間違いないだろう。だが、なぜエラーが出たのか・・・・・

野手というのは連続四球を本当に嫌う。どうせなら安打を打たれる方がましだという選手もたくさんいる。守っているリズムが狂うからだ。四球はエラーではないが、投手としてはエラーとも言える。

更に言えば、この2失点の後に何も間を取らなかったこと、この試合の初安打がここで出て3点目を追加されることだ。

思いもよらぬ初回の3点で試合を優位に進めることになった亜細亜は逆に凄みを増した。

亜細亜の中村君は2回にも安打や四球を許すも2つの三振を奪って2回を終わって5奪三振。3回は1三振、4回は2三振を奪ってそれぞれ三者凡退。

もちろん上茶谷君も立ち直って2回以降はストレートが走り始めて亜細亜打線を抑える。

6回の東洋は1死から安打と2塁打で2・3塁のチャンスをつかむ。亜細亜の内野陣は1点どうぞの定位置。内野ゴロで1点を与えたが最少失点に押さえた。

逆に7回の亜細亜は四球と送りバントと安打であっさりと1点を追加した。ここで上茶谷君は降板。代わってマウンドに上がったのは智辯学園での選抜優勝投手の村上君だった。

4−1だ・・・・

8回の裏、亜細亜は四球ででた走者を送って2死後、村上君に代わった藤井君がワイルド;ピッチ。捕手が後逸したボールを見失ない、2塁走者が生還した。

亜細亜が得点した5点のうち、初回はエラーによるもので投手の自責点は0。8回の1点もバッテリーエラーによるものだ。

だが、それも含めて野球だ。この試合に関しては投手にとって可哀想だとは言えないからだ。

この十年以上もともに優勝を争ってきた東洋と亜細亜、やっぱりこの秋の優勝を占うのはこの両チームなのだろうか。

東洋は最終回に無死2・3塁というチャンスをつかむが、これも亜細亜は走者無視の守備体系をとり、犠牲フライの1失点だけで勝利をつかんだ。

亜細亜の中村君は毎回の14もの三振を奪った。投手戦としても圧勝だった。

亜細亜は当然2連勝など望んではいまい。明日は万が一負けてもOK。最終的に勝ち点を取ればいいというスタンスでくるはずだ。

絶対ではない戦国東都・・・・

明日からまたその試合は続く。



2018年9月19日 東都大学野球秋季リーグ戦 第3節1回戦(於 明治神宮野球場)
東洋
000 001 001 = 2
300 000 11x = 5
亜細亜

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