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2018年08月20日22:59

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浜風のつぶやき2018〜56〜やはり来た王者

互いにとって決勝の相手は金足農に決まった。この試合を勝てばだ。

この大会大本命と言われてここまできた春の優勝校大阪桐蔭。その大本命を追うチームはいくつかが挙げられた。

昨夏の決勝と戦った花咲徳栄と広陵。この春の準優勝校の智辯和歌山。さらに横浜や星稜、平安当たりだろうか。

そのうちの星稜をタイブレイクで破った済美がここまで来た。この試合で完投した山口直君。星稜の多くの選手が足を吊って苦しむなか、本当に打たれ強い投手だ。

大本命の大阪桐蔭に挑む済美。そしてエースの山口君。

この大会で大阪桐蔭に立ち向かうチームはみんなうまく行く。当然だがそれなりの戦略を立ててくるからだ。さらに捨て身の姿勢が迫力を増す。だが最後には・・・・

いつものように試合前にはベンチ近くで大勢がカメラを構えて声援を送る。黄色い声援にも誰一人それにこたえることなく集中している。他のチームなら笑顔を見せたり手を振る選手もいるが・・・・・

今日の済美もまずは先制点を狙ってきた。そしてそれは成功する。2回、内野安打と四球から山口直君は送らずにタイムリーで1点先制。その後は大阪桐蔭の先発柿木君が意地を見せて連続三振。しかし政吉君はセンター前へ・・・

2点目かと思われたが桐蔭の藤原君の素晴らしいバックホームにアウト。

藤原君のあの守備位置から前進してきて捕球、さらにバックホームであの送球。ボクは肩よりもダッシュしてくる走力だと思う。足が速ければ守備範囲は広い。走者が2塁で前進守備を敷かなければならないときでも定位置で長打にも備えられる。

プロが求めている部分はそういうところもあるだろう。ただ打つとかただ三振を取るとかじゃない。そしてこの2回を1失点に凌いだ大阪桐蔭は無死1・2塁から送って山田君のタイムリーとワイルドピッチで逆転する。

だが済美は5回表に1死1塁からエンドランをかけ3塁ゴロの間に1塁走者が3塁を狙う。1塁手から3塁へボールが送られたが悪送球。これで済美は同点とした。

エラーによる得点ではあるが、エンドランからの果敢な走塁は見事だった。

だが、桐蔭はここからだった。5回の裏、1番の宮崎君から始まる桐蔭は早速強烈な3塁強襲の内野安打。青地君も安打で続く。踏ん張りたい済美の山口君。中川君の送りバントを3塁で封殺すると4番の藤原君を3球三振に取った。

ずっと一人で投げ続けてきた。予選からずっと。準々決勝こそ先発を池内君に初めて譲ったがリリーフ登板で勝利に導いた。無死1・2塁のピンチも2死まで取った。あの4番の藤原君からは3球三振を取った。あと一人だ。

だが根尾君には四球。そして先ほどエラーで失点を招いた石川君のタイムリーで2点。内野ゴロエラーでも1点を失って5−2とされた。

試合はそのまま終了。投げ抜いてきた済美のエースは力尽きた。

ボクは大会初日、中央学院を応援していた。次の星稜には負けると思っていた。だが・・・・

この甲子園の舞台で大阪桐蔭と試合ができること自体が奇跡だ。新チーム結成後はこの大会にも出場している明石商に練習試合で20点近く取られて負けたという。それがベスト4まできた。負けた相手は大阪桐蔭。胸を張った愛媛に帰ってほしいと思う。

そして下関国際の鶴田投手と並ぶタフネスぶりを発揮した山口君。次のステージでまた会うことはあるだろう。できれば神宮で待っているが・・・・・



2018年8月20日 第100回全国高校野球 準決勝(於 阪神甲子園球場)
済美
010 010 000 = 2
000 230 00x = 5
大阪桐蔭

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