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2018年08月12日06:46

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浜風のつぶやき2018〜26〜明石商の未来

兵庫県大会で3年連続準優勝。予選の準優勝なんてまったくうれしくもない表彰だ。それを今年は打ち破ってきた明石市立明石商。

第1試合から近畿勢が3校出場するが今日のお目当ての一番はこれだろう。

対するのは八戸学院光星、2年ぶり9回目の出場だが、その2年前は大量リードを守り切れず大逆転負けを喫した。今の3年生は甲子園が異様に様変わりし仲間以外がすべて敵となったあの試合をスタンドで経験している。

試合は序盤から動く。初回東君の2点本塁打。その裏明石商にダブルスチールを決められ1点を返されるが2回には1死1・2塁から3本の安打と相手エラーで4点を奪い、4回にも1点、5回には東君のこの日2本目の本塁打が出る。

しかし、もちろんいくら明石商が初出場とはいえ、このまま終わるとは思っていないだろう。少なくともあの2年前を経験している光星は・・・・

4回の裏、明石は反撃に出る。そしてそのような状況での反撃はミスから始まる場合が多い。1死から植本君の打球は1塁ゴロ、これを1塁手が前にこぼすがすぐに拾ってベースを踏めば間に合った。だが、このボールが手につかない。エラー・・・

次だ。植田君は右前に安打。3塁へ進む1塁走者に対して右翼手は間に合わないのに3塁へ投げた。この間に打者走者は2塁を奪う。

無駄な送球間進塁というのはこの大会とても目につく。間に合うかもしれないと言う勝負の送球ならいい。だが絶対に間に合わないのに送球することで別の走者の進塁を許すのは無駄だ。

1死2・3塁。光星は1点やむなしの守備体系で内野ゴロの間に1点を献上すると四球を挟む3連打でこの回一挙4点を奪われた。8−5・・・

そして試合は7回に進む。光星のマウンドには先発の福山君に代打が出されたため6回からは成田君が上がっていた。先頭の田淵君が四球、右田君が安打で無死1・2塁からバントで送って植本君植田君の連続タイムリーに山本君のスクイズと一気に同点に追いついた。

あの時のようなタオル回しはないが明石の応援が徐々に内野からバックネット裏に広がってくる。しかし光星にすればアウェイ上等だ。あの東邦戦に比べれば屁でもない。8回も9回も先頭を歩かせるというピンチを招きながらもしのいでいく。

そして延長。2つの四死球で2死1・2塁の光星。中村君の当たりはレフト前へ、本塁は無理かと思われたがこれを左翼手がボールを少し後ろにそらす間にホームイン。

その裏の明石の反撃をかわし光星が勝利した。

明石商は初勝利こそならなかったが中盤の粘りには甲子園が味方するシーンもあった。1年生ながら1番を打った来田君は俊足の選手。2番打者の水上君も2年生だ。来年は強豪私学の壁に立ち向かうが彼らのこの超満員での躍動は今後につながるだろう。

明石商の粘り、それを受けて立ち最後は突き放した光星。第1試合に引き続いて見ごたえのある試合だった。



2018年8月11日 第100回全国高校野球 1回戦(於 阪神甲子園球場)
八戸学院光星
240 110 000 1 = 9
100 400 300 0 = 8
明石商

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