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2017年09月26日22:07

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神宮スズメの独り言 2017秋〜5〜史上6人目の本塁打と外野守備と・・・

3回を終わった時、神宮の試合時間は35分を示していた。投手の出来がよく淡々と進んだ試合は1−0で慶應のリード。

法政長谷川、慶應津留崎の両先発は3回まで被安打1、無四球の安定した投球で試合を締めた。慶應の安打が郡司君の本塁打だっただけだ。

投手のコントロールがよくてエラーがないと試合は締まって集中力は高まる。

4回の表、慶應は四球の柳町君を置いて岩見君の本塁打が飛び出した。3試合連続で六大学史上6位タイとなる通算18号だった。これで3−0・・・・・

しかし、4回裏からはまったく違う試合になる。法政の先頭相馬君が2塁打で出塁、これは慶應岩見君が追いついていながら打球をそらして2塁打となったものだ。相馬君は機動破壊の健大高崎で甲子園で活躍した選手だ。

その後内野安打失策で無死1・2塁となるが津留崎君は踏ん張って三振と内野ゴロで2死1・3塁までもってくる。だが、死球の後で満塁となったあとの川口君の打球は右中間に・・・・

これも慶應天野君は追いついた。グラブに当てながらも捕球できずに3塁打で同点となった。2安打で3点だが、その2安打も外野手はグラブに当てながらの安打だった。

その後津留崎君は2つの四球で満塁とされマウンドを降り石井君に代わって後続を断った。

法政も長谷川君に代打を出したため、継投でマウンドに上がったのは初戦で慶應を完封した菅野君。

6回裏の法政、2連打と死球で無死満塁。リリーフで5回、6回と慶應を抑えた投手の菅野君はきっちりとセンターへ犠牲フライを放ち1点を勝ち越した。そして1番の船曳君に打席が回る。放った当たりはセンター頭上。だが、慶應柳町君の背走を見て取れると思った。余裕のある捕球態勢に入ったように思えた。

だが、打球はその柳町君を超えた。風は吹いてはいない。

法政は3点で慶應を突き放し7回にも1点を追加して7−3とした。そして、法政菅野君に対して慶應はもう抵抗できないような空気が流れた。

最終回の慶應の攻撃。先頭の岩見君が三振に倒れると、席を立つ観客が目立った。

だが、慶應はここから反撃を見せる。清水君が3塁打で出ると倉田君が返す。

すると法政は4年生の熊谷君をマウンドに送った。昨年までは先発を任されていた彼はこの春から抑えに回っていた。

そして今日本塁打を打っている群司君を三振に仕留めたが、代打の明渡君にはレフトスタンド中段に放り込まれて1点差。

1点差とはいえランナーを失った慶應は厳しいかと思われたが代打の中村君がセンター前に運び1塁ベースでガッツポーズを見せた。そして天野君の打球はセンター前に抜ける強いゴロ、だが、これが2塁塁審にあたり2死1・2塁からの再開となった。慶應のブルペンではもう諦めていた投手陣が急いで投球練習を始めている。

1点差まで追い上げ2死1・2塁のチャンス、だが、昨日本塁打を放った瀬尾君は三振に倒れて試合は終わった。


外野の守備は内野と違ってエラーの記録にならないミスがある。

投手力の弱い慶應にとってはこのミスが一つでもなければどうなっていたかわからなかった試合だった。

秋のシーズンを左右するのは4年生。それぞれが2カードを終えた東京六大学野球。これからの終盤、ミラクルを起こす4年生が出てくるはずだ。

これが学生野球だという奇跡を楽しみたいと思う。


2017年9月26日 東京六大学野球秋季リーグ戦(於 明治神宮野球場)
慶應義塾
001 200 003 = 6
000 302 10x = 7
法政

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