栗本薫が書いてたなあ

上位の者から下位へ抑圧が与えられると、その下位の者は「更に下位の者」を見つけてきて、抑圧を丸投げしちゃう
それがずっと続いて、とうとう「誰にも押し付けることが出来ない弱者」にまで辿り着く

でもその誰かだって、そんなもの引き受けて生きるわけには行かない
そもそもの上位ですら手に負えないそれを負わされて、弱者が生きていられるわけがない。それを背負ったままでは生きられない
どこかで、どうにかしてそれを祓わないと生きていられないと感じる

そんなところから、例えば「中年男が幼女を殺す、あの悲惨な事件」が起きるのだと

その施設での職務にどんな恨み、不満を持っていたのか。それが知りたい

それを知らずに、ただ「異常犯罪者だから死刑で」と、俺は簡単に答えたくない

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施設に刃物男、19人心肺停止
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