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2017年09月26日01:49

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弔い。




素敵が素敵を呼ぶのは

とても自然で美しい。


そして

素敵ではないものが

剥がれ落ち

土に帰るように音もなく消えて行くことも

自然で

涙のように降る雨に朽ちて逝き

静かに暮れてゆくことも


何も特別に悲しむことでもない

とても当たり前のことではないだろうか。




ではなぜ

降る雨に濡れる?


髪や肩

頬に流れる、いつか拭われ

忘れ去られてしまうのに


雨は降り

辺りを濡らし景色を虚ろに染める?



朧気な時間という一刻に


僅な素敵を閉じ込めて




朽ちてゆくものへの

愛という


弔いなのではないだろか。




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