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2018年06月21日14:12

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蒸し暑いmixi日記41

車中泊ツアーを終えて帰ってきた。

軽のバンの荷台にハーフサイズのベッドを積み込み、左半分は寝床、もぅ半分を荷物室および生活空間(飲んだり食ったり)スペースに宛ててゐる。

キャンピングカー、のやうな大仰なものでなくても、完全に横になれるスペースさえ確保できれば、車中泊の旅はオツなものである。

去年の秋あたりから断続的、実験的に車中泊ツアーを敢行してゐて、あれば便利、となくても良い、ものがだいぶ分別できてきた。

まぁキャンプ、ではなく、ツアーなので、よぅはワシにとっては仕事なのだ。
仕事に要るものとキャンプに要るもの、ではおのづと違ってくる。

まづ、まぁキャンピングカー、と云へばたれもが憧れるのはキチンだが、ツアーにはあれは要らん。水回りは道の駅などで確保できる。冷蔵庫も憧れるが、クーラーボックスがあれば十分だ。ビールが3〜4本冷やせれば事足りる。

カセットコンロ一つ積んでおけば、コーヒーも沸かせるし、焼酎のお湯割や熱燗もできる。
豪華なソファやテーブルも不要だ。ベースアンプの上にまな板とランチョンマットと敷けば、そこは食卓になるし、簡単な調理ぐらいできる。
工夫は必要だが、パスタぐらいなら作れる。

そもそもツアー先では、打ち上げやらで食べ物には困らない。
それにまァ、昨今よほど辺鄙な場所でない限り、どこかにコンビニはあるので。

カーナビも、あれば便利なのだらうが、ワシは昔ながらの市販道路地図で旅してゐる。細かい道筋や渋滞情報などには疎くはなるが、だからと云ってものすごく不便か、と云へばそんなでもない。
コンパス(方位磁石)と望遠鏡(双眼、単眼問わず)はあれば便利。

あとまァ、マグライトとかランタンとか・・・。
フォークとスプンが付いてる十得ナイフがあると、まァ便利。

あとね、意外と「胡椒」をひとビン持っておくと良かったりす。


寝泊まり、の重要性もさることながら、車中泊仕様の車でツアーするメリットの最大は、どこでもそこを休憩室にできる、といふことだ。楽器を抱えて、会場入りの時間まで見知らぬ街を彷徨う難儀から比ぶれば、そは天と地の違いがある。

こたびもワシは、山ん中にあるえぇかんぢの駐車場(トイレ付き)に車を停め、コーヒーを入れ、寝っ転がって本を読みながら、午後の大部分をそこで過ごした。

ファンの皆さんからいただくお土産も、遠慮なく受け取り、積んでおくことができる。
楽器と荷物を抱えてゐる上に「地酒の一升瓶」なんぞ頂いた日には、その日のうちに飲まねばならず、二日酔いか急性アルコール中毒は必至だ。

といふことで、最近気に入ってゐる車中泊ツアー。
車を転がしながら、また初めて見る風景の中で休憩しながら思ふのは、確かに子供の頃、かういふ暮らしに憧れてゐた、といふこと。

そして、これをやり続ける=旅をし続ける人生=定住場所を持たない人生、といふ選択肢もあることに、今更ながら気づくのである。


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