油絵を描きたい、と思ってゐた。
ゐる。
高校生くらいの時に、なんとなくさう思ひ、調べるにつけ、画材や絵の具の高価さにたまげ、その時は諦めたのだが(まぁその程度の熱意だった訳よ)、今もその願望が無いわけでもない。
今も全然貧乏だが、やりくりすればまぁ油絵の具くらいは買える身にはなった。
なんぢゃらセンター、みたいな処でやってゐる「油絵初歩講座」のやうなものを受けてみるのも良いか、と思ったりもしてゐる。
油絵は「長期戦」の芸術である、といふ。
これこれこのやうな絵を描きたい、と云ふ思ひを、描きながら維持し、完成までそのイメェヂをキープ、あるいはさらにクリエイトする必要がある。
そして、同じくらい難しい点として、「完成」を見極める心眼が必要だといふ。
ワシは暮らしぶりや人生設計においては、わりと「慎重派」とも云へるのだが、ことゲージツ・・・音楽や絵画においては完全に「直感型」であり、バパッと完成させる事を良しとす。
だから、絵画においてもえんぺつ画や墨絵、を好んで描いてきた。
しかし、そろそろこのがちゃがちゃした性格をどーにかせねばならんかも、といふ思ひもあり、その修行の一環として油絵に取り組むのも悪くないのではないか?と。
皮算用的に思ふワケでありますよ。
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