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2016年08月17日00:00

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【PSVDL】 帝都燃ゆ/シュヴァルツェスマーケン 【7/18〜7/20】

 



★★★★★★★★☆☆(8/10)←帝都燃ゆ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(0/10)←シュヴァルツェスマーケン(プレビュー版のため評価不能)




2016年発売の5pb.のゲーム!ジャンルはADV!

「帝都燃ゆ」のほうはアニメ『トータルイクリプス』第1・2話のことであり、
その後その部分を抜き出しアニメ全巻購入特典小説として作られたものがゲーム化されたもので、

「シュヴァルツェスマーケン」のほうは、
前回レビューした『マブラヴ オルタネイティヴ』のスピンオフ企画として、
小説という媒体で連載されたものをゲーム化した作品です^p^


7時間で帝都燃ゆEND、
1時間でシュヴァルツェスマーケン、

と全EDを見て総プレイ時間は8時間、トロフィーは未実装です^p^


今回マヴラブオルタネイティヴの二本がVITAに移植されたという事でプレイしたのですが、
私が買ったのはその2本が1セットになった「ダブルパック」で、
初回生産特典として「プレビュー版 シュヴァルツェスマーケン 紅血の紋章DLC」、
そしてダブルパック特典の「マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス 帝都燃ゆDLC」
の2つが入っていました^p^
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タイトルに一切「マブラヴ」の文字が入っていなかったのでなんだこれと思い調べてみたところ、

・帝都燃ゆは『マブラヴ オルタネイティヴ』の4年前〜11ヶ月前の話
・シュヴァルツェスマーケンは『マブラヴ オルタネイティヴ』の18年前の話

らしくどちらもマブラヴ オルタネイティヴの前日譚ということで、
おまけと切り捨てるには非常にボリュームがあり、
しかも内容がかなりおもしろいものであったという事で別枠でレビューしておきます!

とはいえシュヴァルツェスマーケンのほうはプレビュー版ということで、
1時間程度のさわりの部分を見せてもらえるだけなので、
メインは帝都燃ゆのレビューでそちらはおまけ程度のレビューになりますがwwwww
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【キャラ】

主人公は篁唯依ちゃん!
礼儀正しく実直で生真面目、他人にも己にも厳しいという堅物を絵に書いたようなキャラですが、
気弱な面もあり、決して他人にはその姿を見せないようにしているというなんとも大人な13歳!

ちなみに彼女は続編である『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス』のヒロインで、
その訓練生時代〜BETAとの戦闘までを描いたエピソードという事のようです^p^
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今作は1997年の話ということで、まだ日本はBETAとの戦争の前線ではなく、
武家に生まれた者の責務として、
日本帝国の帝都である京都の帝国斯衛軍衛士養成学校へ通っているものの、
「BETAとの戦争は認知されているが多くの国民にとって現実感がない」ので、
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本編のように皆が生きる事に必死ではなく、特に戦争に直接関わらない女子はほとんどが、
「徴兵されたから戦術機のトレーニングをしている」という認識で真剣に兵役を受けておらず、
しかも武家であることで受けている特権のせいで一般の人からはずるいと糾弾され、
周りからも「お嬢様兵隊学校」などといわれてしまううえ、
「訓練の過酷さに耐え切れなければ逃げ出せる」という環境のため、
彼女のまじめさが非常に浮いていてとても応援したくなりますwwwww
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そんな唯依と同じグループに配属された、
能登和泉、石見安芸、甲斐志摩子の3人も同様で、
やはり戦争しているという状況に現実感が薄く、
真剣に訓練し日本を守ろうと必死な唯依に少々茶化し半分で対応したりしますが、
実際にBETAが日本へ進撃をはじめ、九州を壊滅させたあたりでようやく現実を認識し、
だんだん唯依に感化され軍人として成長していきますwwwww
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そんな中唯一唯依と同じように真剣に国を守ろうとしている山城上総の存在感が大きく、
彼女との友情(多少百合展開っぽいけどw)が話のメインになっていますwwwww
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【システム】

全編アニメムービー状態でボイスはフルボイス!セーブはいつでも可能です^p^
テキスト表示とボイスで読みが違っていたり、
字幕なしで音声のみ入っていたりガヤがワイワイしていたりするのでイヤホンがお勧めです^p^
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本編同様巻き戻しやバックログジャンプ等はなく絶妙に使いにくいシステムのままですが、
完全に1本道で選択肢はどれを選んでも問題ないこともあり、そこまで不便は感じませんw
ただ少々環境設定画面が見づらいですがwwwwwなぜこんな配置&配色・・・?wwwww
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【グラフィック】

見事に全編アニメ状態です!
完全フルボイスでヌルヌル動くしどれが立ち絵でどれがCGかわからないほど・・・
と言うか立ち絵なんかなく全て一枚絵なのではないかと言うレベルで絵が用意され、
常時ヌルヌル動き非常に美しいですwww
絵のタッチもマブラヴ無印とは全く違い現代的になっています(笑)

ということでグラフィック面はおそらく現在出ているADVの中で最高といっても大げさではなく、
非常に美麗かつ良く動き良い塩梅にアニメ状態なので非常に没入感があります^p^
ギャグシーンもわざわざ絵のタッチを変えてきたりやたらと全力ですwwwww
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ちなみに絵柄のせいで時系列的には「オルタより前」の話なのに、
悠陽がオルタと比べ数十倍大人っぽかったり鎧衣父がより老けて見えたりしますwwwww
絵が全然違ってワロタ・・・無印とオルタもリメイクのときにいっそ書き直せばよかったのにwww
(参考:左がオルタの悠陽、右が帝都燃ゆの悠陽)
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【BGM】

BGMも全体的に良くできていてグラフィックと上手くマッチしているのでこちらも良いです^p^






【エンディング】

EDは1種類!
もしかしたら本編以上に鬱度が高いかもしれませんwwwww


日々鬼教官による厳しい訓練が行われ、
訓練生の中にはその苛酷さに耐えられず去っていく人もいたりするものの、
なんとなくノリがユルく「ちょっと背景が暗いだけの学園物」な前半から打って変わって、
後半からはずっと鬱展開満載の重く暗い話になりますwwwww
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BETAが日本に向けて進撃をはじめ九州・四国・中国を壊滅させ京都へ向かって来てしまい、
その九州戦で婚約者を失った和泉が戦う理由を見つけたことで、
今までなんとなく現実感がなく訓練にもマジメではなかったメンバーもようやく、
「この戦争は本当に目の前で起きている事実なんだ」と認識し、
1998年7月に唯依達も訓練の途中で実戦に赴くことになるのですが、
もうここからはずっとクライマックスですwwwww
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戦死してしまった双子の弟の敵を取るため戦う決意を決めた安芸、
唯依への愛(おそらく恋愛感情)から戦う決意を決める志摩子、
そして武家だという事を誇りに国と民に尽くそうとする唯依は、
山城と同じ部隊として配属されBETAとの戦闘の後方支援に借り出され初戦闘となりますが、
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今まで訓練はしていたとはいえ実戦など一度もしたことがなく、
戦闘に恐怖感を感じてしまう面々を戦わせるためガンガン薬物投与と後催眠暗示をかけまくり、
その薬物のせいで精神崩壊して廃人になってしまう描写などがホイホイ出てきますwwwww
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速成訓練で繰り上げ任官した初陣の衛士がああも戦える理由は、
全て薬物投与と後催眠暗示のおかげで、
そもそも学校自体が戦時薬物の実験場として使われていることなどが明かされ、
だんだん斯衛の「異様さ」が見えてきますwwwww
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たしかにまだ日本国民皆が平和ボケしている中、
いつでも戦えるように準備していた斯衛は先見の明があったのだろうけど、
その準備が「薬物投与」と「後催眠暗示」というのは非常にやばいですwwwww

そして実験体となって狂ってしまったり死んでいく同期達wwwww
この時代の人たちの犠牲があったから、
オルタ時代ではまだ安全(?)にこの2つが機能していたんだろうけど酷い結果ですwwwww
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ヤバくなればとりあえず薬物、精神安定のためとりあえず催眠www異常な世界ですwwwww
決死の戦いをしている中で起きる薬物投与のバットトリップからの味方のドロドロの心情吐露w
恋人を殺したBETAへの恨みから執拗に死体蹴りし、
目の前で死んでいる仲間がいても感情を制御できず暴言の嵐の和泉に心が折れる・・・
かと思いきや綺麗に催眠暗示が効いていた唯依は傷つきもせず他人事と、
まさに薬物適正実験場ですwwwww体に合わなかったヤツから死んでいくのさ・・・
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さらにそんな薬物を使ってもなお圧倒的な戦力と武力を誇るBETAに対抗できず、
必死の戦闘も虚しく防衛ラインはやすやすと突破され、衛士達は次々と死んでいきますwww
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志摩子は光線級BETAの攻撃に遭い混乱したまま機体ごと爆死、
安芸は突撃級BETAに轢かれ催眠暗示のせいで気が大きくなり脱出勧告に従わず絶命、
引率してくれていた如月中尉も緊急脱出装置が壊れそのまま自爆・・・

オルタネイティヴの伊隅ヴァルキュリーズの悪夢のような状況が再び・・・wwwww
なんだよマブラヴシリーズは隊に配属された時点で皆死ぬのが決まってるのかよー!www
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その後残った3人はBETAの強襲で離れ離れになってしまい、
ようやく見つけた和泉は要塞級BETAの攻撃が直撃し墜落し戦術機から脱出を図るも、
恋人のペンダントを無くし錯乱してしまい戦車級BETAによって殺され喰いちぎられた後、
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上総も全身を骨折し身動きが取れなくなったまま戦車級BETAに取り囲まれており、
助けに来た唯依に対して「私を殺して」と介錯を請うが、
唯依が仲間を殺すことにためらっているうちに目の前で機体が爆発して吹き飛んでしまい・・・
あああ、上総の首が!首が転がってるゥゥゥゥ!
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結局逃げ損ねてしまい絶体絶命の状況で死に身をゆだねる唯依ですが、
見たことのない機体に助けられ何とか一命を取り留めます^p^
助けたのは唯依の敬愛するおねえちゃん、崇宰大尉というアツい展開ですwwwww
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結局帝都である京都は陥落、唯依はだだ一人生存した訓練生となったものの、
彼女は自分だけが生き残ったことの意味に悩み、
仲間達の犠牲を無駄にしないために前を見て生きていく事を誓うのだった―――
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とまあお話はここまで、「続きはトータル・イクリプスで!」なのですが、
首がゴロンするシーンがとくに規制なく普通に出てくることに驚きましたwwwww

オルタネイティヴにあったシーンのオマージュのようなシーンが多かったのも印象的でしたwww
上総に「殺して」と言われるシーンは武が冥夜に「撃ってくれ」と言われるシーンに、
目の前で上総の首が転がるのはまりもちゃんパックンシーンにそれぞれそっくりですwwwww

このセルフパロ感とても好きですwwwww
そう思うと最後まで仲間を撃てなかった唯依より、
散々わめいても撃てた武のほうが少し軍人として強かったのかな・・・wwwww
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【クリア後】

クリアするとチャプターモード、アルバムモードが開放されます^p^
改めて見返すとそう長くないプレイ時間なのにこんなにもCGが入っていることに驚けますw
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【シュヴァルツェスマーケン】

こちらは原作がライトノベルで後ほどゲーム化されたものということですが、
最後まで見せてもらえた「帝都燃ゆ」と違いなぜかこちらは体験版ですwwwww

体験版なので評価しようがないですが、
あえて見せてもらえる部分だけで評価するのであれば★3と言うところでしょうかwwwww
かなり先は気になるものの本当に何もわからないまま終わるのでなんともいえない・・・
というのが正直なところwwwwwもう少し欲しかったなあwwwww


こちらは日本以上に危機的な状況の1983年の東ドイツの話です^p^
「黒の宣告(シュヴァルツェスマーケン)」に所属しているテオドールが主人公で、
「東ドイツ最強」の国家人民軍第666戦術機中隊の話なのですが、
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最強と呼ばれてはいるものの隊に属している人たちの心はバラバラ、
主人公自身も一切同じ中隊のメンバーを信用していないという状態でBETAと戦っていて、
読める範囲ではいまいち各キャラの関係性はわかりませんが皆壊滅的な仲の悪さですwww
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そんな彼らが任務の途中で一人でBETAと戦っていた西ドイツ衛士の少女を救出し、
敵国だからと殺そうとするテオドールにアイリスディーナは、
「彼女を東ドイツに亡命させ、中隊に引き入れよう」という信じられない提案をする・・・
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というところで終わりですwwwww
キャラの背景や思想なんかもわからないままひたすら仲が悪くギスギスした状態を見せられ、
おもしろいとかおもしろくないとか以前に「空気が悪りィ・・・」と思うだけでしたwwwww
これゲーム版はどうなのかな?このプレビュー版遊んだだけだと一切心惹かれないのだけどw
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しかしこのほんの短いプレイ時間の中にきっちり「死」が入っているのには脱帽wwwww
ほんとポンポン人が死ぬなあwwwww仲間を殺さないと満足できないのだろうかwwwww
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【総評】

ということで帝都燃ゆ&シュヴァルツェスマーケンでした!

いやあ本当にいい作品でした!
確かに短めですがこれは間違いなく1本のゲームとして売っても良い出来であり、
ダブルパック特典のDLCとしてだけしか出ていないのが非常にもったいない作品でしたwww

システムもグラフィックも非常に凝っており、
手抜きは一切感じられないほどガチな出来だし、
シナリオとしても直接繋がっているわけではないものの外伝というには重要な話だし、
この良作がWパックを買ったほんの一部の人しか出来ないのは非常にもったいないです!!


「ダブルパックを買った特典として無料で出来る」というだけで特典としては十分すぎるので、
今の「ダブルパック購入者以外は存在すら知れない」なんて状況にせず、
有料DLCにしてもいいからWパック購入組以外にも遊べるように配信すべきだと思います!
今回の移植をきっかけにマブラヴに初めて触れた人には絶対にやってもらいたいレベルですw



無印マブラヴで感じた日本語が通じてない変なテキストなど一切なく、
オルタで感じた「8割くらい座学の授業じゃない?」という常時説明状態にもなっておらず、
シナリオも展開もグラフィックも超かっこよく、

むしろ「帝都燃ゆ」をプレイするだけで、
若干わかりづらいマブラヴの世界がすんなり理解出来るような、
新規の導入作品としても上手く出来ていて、本当に丁寧な作りになっていますwwwww


しかも「帝都燃ゆ」をプレイすることでオルタをやりたくなり、
さらにこの「帝都燃ゆ」の直接的な続編である「トータル・イクリプス」もやりたくなるという、
販促ソフトとしての出来も抜群なのになぜこれが超限定的特典扱いなんだ!!wwwww

非常にもったいないと思いますwwwww


このDLCの存在の事も含め、今でも手に入るのであれば、
今からプレイする人はこのシナリオのためだけにでもダブルパックを買って欲しいほどですwww



と言うわけで非常にオススメなので、
手に入れられる人はぜひとも本編と合わせてこちらもプレイしてください!


私はあまりに今作が気に入ってしまい、帝都燃ゆの漫画版も買ってしまいましたwwwww
ゲーム版の出来も最高でしたが、
漫画がゲームより先と言うだけあって漫画版も非常に良かったので、
こちらも合わせてぜひどうぞwwwwwこちらも非常にオススメですwwwww





そしてこの前本シリーズおすすめプレイ順を聞いたので忘れないようにメモwwwww

1:マブラヴ(Extra/Unlimited)
2:マブラヴ オルタネイティヴ
3:マブラヴ オルタネイティヴ クロニクルズ(Unlimited the Day After)
4:マブラヴ photonflowers(Extraスピンオフ)
5:マブラヴ photonmelodies(オルタネイティヴのその後)
6:シュヴァルツェスマーケン(オルタネイティヴ世界の1980年代前半の東ドイツの話)
7:トータル・イクリプス(オルタネイティヴ世界の2001年あたりの話)
8:アカネマニアックス(Extra直前の話)
9:アユマユ オルタネイティヴ(オルタネイティヴ外伝)
10 :ハルコマニアックス(オルタネイティヴFD)


この順がオススメらしいのでこの順にやっていきたいのですが、
全てが移植されているわけではないので出来る範囲でやっていこうと思いますwwwww
とりあえず今1と2を消化出来たけど3は移植されてないっぽい・・・?
移植のときに名前変わっちゃってるのもあるし難しいよー!wwwww
これがこの移植だよってわかってる詳しい人、どれが何の移植か是非教えてくださいwww

3はないっぽいし次はPS3に移植されてる4、5に行けば・・・いいのかな・・・?wwwww
 

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