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2018年02月14日00:32

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若いうちにしておく勉強って、実は後々面白いんだよ、と言うお話

えーと。触発されたのは、深爪さんの「多くの凡人にとっての幸せの近道は「学校の勉強をしまくること」」というTweet。
https://twitter.com/fukazume_taro/status/962999119160602624

で、この意見には100%賛成なんだけど、このメッセージを送られたであろう年代と同じ年頃の頃の自分は多分こう言われてもなんか納得しなかっただろな、と言うのも思って、じゃあ、その頃の自分に、今の自分がどう言ったら、少なくとも今の自分は相手を納得させられるだろうかと思って、Twitterで連続してつぶやいたのが以下の文章。Twitterだとついついつぶやきの最後の句点を省いたりするので、それくらいは補完しましたが、後はそのまんまコピペ。で、なのになんでソレが、お笑いについてやポピュラー音楽の体型と理論に触れているのか。それは、あたしにもわからない(,,゚Д゚)
でもまぁ、現代のお笑いについてあたしがどう捉えているかの簡単なまとめにもなってたりする(もちろん、体系的に研究したりしたわけでないので、これが正しいなんて、かけらくらいにしか思っていませんが(,,゚Д゚))ので、ご笑覧下さいませ(笑)

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深爪さんとは別ルートに「勉強しといた方がいいよ」という話をちょっとだけ。長くなるかも知れないけど、Twitter起点で思考が及んだので、まずはTwitterで。お話はお笑いの話になります、多分(,,゚Д゚)
古典落語を聞くときが一番顕著なんだけど、普通の若手のお笑いライブとかでも、意外と脳みそ空っぽにして目の前の刺激だけで笑うというのは、実は21世紀のお笑いでは案外少ない。逆に映画とかの方が多いくらいじゃないかなぁ(,,゚Д゚)
で、古典でも新作でも改作でも、今の日本人に(あえてこう書く)受けるお笑いというのは、1つのコンテンツに対して複数のコンテキストで多重な意味合いを重ね合わせたモノが多い。一番簡単に説明できるのは、多分ダジャレや替え歌。同じ音や類似の音の響きに多重的に意味合いを重ねて、その記号が表すシニフィエががらりと変わってしまうという面白味。これを味わうのもそうだけど作り出すのも言語的にはかなり高度な笑いで、本来は日本語話者じゃないデイブ・スペクターが繰り出すダジャレというのは、かなり高度なことをやってるわけです、実は。
あるいは、古典の落語でやっているエピソードが、今現在に起こっている事件の皮肉になっていたり(偶然ではなく、演者は意図的にそれをやっている)とか、架空のネタのはずなのが演者の家族の実話になっていったり(,,゚Д゚) そうやってネタを多重化していくことで深い笑いができあがっていく。
で、この「ネタの多重化」を全くの創作だけでやろうとすると、仕込みの手間だとかでものすごく難しくなるわけです。例えると、小説とかで架空の舞台を2つ、共通点を生じるように1から作るわけで(,,゚Д゚)(で、これをやっているのが小野不由美の十二国記なんですよね。あちらの世界と現代日本)
余談だけど、「君の名は。」が難しくて何度も見たという話がありましたよね。あれも東京と飛騨、街が消えた世界と残った世界、と言う多重な世界を見る側が理解しないといけない。最初から心得があればさほどは難しくないけど、ラブストーリー見る気分でアレは油断して難しいかもしれない。
ではその負担を減らそうとするとどうすればいいか。既存のモノを流用するのが一番楽。漫才・コントでも現代を舞台にするのは、観客が前提知識を一番持っているから。その前提がちょっとずれると難度が上がる。もしかしたら、エンタツ・アチャコの「早慶戦」なんて今聴くと難しいかも知れない。
落語とかでも笑いが難しいんじゃなくて、前提知識がないとその多重化の一面が理解できない。枕で説明をする(なので今時の落語家の噺は本当の雑談の枕→噺の内容の説明の枕→本編、と長くなる傾向がある)けど、限界はある。「四段目」演じるのに忠臣蔵全部説明してらんないですよね(,,゚Д゚)
コントでもセットのない場合、「見立て」で演じることになるし、つまりその「見立て」を観客が理解できる必要がある。例えば。おそらくコンビニ自体はかなり説明とかなしに理解できるだろうけど、「イートインコーナー」や「ちょい呑み」は説明なしは割と難しいんじゃないかな(,,゚Д゚)
んでもって、「そんなもん、Webとかで見れば一発だろ」と思うでしょ? でもね、Webの検索とかって、「知らないことを調べる」特性には向いているけど、「みんなに共通知識・認識をさせる」ことには、案外向いていないのよ(,,゚Д゚) 「多様性」の維持には向いてるけど「共通化」には向いてない。
で、その「共通知識・認識」を得るのに、一番手っ取り早いのが、「教科書で勉強する」と言うことだったりする。一番試行錯誤が少なくて、無駄手間が少ないから。もちろん皆無じゃないし、正解ばかりとは限らない。でも、それはどのみち通っても同じだし、他の道はもっと効率悪い(,,゚Д゚)
もちろん、好きなモノ嫌いなモノとかもあるだろうし、方法の合うあわないもある。だから100%ではないよ。でも効率はいい。
それと、知識や理論って、蓄積して体系になってきてようやく力を発揮することがある。えーと、これを説明するのには、ポピュラー音楽がいいかな(,,゚Д゚)
単発で好きな曲とかがあるとしよう。でも聴いているうちに「あれ、これってなんか似てない?」とか気がつく瞬間がある。最初は「なんだ、パクってやんの」とか悪く思うかもしれないけど、演者とか作曲者とかの好みをたどっていくと、たった1つのフレーズが体系をなす瞬間がある(,,゚Д゚)
で、ポピュラー音楽なんかの場合、経験則的にというのが圧倒的に多いんだけど、ここで多少なりとも「音楽理論」を勉強すると、「なぜこうなるのか」というのが理論的に理解できる(マキタスポーツの最大の強みはここにあったりする。あ、まだオトネタ感想書いてねーや(,,゚Д゚))
うん。別に周りがマジメだというわけでなく、ただ、あたしの周りの似たような年代の人たちはだいたい言ってるのよ。「もっと勉強すればよかった。もういっぺん大学(なり学校なり)に行きたい」って。
本当に勉強で得られる知識がただの役に立たない知識だったら。いや、別に役に立たなくても、ここまで説明してきたように「コンテンツを楽しむための知識」じゃなかったら。こんなこと言うわけないじゃんwwww
勉強、しといた方がいいと思うよ。後々面白いからwww

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