10/14(日) に続いて、文蔵師匠がトリでネタ出ししている「文藝秋蔵」へ。今夜は「文七元結」です。前回同様、途中入場につき (以下略)
漫才 (ホームラン)
猫の皿 (春風亭柳朝)
赤垣源蔵 徳利の別れ (宝井琴調)
- 仲入り -
紙切り (林家二楽)
弟子の強飯 (春風亭百栄)
粋曲 (柳家小菊)
文七元結 (橘家文蔵)
聴くのが久し振りなので、じつはかなり期待していた「文七元結」ですが、さらに予想の上をいく進化を遂げていて驚きました。
登場人物の性格付けに合わせて、台詞や言い回し、声の様子、表情、間に至るまで、細部をいろいろと見直されたんでしょうかね。重要な台詞といわず、何気ない一言も含め、それこそ全編にちょっとずつ手を加えたように見えるんですが、そのお陰であふれるほど臨場感に満ちていました。
中でも、「てめえのガキに礼なんて」と言ったものの、一呼吸置いてポツリ「ありがとう」と、困った顔で照れながら、でも真剣に温かく呟くところとか、最高です。公演時間は、55分ほどでしたか。至福のひとときでした。
追記:
終演時、私を見かけて黒門町の若旦那さんにお声をおかけ頂き、すごく驚いてしまった私。「楽日ならなんとか行けるかも?」とおっしゃってたので、まさか今日いらしてるとは思わなかったのもあるんですが、まだ余韻が残ってたからってのが実は大きかったりして。その節は失礼しました。(苦笑)
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